🐑「浮奇?どうしたんだ?」
🐑「そんなところに居ないでこっちに来ればいい」
涙を流す浮奇を私はベッドへと招く。浮奇は一瞬戸惑ったがゆっくりとこちらへ歩いてきて我の隣に座った。だが一向に顔を見せる気配がなく下を向くばかりだ。
🐑「せっかく綺麗な顔なんだ。我に見せてくれよ」
と言いながら無理矢理こちらへ向かせようとしたが
🔮「……いやだ。今絶対メイク落ちてる…」
🐑「浮奇はどんなときでも美しいんだ。大丈夫。我に見せてくれ」
🔮「…ふーふーちゃん」
🐑「ん…?」
突然ギュッと私に抱きつく浮奇。
🔮「もう…どうしたらいいのかわからない」
🔮「ふーふーちゃんが居なくなって…ずっと…」
そのまま泣いてしまった浮奇。あぁ…私のせいだったのか。浮奇を泣かせてしまっていたのは…
それから浮奇が落ち着くまで赤ん坊をあやすかのように背中をさすってやった。しばらくして落ち着いたのか浮奇は私の腕の中で眠ってしまった。
🐑「大丈夫。私はいつだって浮奇の傍に居るよ」
🐑「ずっと君のことだけを見てる」
おやすみ。浮奇。