donburako_6ro☆quiet followDONEこへ長。季節外れですみません。 #忍玉-腐 tolerantJade-Rot #こへちょ small,ShallowDish #こへ長 去る先達を待つ満開の桜の中に、男が二人うずくまっている。太い枝を選んで座り、木の下を通る道をじっと睨んでいる。誰かが通るのを待っているらしい。 一方は片膝を立て、もう一方はぶらぶらと両足を垂らして、並んで座っている。 時折、一人の男の目が涙でうるみそうになると、片割れが頬にちゅうと吸い付く。真新しい緑の衣が桜の中で戯れる様は、羽繕いする二羽のめじろを思わせる。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow donburako_6roDONEこへ長で~~~っっっす!長雨の頃つつじの盛りも終わり、日ごと暑さが増してくる。そして毎年のごとく長雨が始まった。 長次は雨が好きではなかった。洗濯物がよく乾かないし、よほど気を付けないと屋外で本を持ち運べない。よってこのころの休日は大抵、じめじめとした気分のままに、既に何度も読み返した本の頁をぼんやり繰っている。 小平太も雨が好きではなかった。天気が悪くとも小平太は元気いっぱいなのだが、お日さまの光を浴びた方がもっと元気が出る気がするのだ。よってこのころの休日は大抵、早く夏になればいいのになあと思いつつ、自室で武器の手入れをしている。 ただ雨音だけが耳を和ませ、背には同室の重みがかかる。二人とも雨は好きではないけれど、こんな昼下がりがずっと続けばいいのにと思う。 321 donburako_6roDONEこへ長と言い張る捨て猫①「今日のサークルの後、小平太の家行っていいか?」 同期に言われて私は躊躇った。 「ん~、今はな……」 「なんだ、彼女でも泊まってるのか?」 「いや、猫がいる」 「は?え?ちょっと前に行ったときはいなかっただろ」 「最近拾った」 「へえ……別に動物好きじゃないだろ」 「まあ。懐かれてもないし」 「想像つくわ」 「なんかさ、私が部屋にいるときはケージから全然出てこないんだよ。餌も、私が出かけてるか寝てる間しか食べないし」 「お前の声がデカいから怖がってるんだって」 「いや、家で一人で喋ったりしないぞ」 「それは意外」 失礼なことを言う同期を小突く。 そう、別に怖がられている感じはしないのだ。なのに全く私には近寄ってこようとしない。 1391 donburako_6roDONEこへ長で~~~す!我啓蒙す「うおっ、何だ!?」 日課の早朝鍛練で私の前を走っていた長次が、前触れもなくぴたりと止まったものだから、私も慌てて立ち止まった。抗議の意もこめて長次の背中にどん、とぶつかる。 長次は黙ったまま前を見ている。 視線を追うと、大きな蜘蛛の巣が行く手を塞いでいた。昨日ここを走ったときにはなかったものだ。 長次は私ほど汚れることに無頓着ではないから、あれが髪に絡まることが嫌だったのだろうか。いやいや、それなら手で払えばいいではないか、と思いながら長次の顔を見る。 なるほど、と思った。 汚れるのが嫌とか、でも払うのは面倒とか、そういう地に足のついたことを考えている顔ではない。長次の心が、自分の体のありかを忘れているときの顔だ。 562 donburako_6roDONEこへ長です。夢の話おしまい。ある日の夢⑤私は逃げていた。 私を追ってくるのは、名前のわからない巨大な化け物だった。 振り向いたらその恐ろしい姿が見えてしまうのが怖くて、私はひたすらに前を向いて走った。いくら走っても化け物は追ってくる。やがて肩に、ぽん、と化け物の手が置かれる。振り向きたくないのに、顔が勝手に後ろを向く。 化け物は小平太の姿をしていた。 「……っ!」 目を覚ますと森の中だった。どうやら忍務中に仮眠していたらしい。 「よく眠っていたな」 低い声で小平太が呟く。不寝番をしてくれていたのか。 「また悪い夢を見たのか?このところ多いだろう」 「……すまない、交代する」 「そうだな、そろそろ」 小平太がちらりと歯を見せて笑った。 「本当に目を覚ましてはどうだ?」 693 donburako_6roDONEこへ長です。