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    百合子

    @yuriyuri13100

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    百合子

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    初恋の行方を寮長ズから応援という名の賭け事をされるデュリド。

    #デュリド
    duride

    最近の寮長会議でもっぱら取り上げられるホットな話題はこちら。
    『あの恋なんて不毛なものだと強く提言していたリドル・ローズハートくん。しかしどうやら春の予感が?!しかし今の季節は冬真っ只中だけどね!』
    とおかしな煽り文句で書かれたホワイトボード。それを指さし棒がふわふわ浮かび、とんとんと文字の部分を叩いている。話題の中心に挙げられた本人、リドル自身は苦虫をつぶしたような表情でボードを見つめ、立ち上がる。余計な詮索をされないよう逃げるため。だが両脇に二人、肩を抑えられ無理やり座らせられる。見上げれば、この場にいる寮長みんなニコニコと不気味なほど満面な笑みを浮かべ、リドルを取り囲む。

    「逃がしませんよリドルさん。さぁ、その胸に抱える甘酸っぱい思い、吐き出してください!楽になりますよ!」
    「そうだそうだ!リドルは大事な友人だからな!悩みあるなら俺も力になるからさ!…ところでリドルの心射止めたやつって誰だ?」

    悪魔と天使の囁きとはこういう場面のこと言うのか?と尋ねたくなった。早く弱みをさらけ出せと言いたいが建前上人の良さを前面に出して安心させようと企むアズールの笑顔と、無邪気すぎるがゆえ踏み込んではいけない人のプレイベートな部分まで踏み入ってることに気づけない鈍感さも兼ね備えたカリムの発言。同じ二年寮長である学友二人が奏でる好奇心というハーモニーに大きなため息を吐く。

    「あの、こんな神聖な会議の場で個人的なこと話すつもりもありません。退席を希望します」
    「却下。勿体ぶってないで早く話しなさい。新ジャガ2号との恋模様を」
    「ふわぁー、ねみぃ…。子守歌代わりに聞いてやるから、さっさと話せ」
    「ふ、ふひ。リドル氏の恋バナなんてこれっぽちも興味ないけど、いい同人誌のネタになるかも…。仕方ないから聞いてあげてもいいよ」
    「…あの堅物なローズハートに恋慕う相手がいるのか。ふっ、いま僕の機嫌はすこぶる良い。望むなら祝福の祝詞を与えても構わん」

    上級生たちからの有無を言わせない圧。蜘蛛の糸ぐらいの細い逃げ道すら塞がれてしまったリドルは、顔を真っ赤に染め上げ怒鳴り声をあげた。
    「だから!!なにも言うことないって言ってるじゃないですか!!デュースとはなにもない、ただのハーツラビュルの王と従順なトランプ兵です!むしろ…なにもないからこそ困ってるぐらいなのに…。人が気にしてることほじくり返さないでください!!」

    「「「だからそれを詳しく言えって言ってんだろ!!」」」

    普通の生徒なら身体を震わせ恐怖で逃げ出すぐらい手の付けられなさで有名な怒りが頂点に達したリドルの剣幕に、一歩も引かず言い返す六名の寮長たち。さすがだ。
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    百合子

    DOODLEツイステ5章のデュリド要素VDC本番を終え、寮長からのお茶のお誘いに全部を出し切った体力の残りカスを集め、這うように部屋へ向かった。扉を開ければ、ふわりと紅茶の香りが鼻をくすぐった。なにかフルーツのフレーバーティーのような、甘い香り。部屋に踏み込めば、寮長が顔を上げて手招きしてくれる。

    「ご苦労様。ほら、喉乾いただろう?一緒にお茶をしようじゃないか」
    「あっ。ありがとうございます」

    赤と黒の薔薇が描かれたティーカップ。寮長自ら注いでくれた。いつもは砂糖キューブを一つだけ入れるのだが、寮長が手にしているのは蜂蜜。琥珀色のとろみがある蜂蜜をハニーディッパーですくう。何重の溝からとろとろと零れ、紅茶の中に沈んでいく。召し上がれと差し出された紅茶を一口。甘い。蜂蜜の甘さと林檎の香りがふわりと鼻から抜けた。

    たったひと口。それだけ飲んで受け皿へとティーカップを置いた。

    「…寮長。僕にはこれを飲む資格がありません」
    「どうしてだい?今日のステージ頑張っていたじゃないか」
    「でもっ!一票差で優勝を逃してしまいました。実行委員会である寮長に、学園代表生徒として優勝という王冠を捧げたかったのに。本番前にも無様な姿晒さない 1107

    百合子

    DONE2020/11/11

    ポッキーの日デュリド
    若干スカラビアの二人(ジャミカリ)でキス匂わせ
    部活動や各々のんびり過ごす放課後。馬術部が休みなボクは校則違反にならない速度で自分の寮へと向かう。さっき軽音楽部でもらったお菓子の箱を落とさないよう気を配りながら。イチゴ味のチョコがたっぷりかかった細長い棒状のお菓子。見たことがない物だった。ケイトの元へ書類を届けに行った際、軽音楽部の三人が食べてるそれは何?と訊ねてみたら、たくさんある内のひとつを分けてもらった。

