猫の日｢いい加減にしろよ！！！！恋人のことをほっぽいて他に愛を振りまくような男をいつまでも愛せるわけないだろ！！｣
携帯も財布も持たず、コートすら置いてミスタは家を飛び出した。

◇

そもそも2人はセフレから恋人になったため、互いに性に奔放なのは承知の上だった。それでもうっかりヴォックスに惚れてしまって、セフレ止まりじゃなく恋人になりたいと願ったのはミスタだ。
(オレはヴォックスと違ってなんの才能も無いし可愛げもないから、どうしたってヴォックスの愛を独り占めすることなんて出来ないのに…。一時とはいえ愛してもらえて恋人と名乗ることも許されるなんて、身に余る幸せのはずなんだ。
でも…アイツがオレを甘やかすから、勘違いしてしまった。オレが愛される価値のある人間だって。こんなめんどくさい奴、もう嫌われちゃっただろうな。どうして聞き分けの良い恋人で居られなかったんだろう。)

記億的他「我愛......你......Mysta。」

一個身影擋在刺眼的亮光，Mysta只聽到一個巨大的撞擊聲，隨著鮮血濺滿衣服，他眼前一黑倒在馬路上，隨後一個一個熟悉的片段在腦中播放，但記憶裡始終有一個人讓他感到陌生。

*

「Mysta！」

那人聽到玻璃碎掉的聲音都衝了出來，緊張的神色在臉上隨處可見，尤其在看到Mysta身邊的玻璃碎片，臉上多了驚嚇與緊張混雜，他很害怕Mysta不小心把自己給弄傷了。

「沒事的，我在這裡。」

那人穿著拖鞋來到Mysta的身邊，拉起Mysta的一隻手，蹲低身子看著被玻璃杯嚇到的Mysta，露出一個微笑，隨後把手掌放在頭頂上輕撫平復他的情緒，出聲輕聲細語的安慰。

很熟悉，但Mysta不記起那人是誰，只記得他有一雙紫色的瞳孔，看久了會被吸引過去。