おぴぃ
DOODLEアナデン西方組で記念写真的なラフ絵。ペン入れや色塗りしたいけどしなさそうなので供養🙏
チルリルジャーンプ!なのだわ!!アナデンの女の子の中では一番チルリルが好きです♡なのだわカワイイ!
柊りん
MAIKINGアナデン/ソフィア→←ジェイド未定3(ほんとうに、素敵な場所……)
さあっと風が吹き抜けた。夜更け前の空気はほのかにひんやりと肌を撫ぜる。ジェイドの長い前髪から普段は隠れている右目が覗いて、引き寄せられるように、ほとんど無意識でソフィアはまなざしを向けていた。なんだ、と言いたそうな彼の流し目に、はっとしてなんでもないと首を振る。
緊張を紛らわせたくて、静かに深呼吸した。鼻から吸って、口からゆっくり吐き出す。スカートをつまんでいた手を下ろすと、拳ひとつ分の距離にふたりの手が並ぶ。指を伸ばせば触れてしまえる距離だった。大きな手。触ってみたい。やましい偶然を何度期待したことか。眼下の雲に落ちる脚の影が、そわそわと落ち着かない動きまで写し込んでいるのが少し恥ずかしい。気づかれていないかとこっそりジェイドを盗み見たが、彼の顔も体もまっすぐに夕日のほうを向いていて、ソフィアの足の影なんて見えてもいないようだった。
725さあっと風が吹き抜けた。夜更け前の空気はほのかにひんやりと肌を撫ぜる。ジェイドの長い前髪から普段は隠れている右目が覗いて、引き寄せられるように、ほとんど無意識でソフィアはまなざしを向けていた。なんだ、と言いたそうな彼の流し目に、はっとしてなんでもないと首を振る。
緊張を紛らわせたくて、静かに深呼吸した。鼻から吸って、口からゆっくり吐き出す。スカートをつまんでいた手を下ろすと、拳ひとつ分の距離にふたりの手が並ぶ。指を伸ばせば触れてしまえる距離だった。大きな手。触ってみたい。やましい偶然を何度期待したことか。眼下の雲に落ちる脚の影が、そわそわと落ち着かない動きまで写し込んでいるのが少し恥ずかしい。気づかれていないかとこっそりジェイドを盗み見たが、彼の顔も体もまっすぐに夕日のほうを向いていて、ソフィアの足の影なんて見えてもいないようだった。
柊りん
MAIKINGソフィア→←ジェイド前の続き
小説投稿はカケネーの方も気になってるんだけど、かきかけをここにポイするなら用途が被っちゃうなと思って様子見…
(未定2) エルジオンのゲートを出ると、ジェイドはバスカーゴを指さして乗ると言う。どうやら行先はエアポートらしかった。最近は合成人間も都市付近にはあまり出ないそうだが、日没前の時間に出ていく人もいないようで、カーゴに乗客はいなかった。そもそもあんな殺風景な場所、一般市民が好んで行くところでもない。
そんなところにどうしてわざわざ?
ソフィアの胸に浮かんだ、ほんの少し残念な気持ちとささやかな疑問は、カーゴを降りてすぐに解消されることとなる。
「……すごい。綺麗……」
山際に沈みかけた黄金色の西日が、辺り一面を茜色に染め上げていた。視界に飛び込んできたその景色に、自然とソフィアは感嘆の声を上げていた。連れてきた本人はというと、すたすたとプレートの端まで行き、立ち止まったかと思えば、着いたとも言わずに腰を落ち着けようとする。追いかけて隣に座った。昼間だったら、ここに座るの? の一言でもあっただろうが、今はその程度どうでもいい。
706そんなところにどうしてわざわざ?
ソフィアの胸に浮かんだ、ほんの少し残念な気持ちとささやかな疑問は、カーゴを降りてすぐに解消されることとなる。
「……すごい。綺麗……」
山際に沈みかけた黄金色の西日が、辺り一面を茜色に染め上げていた。視界に飛び込んできたその景色に、自然とソフィアは感嘆の声を上げていた。連れてきた本人はというと、すたすたとプレートの端まで行き、立ち止まったかと思えば、着いたとも言わずに腰を落ち着けようとする。追いかけて隣に座った。昼間だったら、ここに座るの? の一言でもあっただろうが、今はその程度どうでもいい。
柊りん
MAIKINGアナデン/ソフィア→(←)ジェイド小説投稿できるようになったのね
おためし投稿。
(未定) 縁側の老夫婦。そんな情景に憧れがあった。実物をこのエルジオンで見ることはないけれど、ソフィアの目には道行く夫婦がみな仲睦まじく映る。目の前にあるその情景を花の墨で記そうとしたこともあったけれど、なぜかさらさらと散ってしまった。
「ごちそうさま。……美味しかった」
「そうか」
休憩がてら寄ったつもりのカフェで、思いのほか長居してしまった。手元の器を見る。ミックスジュース、カフェラテ、レモンティー。ついでにレアチーズケーキ。初めから全部を注文したのではない。ソフィアが頼んだドリンクを空にするたび、ジェイドがなにかいらないのかと店員のように言うせいだ。そのくせ自分は最初にコーヒーを頼んだきりで、しまいには知らないうちに会計が終わっているという状態。憎たらしい。
924「ごちそうさま。……美味しかった」
「そうか」
休憩がてら寄ったつもりのカフェで、思いのほか長居してしまった。手元の器を見る。ミックスジュース、カフェラテ、レモンティー。ついでにレアチーズケーキ。初めから全部を注文したのではない。ソフィアが頼んだドリンクを空にするたび、ジェイドがなにかいらないのかと店員のように言うせいだ。そのくせ自分は最初にコーヒーを頼んだきりで、しまいには知らないうちに会計が終わっているという状態。憎たらしい。