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    #ルシサン

    lucisan

    akdew_rs

    MAIKING愛しているものがあったら、自由にしてあげなさい。
    もし帰ってくればあなたのもの。
    帰ってこなければ、はじめからあなたのものではなかったのだ。

    ルシフェルは自由にさせようとして実は出来ず、サンダルフォンは自由に出来るけど帰ってこないと思い込んでいる。そんな恋愛話を書きたかったのですが長くなったので、とりあえず《前編》
    空の世界は、島ごとに独自の文化を持つ。
     それは進化を見守っていたルシフェルも勿論知っている。そして、彼の心を惹くもののひとつであった。サンダルフォンをはじめ、多くの人々の尽力によって復活を果たした当初、その好奇心は役割の為にプログラムされたものかと思っていたものだが。どうやらそれは、ルシフェル自身が持つ気質の一つであると今は理解していた。

     知らないもの、新しいものを知りたい、体験したいという欲。

     特異点に誘われれば二つ返事でついていき。独特な文化や経験をしていたと聞いた団員にはルシフェル自ら話を聞きに行く。
     サンダルフォンに対しての情とは異なるけれども、自発的に行動をとるほどにはその感情は大きい。まるで幼子のようですよ、と。いつだったかサンダルフォンが楽しげに笑ったものだが、正直相違ないだろうとルシフェル自身、思っている。
     再顕現を果たしてからというもの、何もかもが目映く、新鮮だった。

     特にサンダルフォンとふたりで何かをするという経験は、珈琲を一緒に楽しむことに匹敵するぐらいに、心が躍る。

     だからこそ、今回補給の為に降り立った島で戯曲が特に栄えているのだと団員のひ 4647

    akdew_rs

    MOURNINGワンドロにするには時間がかかりすぎた、お題:宝箱のルシサン。
    ツイートの誤字脱字程度しか直していません、ほぼ同じなので走り書きメモぐらいの感覚でどうぞ。

    パンドラの底には希望が残されていました
    それをサンダルフォンが見たのは、まだ稼働してからさほど経っていない時だった。
    「空の民が高硬度の石の加工技術を会得した結果、最近ではこの様な工芸品が流行っているようだ」
     珈琲と共にガーデンテーブルに載せられたのは、ルシフェルの両手でも少し余る大きめの箱。陽光を受けてキラキラと輝く箱に、サンダルフォンは不思議そうに首を傾げる。
    「これは道具、なのですよね?」
     思わずそう尋ねてしまうほどに、その箱は使われるための物にはみえなかった。
    底面以外の全てに大小の貴石が豪華に埋め込まれ、守るより存在そのものを主張するような在り方は、同じく道具として生まれたサンダルフォンにはどうにも奇異に感じてしまう。

     物とは使われるために在るもの。

     プリインストールされているプログラム故に、その箱の存在の仕方がうまく理解できない。珈琲を啜りながらうんうんと唸るサンダルフォンに、ルシフェルは小さく笑声をもらした。
    「この外見自体に意味があるのだ、サンダルフォン。この様に装飾を施されたものを空の民は宝箱と称し、特に大切なものをいれる」
    「大切なものを」
    「うん。ちなみにこれは、側面の花弁のひとつが鍵穴にな 7857

    じろんぬ

    MOURNINGどんな文章か忘れた結果、途中から何故かバトルが始まり方向性が迷子になったのでバッサリ切って供養ルシフェルはカナンの神殿で【その時】を待っていた。繭の前を右往左往し、時折立ち止まっては表面をナデナデし、明らかに落ち着きがなかった。何故なら、彼のおそらく二千年越しの悲願が叶うかもしれなかったのだ。

     思い返せばだいたい二千年ほど前、新たな天司の製造をルシファーに任された時のことである。その日もルシフェルは繭の前でソワソワとその時を待っていた。
    「入るぞルシフェル」
     ノックもなく扉を開け放ったルシファーは、返事を待つこともなくツカツカとこちらへやって来ようとする。
    「待ってくれ友よ……!」
    「待たん。俺の計算ではもう間もなく……む?」
     やがて羽が解けるように開き、中から蝶が羽化するように彼が生まれた。流石は友、計算通りだ……とルシフェルが感心していたその時である。
    「……パパ?」
     目覚めたサンダルフォンの第一声はそれであった。そしてそれは、心待ちにしていたルシフェルにではなく、目の前に立っていたルシファーへと向けられていた。
    「何だこれは」
     不愉快を顔に貼り付け、ルシファーは裾を握って離さないサンダルフォンを見下ろす。恐れていた事態が起こっている。
    「鳥の雛は最初に見た相手 1113

    sainokawarasoba

    MEMO犬神ル様×人間のフォンの設定【ルシフェル】(器:犬神)
    元は天使だったが、交戦の最中天界から落ちて、記憶をなくしてしまった。その強い魔力や腕力から、元いた地域で化け物として迫害を受け、逃げ込んだ先が平安時代後期のこの国であった。逃げ込んだ先でも陰陽師に追われて最終的に犬神の器に封じ込められる。あまりに力が強すぎるので、祠くらいでは抑え切ることができずに立派な神社を設けてそこに祀られるようになった。彼の怒りを収めるためにと、代々宮司の血縁を捧げられていたが、人を食べる気にはならず。突っ返し続けていたら力を失って、うっかり子犬にまで堕ちてしまった。途方にくれて歩いていたところ、今まで見てきた誰よりも魅力的なサンダルフォンと出会い、拾ってもらう。「贄」として食うこともできるが、サンダルフォンを番としたいので、末永く側にいてもらうために、必要な時に必要な霊力の供給(キス等)をして、一瞬取り戻した力で彼に降りかかる妖魔を悉く打ち払う。


    【サンダルフォン】
    代々続く犬神を祀る神社の宮司一族、その最後のひとり。父親が跡取りとなるはずだったらしいが、母親と海外に駆け落ちして、挙句の果てに事故死してしまった。母親も病死して天涯 1066