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    100パーセント妄想!!!!!!!!!!
    男子サッカー部でサッカーやってるisg♀(高二)とisg♀とサッカーしたくて一難高校に転校してきたrn(高一)によるrnis♀。kr君回中編その二。次で後編。まだrn→(←)isg♀。rnぶちギレ続行中。今回はbcr、kngm、cgr、ng、roが出てくる。isg♀愛され注意。

    #rnis
    #rnis♀
    #isg受け

    凛と一緒(6) 次の日から凛との距離が大きく開いた。朝練の時、いつもなら凛と同じタイミングで校門を潜っていたのだけれど、いつもよりも早く凛が練習を始めていた。帰る時もいつも凛と一緒だったのに、潔が着替えている間に凛はさっさと帰っていた。練習中も潔が近づいて話しかけても反応を返さない。二人で話をする機会を作ろうとしても逃げられていた。メッセージを送っても既読スルーだ。凛は完全に遮断していた。
     二人の空気に監督が気付いて、潔を呼び出した。ちょっとしたことで凛を怒らせてしまっただけですと答えるも、どうして凛があんなに激怒したのか潔は解らない。監督の次には潔の母が気付いた。
    「凛くんと喧嘩したの?」
     毎日毎晩来ていたのがぱたりと止んでしまったので、流石の母も心配していた。ちょっと喧嘩しただけと答えるが、これを喧嘩と言ってもいいのか疑問を抱いた。母はそれ以上踏み込まなかったし、凛の弁当を作るのは止めなかった。朝練の時に渡そうとするけど、来るなと拒絶されたので、ベンチに置いてさっさと逃げた。更衣室に向かうと、潔しか使わない部屋の真ん中に空の弁当が置かれている。食べてはいるようだけど、あれから何日も凛と話せていないことが堪えた。
     何度も理由を尋ねた。話がしたいと呼びかけた。しかし、潔と凛の間に深い溝があった。
     気落ちしている間にも、吉良からの連絡は途絶えない。今の潔には吉良を相手にしている余裕はなかった。吉良に指摘を受けるよりも、凛に拒絶される方が、辛い。
     あんなに毎日一緒だったのが突然一人になってしまって、虚しい気持ちでいっぱいだった。夜遅くまで自主練をして、帰り際にコンビニ寄ってアイスを買い食いして、夕飯も一緒に食べていたのが当然となっていたせいか、帰る時、凛の気配をわずかに感じてしまう。完全に重症だ。今日も凛と話ができなかったと思うだけで、目頭が熱くなる。連日泣きながら帰っていた。
     三日目で限界を感じて、夕飯も食べずに部屋に籠ると、蜂楽に連絡を取った。
    『やっほー!潔元気にしてるー?』
     元気いっぱいの蜂楽の声を聴いた瞬間、我慢していた涙が堰を切った。ばちらぁ。涙声が咽喉から出たものだから、携帯越しに蜂楽が大いに動揺した。たすけて、ばちらぁ。もうむり。泣きじゃくりすぎて言葉がうまくでなかったが、蜂楽は正確に聞き取った。
    『オーケー、俺に任せて!』
     蜂楽が元気よく答えた直後、友達グループラインが荒れた。蜂楽が緊急招集をかけたのだ。
     蜂楽。みんなー!潔が大変だから明日東京に集合ねー!突然すぎると潔は思った。
     千切。オーケー任せろ。さすが千切。足だけじゃなく返事も速いと潔は思った。
     凪。いいよ。まさかあの面倒くさがりの凪まで釣れたと潔は思った。
     御影。千切と國神は任せろ。飛行機用意しておく。凪と一緒に玲王まで釣れた。これ斬鉄も付いてくるやつじゃない?と潔は思った。
     國神。俺まだ何も言ってないんだけど拒否権無いやつ?まあ行くけど。國神が優しすぎて泣きそうと潔は涙ぐんだ。
     翌日の放課後、部活に行こうとしていた潔は、教室の窓から無意識に校門の方に一瞥を投げた。今一瞬、黒いリムジンが見えた気がする。視線を下に向けた後に二度見した。間違いなくリムジンが待機していた。これ絶対に玲王じゃん。潔の予感は当たり、玲王から待ってるぞっとメッセージが入った。