ある日の夢④私は学園の池を泳いでいた。 だがおかしい。いくら泳いでも池の縁にたどり着かない。その場で立ち止まろうとしたら、池の底に足が付かなかった。慌てて立ち泳ぎをする。いつもは浅い池なのに。 池には底がなくなっていた。深く、どこまでも水が続いている。ずうっと奥の方は暗くなっていてよく見えない。 その水の中、小平太が沈んでいくのが見えた。目を閉じている。顔が青白い。 さーっと血の気が引いた。まさかそんな、嘘だ。いや、まだ間に合う。すぐに助ければ。 潜ろうとするが、体が浮き上がってしまって、小平太にはたどり着けない。何度繰り返しても同じ。いくら水を蹴っても、小平太との距離は広がっていくばかり。小平太は暗い底の方へと沈んでいく。 587 donburako_6roDONEこへ長。ドルパロ。楽屋は昔からある言い方なんですね~ある日の夢③私は歌って踊るのが仕事のようだった。 その夢には同級生たちも出てきて、私と一緒に歌ったり踊ったりしていた。 我々は恋愛を禁止されていたが、小平太と私はそんなことを真面目に守る性質ではなかったので、こっそり恋仲になっていた。よく互いの家に泊まりに行った。大人の目を盗んで楽屋で口を吸った。仲間たちは見ないふりをしてくれていた。 目が覚めたあとも夢の中の気分は続いていて、小平太が先生の前で身を寄せてきたとき、思わず身体を引いてしまった。小平太が口をぽかんと開けて、少ししてから自分の身体の匂いを嗅ぎ始めたものだから、私は申し訳なくなった。お前が臭かったわけではないんだ。 284 related works 6ぽんタヌキDOODLE donburako_6roDONEこへ長で~~~す!我啓蒙す「うおっ、何だ!?」 日課の早朝鍛練で私の前を走っていた長次が、前触れもなくぴたりと止まったものだから、私も慌てて立ち止まった。抗議の意もこめて長次の背中にどん、とぶつかる。 長次は黙ったまま前を見ている。 視線を追うと、大きな蜘蛛の巣が行く手を塞いでいた。昨日ここを走ったときにはなかったものだ。 長次は私ほど汚れることに無頓着ではないから、あれが髪に絡まることが嫌だったのだろうか。いやいや、それなら手で払えばいいではないか、と思いながら長次の顔を見る。 なるほど、と思った。 汚れるのが嫌とか、でも払うのは面倒とか、そういう地に足のついたことを考えている顔ではない。長次の心が、自分の体のありかを忘れているときの顔だ。 562 donburako_6roDONEこへ長。ドルパロ。楽屋は昔からある言い方なんですね~ある日の夢③私は歌って踊るのが仕事のようだった。 その夢には同級生たちも出てきて、私と一緒に歌ったり踊ったりしていた。 我々は恋愛を禁止されていたが、小平太と私はそんなことを真面目に守る性質ではなかったので、こっそり恋仲になっていた。よく互いの家に泊まりに行った。大人の目を盗んで楽屋で口を吸った。仲間たちは見ないふりをしてくれていた。 目が覚めたあとも夢の中の気分は続いていて、小平太が先生の前で身を寄せてきたとき、思わず身体を引いてしまった。小平太が口をぽかんと開けて、少ししてから自分の身体の匂いを嗅ぎ始めたものだから、私は申し訳なくなった。お前が臭かったわけではないんだ。 284 コーキMOURNING鎌倉殿の13人第34回「理想の結婚」パロこへ盛くんとちょもえ御前鹿之介のシーンの盛巴に悶絶再起不能になり申した。これから食べる肉に「鹿之介」って名前つけるもっちゃんも「マネしてみろ」って言われてちゃんと鹿之介の顔マネするともえも「ハハハハハハハハハハハカワイイだろー!!!!」って笑うもっちゃんも君たちの全てがカワイイんじゃああああ!!!!!ハーーー推しカプがカワイすぎて鬱です… awajiykDOODLE雑長、こへ長体描く練習してたらいかがわしい雑長の謎シーンが生まれたので七松にキレさせました 2 donburako_6roDONEこへ長です。ある日の夢④私は学園の池を泳いでいた。 だがおかしい。いくら泳いでも池の縁にたどり着かない。その場で立ち止まろうとしたら、池の底に足が付かなかった。慌てて立ち泳ぎをする。いつもは浅い池なのに。 池には底がなくなっていた。深く、どこまでも水が続いている。