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    agdohu_7

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    agdohu_7

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    夏と五の話 夏油の術式でこういうこともあったかな、というふんわりした断片みたいなものです

    かくも■■しき理想呪力登録申請書
    東京都立呪術専門高等学校 一年 夏油傑
    【申請事由】
    学内での戦闘訓練のため。

    【補足事項】
    2004年■■月■■日、■■県■■市において、生得術式・呪霊操術により取り込んだ二級呪霊1体(以下甲)と、三級呪霊1体(以下乙)。これら2体の呪霊の呪力反応の登録を求める。甲は■■■■から発生。能力は■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■。乙は■■■■から発生。能力は■■■■■■■■■■■■■■■■■。

    【確認欄】
    乙の能力は大規模な破壊が伴うことが予測される。敷地内の規定の位置に半径十メートルの帳を張り、損害が帳外に出ないようにすること。必要な付与を考えて、帳の使用申請書も別途提出するように。夜蛾

    オマエら戦闘訓練でどんだけ暴れるつもりだ?(枠外に走り書きの文字)


    呪力登録申請書
    東京都立呪術専門高等学校 二年 夏油傑

    【申請事由】
    次の任務(別紙参照)のため。

    【補足事項】
    2005年■■月■■日、■■県■■郡での任務において、生得術式・呪霊操術により取り込んだ一級呪霊一体(以下甲)と、二級呪霊二体(以下乙、丙)。これら三体の呪霊の呪力反応の登録を求める。甲は■■■■から発生。能力は■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■。乙は■■■■から発生。能力は■■■■■■■■■■■■■■■■■。

    【確認欄】
    ■■■■■■■■■■■■■■■■を引き起こしうる。■■■■、■■■の■名の判断において、この申請を却下するものとする。■■


    「あん? 何それ」
    「呪力登録の紙」
    「まだそんなんやってんのかよ。別に出さなくてもよくね?」
    「そうはいかないさ、危険だからね」
     ふうん、とつまらなそうに言った五条が紙をつまみ取り、眼前にまで持ち上げる。少しずらしたサングラスの上から覗く六眼が左から右へさっと動き、紙面の情報を読み取ったようだった。
    「……なんだよこれ、却下されてんじゃん」
    「そうだね。また練り直して持ってくよ」
     嘆息しながら紙を取り返す。興味を失った彼は戯れに抵抗する気も起きなかったらしく、あっさりと抜き取ることができた。それをひっそりと良かった、なんて思って、夏油はまた溜息を吐いた。今は五条の子供じみた振る舞いにすら付いていけそうになかった。

     呪霊を祓うのは、非術師を助けるため。危険でおぞましい呪霊を使役するこの能力は、非術師を助けるためにある。……そう考えないと、やっていられないじゃないか。
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    yu_kalino

    DONE2021-02-13 五七版ドロライ お題「バレンタイン」
    ※1時間ではここまでが限界でした。
    ※後日追記します(多分)。
    ※(2021-02-15)追記しました。
    普段、前触れもなくやってくる五条にしては珍しく、事前に約束を取り付けてきた。
    バレンタインだからとアピールして時間だけでなく、七海の部屋に行きたいと主張までしていた。
    一つ年上の恋愛関係にある男ではあるが、学生の頃と変わらない傍若無人さと圧の強さはいつも七海をたじろがせる。
    五条の願いを受け入れるのが嫌だというわけではないが、唯々諾々とわがままを叶え続けるのは調子に乗らせるだけである。そういう思いもあって、時折渋って見せ、仕方がないという風を装い、結局の所は己の男のわがままを受け入れるのだ。

    しかしながら呪術師などという仕事をしていると、突発的な案件にスケジュールが変更になることなどはよくあることだ。
    特に五条のような上層部と対立をしていても実力だけは確かな男は、あれこれ言われながらも重宝される存在なのだろう。約束を承諾した七海としては(反故になるか時間がずれ込むだろうな)と口には出さないものの、これまでの経験則から予想をしていた。期待をしすぎるのは良くない。と、七海は過去の己からきちんと学習している。

    だが、今日に限っては五条ではく七海のほうが約束に遅れることとなった。
    そもそも 4360

    blackberryO7I5

    DONE五条の匂いをかいで「五条さん、良い匂い……」って言いながら、しゅきしゅきぺろぺろしちゃう七海の五七を書こうと思っていたのに気がついたらまったく別の話になっていました……
    どうしてなの教えておじいさん
     とさ、と不意に肩にかかった重みに五条は首を巡らせた。

    「七海?」

     問いかけに返ってきたのは規則的な呼吸音。

     七海のやわらかな髪が五条の首筋をくすぐる。ふだんと違い起き抜けに軽く櫛を通しただけの髪が閉じた目蓋にかかる七海は、どこかあどけなさを感じさせた。
     ほぼ一方的に話していた五条に時おり相槌を返していた七海だが、どうやら眠ってしまったらしかった。七海はいつも五条の話を適当に受け流しているようできちんと聴いてくれる。こうして途中で意識を落とすのはだから、滅多にないことだ。

     ……まあ、きょうは仕方ない。

     七海の体力を削ったのは五条自身なのだから。
     つい数時間前の七海の姿を思いだして五条の口許が緩む。ふたり揃ってとれた休みに浮かれて先に羽目を外してしまったのは五条だが、七海も乗り気で。いつになく盛り上がったベッドのなかの七海はとにかく官能的であった。

     全身から色香を立ちのぼらせる恋人に五条は煽りに煽られ、欲望の赴くままにその肌を堪能した。──結果、いまは服の下に隠れている七海の身体は、当面だれかの前に晒すことができない有様だ。

     連勤明けのほぼ夜を徹した情交は、 5810