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    orb_di_nero

    ぬばたま(@orb_di_nero)の小ネタ置き場。
    大体取り留めもない会話文のみ。

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    orb_di_nero

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    寝ちゃわないように書いたやつ。現パロ

    ##占傭

    「もしもーし。お兄さん、そろそろ起きてくんない?」
    「……んー……」
    「悪いけど俺次で降りなきゃだから、もう肩貸せねぇんだ」
    「つ、ぎ……?」
    「そう、次。アンタ大丈夫か?」
    「ここ、どこ……」
    「次が○✕」
    「っ、○✕……!?」
    「あれ、もしかして乗り過ごした?どこ駅だった?」
    「△◇……」
    「わ、それはやってんなぁ」
    「完全に寝過ごした……ど、どうしよう……こんなこと今までなかったのに、電車で寝落ちなんて」
    「そんなヘコむなって、誰だってやらかしてことくらいあるだろ」
    「いや、初めてなんだ。なんだか安心してしまって……」
    「ふぅん……なぁ、アンタ明日休み?」
    「え、あ、はい。一応は」
    「じゃあ俺んち来る?雑魚寝で良ければ」
    「えっ、いやでもそんな、君の名前も知らないのに」
    「俺ナワーブ。ほら、もう着くからどうすんのか決めて」
    「あ、えっと、僕は……」
    「早く」
    「君の迷惑じゃ、」
    「ない。もう着くぞ」
    「いやでも」
    「――早くしろ、イライ!」
    「わっ!?」



    「……じゃ、俺んちこっち」
    「ねぇ、ナワーブ」
    「ん?コンビニで替えのパンツとか買うか?」
    「いや、あの……」
    「なんだよ」
    「僕の名前、どうして知ってたの?」
    「……さぁ。ナイショ」
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    orb_di_nero

    MOURNING記憶喪失話占視点。力尽きて急に終わる誰にも言ったことはないけれど、僕はこの荘園に来る前にとある人に飼われていたことがある。
    飼われていたと言っても、別に奴隷ような扱いを受けたりはしなかった。念の為に言っておくけれど、性的なアレソレもない。ただ、どこの馬の骨かも分からない僕に無償で寝る場所と食べ物をくれて、それから言葉を交わしたりした。それだけの、優しい関係だ。





    その人と出会った時、僕は一切の記憶を失っていた。
    天眼の力を失った僕を疎ましく思った彼女の家の者に殴られ、路地裏にまるでゴミのように捨てられていたのだ。
    何も持たない僕を自らの家へと持ち帰ったその人は、医者を呼び薬を貰い、そして寝床や食事まで用意してくれた。
    優しい人だと言うと怒ったような顔をするその人は、イーライ・クラークと名乗った。「似合わん名前だろう」と苦笑気味に言われてしまった時は、どんな顔をしたらいいか分からなかった。
    彼は良い人だ。記憶のない僕を拾い、こうして置いてくれている。
    彼は良い人だ。僕が彼の意に沿わないことをやっても、決して手を上げたりはしない。
    彼は良い人だ。僕が「ありがとう」と言うと、ほんの少しだけ笑ってくれる。
    けれど、彼は善 2167

    orb_di_nero

    TRAININGお題「絶交」な会話文。眠気に負けるな。イソップ大活躍。「っ、どうして分かってくれないんだ!もうナワーブなんか知らない!君とは絶交だ!!」
    「……あっそ。分かった」
    「えっ」
    「じゃあ俺は部屋に戻る。悪かったな、“クラーク”」





    「…………はぁ」
    「あれ、イライさん?珍しいですね」
    「あ、イソップくん。こんばんは」
    「……こんばんは。こんな時間に一人で食堂にいるなんて、どうしたんです?」
    「そうだね……ちょっと色々あって」
    「へぇ、そうなんですか」
    「…………」
    「…………」
    「……聞かないのかい?」
    「聞くタイプに見えますか?」
    「いやそれは……見えないけど」
    「じゃあそういうことです。僕はお茶を淹れに来ただけなので」
    「そっか……」
    「…………」
    「…………あのさ」
    「なんですか」
    「ちょっと聞いてほしいんだけれど」
    「そっちが聞いてほしいんじゃないですか。なら最初からはっきりそう言えばいいのに」
    「はは……うん、そうだね……」
    「何ガチ凹みしてるんですか」
    「うん……いや、ちょっと思うところがあって……」
    「…………はぁ。お茶が入るまでですよ」
    「え?」
    「お茶が入るまで、話を聞いてあげます。ただし、建設的な意見とかは求めない 2276

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