ずうっと奥の方は暗くなっていてよく見えない。 その水の中、小平太が沈んでいくのが見えた。目を閉じている。顔が青白い。 さーっと血の気が引いた。まさかそんな、嘘だ。いや、まだ間に合う。すぐに助ければ。 潜ろうとするが、体が浮き上がってしまって、小平太にはたどり着けない。何度繰り返しても同じ。いくら水を蹴っても、小平太との距離は広がっていくばかり。小平太は暗い底の方へと沈んでいく。 587 donburako_6roDONEこへ長。季節外れですみません。去る先達を待つ満開の桜の中に、男が二人うずくまっている。太い枝を選んで座り、木の下を通る道をじっと睨んでいる。誰かが通るのを待っているらしい。 一方は片膝を立て、もう一方はぶらぶらと両足を垂らして、並んで座っている。 時折、一人の男の目が涙でうるみそうになると、片割れが頬にちゅうと吸い付く。真新しい緑の衣が桜の中で戯れる様は、羽繕いする二羽のめじろを思わせる。 174 donburako_6roDONE1年生こへ長ですある日の夢②声が出なくなった。 喉ががらがらに掠れて、いくら息を絞り出しても音にならない。うーうー唸っているとみんなに笑われた。悔しくて大きな声で怒りたいのに、それもできない。自分の中にどんどんいらいらが溜まって、頭が熱くなって、破裂しそうだった。 「ちょおじ」 はっと目を開けると、小平太が私の顔を覗き込んでいた。 「うなされてたぞ」 「うん……、いやな夢見た」 「こわい夢?」 「声が出なくなって、だれにも言いたいことを分かってもらえないの」 半分布団に潜ったままぐずついた声で言うと、小平太は私の頭をぽんぽんと撫ぜた。 「夢の中で、私もちょうじの言いたいこと、分かってなかった?」 「こへいたは……、出てこなかった」 私は、夢の中の友人たちをよく思い返しながら答えた。小平太がにかっと笑う。 404 donburako_6roDONEこへ長です~~~ある日の夢①私は龍のお守り役の男だった。 私がめんどうを見ている龍は、力強い爪とふさふさのたてがみを持っていて、内心私はそのお守りをできるのが誇らしかった。 何をするのかというと、毎日うろこを水で磨いてやるという、ただそれだけの仕事なのだ。これをしてやるとき、私の龍は丸い目でこちらをじいっと見上げてくる。龍は何も喋らないし、私も何も喋らないが、私たちは互いへの気持ちを了解していた。 永い永い間私たちは共にいた。そうでなくなる時が来るとも思わなかったが、龍は私より先に死んだ。動かなくなった巨体は岩でできた彫刻のようだった。 私は新しい龍を宛がわれたが、何もかもがあの龍とは違っていた。 目を覚ました私は、隣の小平太が息をしていることにひどく安堵した。 322 recommended works リコ(腐向け)DOODLE「いたずらしちゃうぞ」(特に二枚目)落書き以下 ※こへ長何となく、ミュ期間についったにカプ絵を上げるのは忍びなく…。一枚目だけじゃ寂しいな…適当にR18っぽいのもつけよう…ってなった二枚目。R18は描きなおしたいなぁ 2 脛﨑しなお大魔王DONE前にカラーで描いた絵を直して漫画にしたしろ次 ヘヴェンディーモDOODLE仕事中で付箋に「雑伊×2」を描きました...^^);; 5 Tayupa_081SPUR ME利土井 R-18小説お仕置きくすぐりプレイ4月2日の回(32期2話)を見て嫉妬した利吉さんが、土井先生にお仕置きをします。⚠︎注意⚠︎・利吉がヤンデレ気味・くすぐり・噛み付き・スパンキング・首絞め(頸動脈のみ)・挿入なし 8 kazami_10DONE2024.8.17 エレちゃん水着感謝&宝具5記念 ituki_m111PROGRESS10月完成目標にしている、間に合わなそうなやつの下書き晒し開場です。一部晴信ショタ化。開幕全裸なのでご注意ください。18⬆yes/no 5 pipopipo_79PROGRESSかいマホげんみ❌HO鬼のしんちょくパス→y 2 あづいおDOODLE全員ドッペルゲンガー(同じHO)で開幕死ぬムンギフHO1 ワーさんのふせったーよりムンギフ ネタバレ 夜拘咫MENUイラスト本サンプル画像とアクリルキーホルダーのイメージ画像です!ご縁がありましたらよろしくお願いします。 4