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    🍞けい🍞

    @keikeikei3600
    アニメ、漫画、ゲーム好き。現在ほぼダイ大中心。推しは竜の勇者様。右側ネタ大好きです。ネタバレ・腐あり。ご注意を。最近腐要素多め、ポプダイ多めで垂れ流しております。

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    POIPOI 63

    🍞けい🍞

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    後味悪い話「秘密」の前夜。
    ポ→マ前提の、ダ→ポ。

    求愛酩酊状態の彼に肩を貸しながら、部屋へと戻る。
    「ほら、しっかりしなさいよ!」と彼女がかけた言葉は、果たして彼に聞こえていただろうか。
    自分よりも身長の高い彼を半ば引き摺るように部屋まで運ぶと、寝台へと寝かせる。
    そのまま水差しを取りに行こうとした所でぐいと腕を引かれ、寝台に横たわる彼の腕の中へ抱き込まれた。

    「好きなんだよ……」
    アルコールの混じる熱い吐息が、耳にかかり、息を呑む。
    普段の声よりも低い、掠れた声。
    「ずっと前から、おまえのことが……」
    彼の手が衣服を弄ろうとしているのに気づき、止めさせなければと手に力を込める。
    「ちょ……!ポッ……んぅ……っ!」
    だが、それは敵わなかった。
    強いアルコールの香りと、思いがけない突然の口づけに、力が抜ける。
    彼が明らかに相手を勘違いしているのは分かっていた。
    続けてはいけないと、そう思っていた筈なのに。
    ──ずっと望んでいたものが、今ここにある……。
    抵抗など、出来る訳がなかった。


    意識が薄れそうな程の苦しさと痛みの中、体内にある彼の熱さだけを必死に感じ取っていた。
    せっかちだなとか、そんな乱暴じゃ嫌われちゃうよ、とか言いたい事は山程あったが、全てを喉の奥に飲み込む。
    快楽など無いに等しかったが、心は歓喜に満ち溢れていた。
    やがて限界に近づいた彼は、呻くように口にした。
    「愛してる……   」
    愛おしげに彼が呼ぶのは、自分ではなく、彼女の名。
    ──おれも、愛してるよ……、おまえを。
    熱い熱い迸りが、体内に注がれる。
    全てを吐き出した彼は、そのまま気を失ってしまった。


    ──愛して欲しい。おれのことも見て。
    その一言が、普段の軽口のように吐き出せればどんなに楽だっただろう。
    けれど、彼女の為に強くなろうとする姿を一番近くでずっとずっと見てきたから。
    そんな言葉を口に出せば、彼が苦しむのは分かっているから。
    決して生涯口には出さない想いに、そっと蓋をする。
    彼を起こさぬようそろりと身を起こすと、ズキリと下半身が痛む。
    赤と白の混濁液が伝う脚に、ぽたりと一滴、雫が落ちた。




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    🍞けい🍞

    DONE7/1~2開催「デルパリバリバ!」の展示。
    現パロポプダイシリーズ『オレの知らないあいつの事情』のリバver.の話。
    【相手が望むなら逆の立場もあり】と匂わせたまま結局ポプダイで終わった本編を、実際にリバにしてみました!!
    リバ(ダイポプ)を書くのは初!となります。書けてるといいな……!!
    前半ポプダイ、後半ダイポプ です。
    あいつの知らないオレの事情【ここまでのあらすじ&キャラ設定】
     
     ポップとダイは幼馴染。なんやかんや遠回りしつつも、半年前の夏に二人は恋人となった。
     秋には初めて身体を重ねた二人は、現在遠距離恋愛中。人並みに性欲も持ち合わせている彼らは、中々会えないそのもどかしさをテレセクで解消することもあった。
     そして季節は巡り春を迎え。両親が遠方に泊りがけで外出するのを利用し、ダイはポップに自宅へ来ないかと提案したのだが……。


     【ポップ】
     都会で一人暮らしをする大学生。二十歳。ダイのことはずっと昔から密かに好きだった。
     頭が良く、特にスケベに関しては更に頭の回転が早い。ダイとダイのおっぱいをこよなく愛している。
     初夜では抱く側だった。そのことに満足はしているものの、実は内心である心配事を抱えている。
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    recommended works

    ムーンストーン

    DONEメガンテを巡るポップとダイの攻防戦。(ダイは籠城戦です。外から友軍が来ないと敗ける…)R-18は念の為。
    ほぼ会話オンリーです。ダイが弱々で、アニメ58話冒頭の戦意喪失ダイにキュンとなって衝動的に(略)
    別の話になる予定だったので後で統合するかもしれません。
    魔法契約設定も含めて捏造だらけですが、ダイ大の「メガンテは魔法が使える人ならだれでも使用可能」設定だと契約なしで使えるかも?と妄想しました。
    The Point of No Return 回帰不能点〜ダイ酒場兼宿屋は夜になってもざわめきが消えない。
    人里離れたデルムリン島育ちのダイが人の気配の濃厚さに気疲れしているのを悟ったポップはダイに先に風呂へ入れと促した。
    カラスの行水ですぐ部屋に戻ったダイと入れ替わりにポップが一階の風呂に行くと、ダイは寝る前の準備として二人の荷物をすぐ持ち出せるようにそれぞれのベット上の足元に置いた。
    それは二人がデルムリン島から冒険の旅にでたときからの習慣だった。

    不思議なことに魔王軍に夜襲をかけられたことはほとんどないが、野生動物や凶暴化したモンスターに襲われたことは何度もある。

    ダイが相手を剣で切り払えば返り血で服や荷物が汚れるし、ポップがうっかり最近出力が上がり続けているメラを放とうものなら山火事になりかねない。
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