    「リドルの初ポッキー、奪っちゃった☆ってことじゃな」
    「言い方いやらし〜。あっ、ついでにポッキーゲームもしてみたらどう?デュースちゃんとかさ!」
    「ポッキーゲームってあれか?二人でそれぞれ端っこ食べ進めるってやつ!この前ジャミルとやってみたら、うっかりキ、っむぐ!」
    「あははーカリムくん達はいつでも仲良しだよね!とにかく、デュースちゃんにポッキーの箱見せながら上目遣いでゲームしよっておねだりすれば大丈夫!二人で仲良く食べて!」
    「リドルの見た目なら、子猫のように媚びれば一発で誘いに乗ってくれるじゃろう。初々しい二人を見るとつい応援したくなるな…。ファイトじゃ。あっ、ついでにワシの手作り菓子も持っていくか」
    「なはは!お菓 2343

    百合子

    DONE2020/11/11

    ポッキーの日デュリド
    若干スカラビアの二人(ジャミカリ)でキス匂わせ
    部活動や各々のんびり過ごす放課後。馬術部が休みなボクは校則違反にならない速度で自分の寮へと向かう。さっき軽音楽部でもらったお菓子の箱を落とさないよう気を配りながら。イチゴ味のチョコがたっぷりかかった細長い棒状のお菓子。見たことがない物だった。ケイトの元へ書類を届けに行った際、軽音楽部の三人が食べてるそれは何?と訊ねてみたら、たくさんある内のひとつを分けてもらった。

    「リドルの初ポッキー、奪っちゃった☆ってことじゃな」
    「言い方いやらし〜。あっ、ついでにポッキーゲームもしてみたらどう?デュースちゃんとかさ!」
    「ポッキーゲームってあれか?二人でそれぞれ端っこ食べ進めるってやつ!この前ジャミルとやってみたら、うっかりキ、っむぐ!」
    「あははーカリムくん達はいつでも仲良しだよね!とにかく、デュースちゃんにポッキーの箱見せながら上目遣いでゲームしよっておねだりすれば大丈夫!二人で仲良く食べて!」
    「リドルの見た目なら、子猫のように媚びれば一発で誘いに乗ってくれるじゃろう。初々しい二人を見るとつい応援したくなるな…。ファイトじゃ。あっ、ついでにワシの手作り菓子も持っていくか」
    「なはは!お菓 2343

    photoloveer2223

    CAN’T MAKE支部に置いてたリドルがちっさくなった起点のデュリド「申し訳ございません。では、後はお願いします」
    「あはっ♪金魚ちゃん、まったね〜♪♪」

    絶対申し訳ないと思ってないだろ。そう思いながらデュースは、5歳児くらいの体型になったリドルの手を取る。魔法薬錬成の時に爆発が起こり、巻き添えをくらったリドルが小さくなった。ぐずぐず泣きながらデュースの手をギュッと握るリドルは、不安げに回りをきょろきょろ見回す。

    「ここ・・・・どこ?」
    「ハーツラビュル寮で、んん・・・・・。リドルくんの居場所だよ」
    「いばしょ?ボクのおうちって事?」
    「そういうカンジかな。とりあえず、お部屋へ行こう」

    不安げにデュースに尋ねるリドルは、記憶も曖昧になっているようだ。エースやケイトや他の寮生が来て、今のリドルを見たら騒ぎになる。それだけは避けたかったデュースは、リドルの手を取って彼の部屋へ向かった。

    「とりあえず、トレイ先輩には言った方がいいか」
    リドルの部屋に入り、デュースはトレイにメールで連絡した。すぐに返信が来て、デュースは現在の状況・小さくなってしまった経緯を報告する。

    「魔法薬錬成失敗ね・・・・」
    「ジェイド先輩の話だと、1日すれば戻ると言ってま 774

    百合子

    MOURNING前回の魔法少女ハーツラビュルの続き。マスコットしてヤのつく職業っぽい見た目にぴったりなオクタ寮が登場。
    リドルくんは密かに想っているデュースくんへのラブパワーで魔法少女なってくれたらいいなって妄想。でも肝心のデュースくんの出番が全然ない。
    鏡を通って訪れたのは学生たちの放課後のお楽しみの場として提供されてるモストロラウンジ。海のなかで建てられているが、水圧で壊れるほどやわな作りではないらしい。さすが学園長を上手く口車に乗せて作らせただけある。ってモストロラウンジの外観ばかり意識を向け現実逃避してる場合ではない。大事なお客様ですからと到着してすぐVIPルームへ連行され、アズールとリーチ兄弟と対面に座らせられた。革張りで高級感溢れるソファーの座り心地は悪くない。ハーツラビュル寮で使用してる家具に引けを取らないと舌を巻く。さすが何事にも利益を追い求め妥協を許さない男、アズール·アーシェングロット。って関心している場合ではない。にやにやと気味の悪い笑みを浮かべる三人に向かって直球の言葉をぶつける。

