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    名前三文字以上無いなお

    @NtkrbN
    ポイピクくんなんで名前3文字以上じゃないと駄目なの…?1、2文字の民は使用するなってことなの?
    ぼくはね、くにちょぎを書きたいなおというものだよ。よろしくね。

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    POIPOI 24

    名前三文字以上無いなお

    TRAINING付きあってないけど距離の近い伯仲4(おわり?)雪の薄らと積もる万屋街。長義と国広は身を寄せ合い、手をしっかりと繋ぎ歩いていた。とにかく寒かったので。
    「ああ、寒い。温かいものでも飲んで帰ろうか」
    「賛成だ。あちらの茶屋へ寄って行こう」
     二振りは目の前に見えた店に足早に駆け込み、温かな温度で保たれた店内に入った途端、ほう、と同時に息を吐いた。

     案内された席に着くと、国広は長義の手を指先で撫でてから手を離した。無意識の癖だったし、お互い慣れていた。いつものことだ。
     だが、隣に座っていた男士たちは目を丸くした。山姥切と手を繋いでいた? 山姥切の手を撫でた? 隣に座っていた男士――山姥切国広が二振り、ココアの入ったカップを片手に長義と国広を見て、固まる。
     当然長義はそれに気づき、首を傾げた。
    「どうかしたかな、そんなにまじまじと見て」
    「えっ、あ、いや、不躾な視線を送ってしまい、すまない」
     慌てて謝罪をする山姥切国広に、謝罪は結構、と長義は人当たりのいい、しかし本音を吐かねば斬るぞと暗に込められた笑みを浮かべた。当然、写したちは察した。
     長義たちが注文した飲み物が届くと、隣席の山姥切国広たちがポツポツと話し始めた。
    「俺たち 1000

    名前三文字以上無いなお

    TRAINING付きあってないけど距離の近い伯仲3一年中建物内を一定の温度で保っている本丸だが、しかし冬はどうしてもひやりとした冷気が少々入ってきてしまう。特に、本丸の柱たる主が眠っている深夜から朝方にかけては術の精度が下がるのか、この時期の寝起きは刀剣男士とてつらい。
     この本丸の山姥切長義は朝に少々弱く、わざわざ布団から出て寒い思いなどしたくない、といつまでもミノムシ状態になっているような個体だった。
    「山姥切、起きろ」
    「いやだ……だって、寒いだろ」
     本歌なのに子どものような駄々をこねる長義に、国広は仕方なく己も長義のくるまる布団に無理やり入った。
    「にせものくん……」
    「俺は温かいだろう」
     長義が文句を言う前に、国広は縮こまった長義の身体を抱きしめてやる。そうすると静かになった長義は、そのまま国広に身をゆだね、頬を国広がむき出しにしている首筋に擦りよせた。
    「……あったかい」
    「そうか」
    「すき」
    「それはよかった」
     人の体温に包まれて、長義はまた眠りに落ちていく。あどけなさを含んだ声で零された「すき」という言葉に、少しだけ鼓動が早くなった国広を置いて。

     国広は意識の無い長義をしっかりと抱き寄せて、セットされていない 969

    名前三文字以上無いなお

    TRAINING付き合ってないけど距離の近い伯仲2.5とある本丸の審神者は、炬燵に下半身を埋めて携帯端末を見ていた。表示されているのは審神者や刀剣男士、はたまた政府企業関係者なども使用するSNS、さにったー。
     さにったーで繋がった友人たちが観劇に行くと言って数日前からそわそわとしていたが、本日彼女たちは舞台の感想よりも劇場で見たとある刀剣男士たちの話で盛り上がっていた。

    『まじであの山姥切コンビのことが頭から離れない!なんだあの距離は!何なんだ!』
    『やべー距離感の伯仲(多分くにちょぎ♡)を観劇前に見てしまい、舞台で伯仲出てきた瞬間なんかヤバかった』
    『人前でべたべたするの止めて…嘘、もっとくれ…いや、でも審神者の心臓もたない…』

     このような、どこぞの山姥切長義と国広の目撃情報でみんな盛り上がっているのだ。(ちなみに全員鍵アカウントである)
     審神者は炬燵の中でもぞりと足を動かした。
    「えーと……国広、長義。今日の舞台さ、楽しかった?」
    「ああ、とても。舞台の上の山姥切も強く、美しくて、久しぶりに山姥切と出陣したくなった」
    「当然かな。俺もお前と出陣したくなったかな。まあお前はあの舞台の偽物くんほど凛々しくは無いが」
     一言多い、 1000

    名前三文字以上無いなお

    TRAINING付き合ってないけど距離の近い伯仲2戦時中だろうが娯楽は必要である。その考えから万屋街には娯楽施設が多々あり、その中に劇場もある。
     その劇場の北ホールにて、本日は刀剣男士たちが活躍する人気舞台の公演日だ。激戦を勝ち抜きチケットを入手できた審神者や刀剣男士たちで劇場周りや建物内は人混みで溢れているが、物販会場のすぐ近く、いわゆるトレーディングスペースの一角に不自然に人が居ない場所があった。
     そこには、山姥切国広と山姥切長義が二振り、互いの前髪が触れ合う程の近さで向き合ってぼそぼそと話し合っていた。
    「くっ……山姥切のトレブロコンプならずだ」
    「ふぅん。偽物くんのはシークレット含めてダブルコンプまでしたのにね」
    「何故俺ばかり出る……すまん、追いブロしてくるから待っててくれないか」
    「はいはい、行ってらっしゃい」
     物販会場に向かう国広の背に小さく手を降る長義のもう片方の手には、国広の買ったトレブロの中から出てきた『山姥切国広』のブロマイドが握られていた。
     長義が買わずとも、国広が買ってくれればコンプできるので。長義はちゃっかりとトレーディング商品には手を出さずに目的の品を全てお迎えしていた。
     そうして、戻ってきた国 999

    名前三文字以上無いなお

    TRAINING付き合ってないけど距離の近い伯仲1「山姥切!」
     かけられた声に長義が足を止めてやると、国広がマフラーをはためかせて走り寄ってきた。
    「買い出し、俺も行こう!」
    「醤油を3瓶だけだから、別に俺だけで問題ないが」
    「俺があんたと一緒に行きたいんだ」
     当たり前のように万屋街へ続く道を歩き始める国広に、長義もそれ以上何も言わなかった。

     馴染みの店で醤油を買い、本丸に帰ろうとする長義の袖を国広がくんと引いた。そして、左に見える和菓子屋にちらりと目を向ける。
    「お前、それが目当てだったのかな」
    「山姥切と団子が食べたいんだ、付き合ってれ」
    「一人で行きなよ」
    「山姥切と、食べたいんだ。団子だけじゃ駄目だ。頼む、山姥切」
     国広がじっと見つめて動かないので、長義も頷いてやるしかなった。
     タレをかけた後にも軽く焼いた団子はどうしても食欲をそそられる。長義は結局団子をお代りしたし、支払いもしてやった。本歌なので。
    「……偽物くん、タレがついてる」
    「ん? あ、すまん」
     そして、タレのついた団子あるある。頬や口周りを汚すやつ。国広は例にもれず、思い切り汚していた。ちなみに長義は全く汚さなかった。本歌なので。
     長義が国広の顔を 1006