    「ボクを呼び出した理由を率直に述べよ」
    「まぁまぁそんな警戒しなくても。ドリンクや食べ物でもつまみながらゆっくりお話しましょうよ。いま後ろに控えているジェイド達に運ばせますから…」
    「結構。変なものを盛られてるか気になるし、無償で食べさせるだなんて太っ腹なことしないだろう?」
    「そんな…僕たち同じ二年の寮長同士。尊敬してるリドルさん 786

    百合子

    DOODLEツイステ5章のデュリド要素VDC本番を終え、寮長からのお茶のお誘いに全部を出し切った体力の残りカスを集め、這うように部屋へ向かった。扉を開ければ、ふわりと紅茶の香りが鼻をくすぐった。なにかフルーツのフレーバーティーのような、甘い香り。部屋に踏み込めば、寮長が顔を上げて手招きしてくれる。

    「ご苦労様。ほら、喉乾いただろう?一緒にお茶をしようじゃないか」
    「あっ。ありがとうございます」

    赤と黒の薔薇が描かれたティーカップ。寮長自ら注いでくれた。いつもは砂糖キューブを一つだけ入れるのだが、寮長が手にしているのは蜂蜜。琥珀色のとろみがある蜂蜜をハニーディッパーですくう。何重の溝からとろとろと零れ、紅茶の中に沈んでいく。召し上がれと差し出された紅茶を一口。甘い。蜂蜜の甘さと林檎の香りがふわりと鼻から抜けた。

    たったひと口。それだけ飲んで受け皿へとティーカップを置いた。

    「…寮長。僕にはこれを飲む資格がありません」
    「どうしてだい?今日のステージ頑張っていたじゃないか」
    「でもっ!一票差で優勝を逃してしまいました。実行委員会である寮長に、学園代表生徒として優勝という王冠を捧げたかったのに。本番前にも無様な姿晒さない 1107

    百合子

    CAN’T MAKE初恋の行方を寮長ズから応援という名の賭け事をされるデュリド。最近の寮長会議でもっぱら取り上げられるホットな話題はこちら。
    『あの恋なんて不毛なものだと強く提言していたリドル・ローズハートくん。しかしどうやら春の予感が?!しかし今の季節は冬真っ只中だけどね!』
    とおかしな煽り文句で書かれたホワイトボード。それを指さし棒がふわふわ浮かび、とんとんと文字の部分を叩いている。話題の中心に挙げられた本人、リドル自身は苦虫をつぶしたような表情でボードを見つめ、立ち上がる。余計な詮索をされないよう逃げるため。だが両脇に二人、肩を抑えられ無理やり座らせられる。見上げれば、この場にいる寮長みんなニコニコと不気味なほど満面な笑みを浮かべ、リドルを取り囲む。

    「逃がしませんよリドルさん。さぁ、その胸に抱える甘酸っぱい思い、吐き出してください!楽になりますよ!」
    「そうだそうだ!リドルは大事な友人だからな!悩みあるなら俺も力になるからさ!…ところでリドルの心射止めたやつって誰だ?」

    悪魔と天使の囁きとはこういう場面のこと言うのか?と尋ねたくなった。早く弱みをさらけ出せと言いたいが建前上人の良さを前面に出して安心させようと企むアズールの笑顔と、無邪気すぎるがゆえ踏み 1116

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    百合子

    DONE2020/11/11
    夏スバポッキーの日ネタ
    今日はいつにもましてバルくんのテンションが高い。寮内で色んな人の懐に潜り込んでは、「ねぇ、ポッキーちょうだい?」とあざとくおねだりし、見事ゲットした棒状の菓子をさくさくと口にくわえるバルくん。その姿はまさしく、誰にでも尻尾をふり愛想をばらまく浅ましい犬ぴったりだ。おかしいな、一応人間のはずの彼に飼っている犬そっくりな耳と尻尾がついて見えてしまう。愛玩動物のような振る舞いを見せる彼を見て、深く溜息をつき、自分の腕に下げた袋をちらりと見た。その中にはポッキーを魔法の杖に見立て、魔法をかけるポーズをとっているボク達Switchがパッケージとなったお菓子の箱。味も三人にならって苺、レモン、ブルーベリー、の三種のチョコソースがそれぞれカカオの生地にコーティングされた特別仕様。しかもランダム特典で、ボク達のサイン入りブロマイド入り。そのせいかボク達のファン含む若い女子たちは、コンビニやスーパーでポッキーを買い漁り、奪い合っていると小耳に挟んだ。今日のニューストレンドは、ポッキー祭りならぬ、ポッキー大戦争~Switchの乱~となることだろう。気が重くなり、また溜息が出てしまう。

    正直、こういう大手 2260