     多田に部活休むと伝えて、全校生徒の視線を浴びながら小さく身を丸めてリムジンに乗った。グループラインの面子が集結していた。来ると予想していた斬鉄は補修で来れないらしい。このまま御影グループの別荘かレストランに連れていかれるのか……という予想を裏切って、玲王が選んだのはカラオケだった。個室だし大勢入れるしジュースも飲み放題だし、という意外と庶民的な理由だった。
    「んで、潔どうしたん?」
     招集をかけた蜂楽が問う。まさかみんな、潔一人のために来てくれるなんて思ってもいなかったしびっくりしたし申し訳ない…千切は鹿児島から、國神に至っては秋田からだ…実はと切り出した途端に悲しい気持ちがわっと膨れ上がって涙が出る始末だ。いきなり泣き出したからぎょっとみんなが慌ててもっと申し訳なくなった。
     両隣の蜂楽と千切のフォローを受けながら、潔は話した。両親にもチームメイトにも話さなかった秘密を、五人に打ち明けた。
     凛と仲違いをしたところまで全て話し終えた後、五人の反応は同じだった。
    「ないわー」
     異口同音の一言が個室に響く。
     やっぱり自分が悪かったのかな。不安になった潔に、蜂楽が真顔で言い紡ぐ。
    「凛ちゃんもないけどさ、一番ないのは、そのなんちゃって彼氏だよねー」
    「お試しじゃねえじゃん。完全に潔の意志ガン無視じゃん」
     蜂楽に続いて千切からも容赦のない言葉の弾丸が放たれた。
    「吉良涼介だっけ?確か、埼玉県一のストライカーってやつ?」
    「誰それ?知らないんだけど」
    「お前は知らなくていいの。どうせ雑魚だから」
     潔の対面に座る玲王もまた、隣でテーブルにあごを乗せている凪の頭を撫でながら容赦なく言い放つ。
    「U―18に飛び級を約束されたストライカーになんてこと言うんだお前…」
     凪とで玲王を挟む形で席を取った國神が辛うじてのフォローを入れる。
    「てか。そんな大事な事ならデート中止にしたらよかったんじゃね?普通ならそうするだろ?そもそも優先順位を間違っているんだよお前が」
     玲王の言葉は厳しいけれども、口調は柔らかめだ。的確で正確な指摘に、潔は項垂れた。
    「うん…そうすれば良かったって、すげえ後悔してる…言い訳になるんだけどさ、あとで責められるのが嫌でさ…」
    「は?家庭の用事でキレる奴なのかよ?」
    「そうじゃないけど…」
     キレはしないけれど、すごい言ってくる。言われる度に自分が悪いのかなと不安になるし、ダメな人間なのだと落ち込む。潔の心情を、玲王は慧眼で読み取った。幸か不幸か、潔のスマホが震えた。一時中断して、スマホの画面を開く。俺今から部活のメンバーで飯食いに行くんだけど、潔さんも来る?のメッセージを見てから返信の言葉を考えるが、ひどく泣いたせいか脳が働かない。
    「ごめん…だれか、代わりにメッセージかんがえてくれない…?」
    「は?普通に友達と今カラオケに行ってるじゃだめなのか?」
     國神が目を丸くした。
    「潔、ちょっとだけやり取りみさせてくれない?他は見ないからさ」
     蜂楽が潔に手を差し出した。どんなに親しい間柄でもメッセージ記録を視るというのはプライバシーの侵害であるが、邪心がなく天真爛漫な蜂楽だからこそ許される発言であり、潔もそれを赦せるほど蜂楽を信頼していた。潔の精神状態も要因の一つであるが。蜂楽に続いて千切も名乗りを上げ、続いて凪も玲王も國神を蜂楽の周りに集まった。蜂楽の指が動くのと、五人の顔色が変化していくのが比例した。
    「うっっっっわ」
    「絶対ないわー」
    「きっっっっっっっも」
    「これさー付き合ってる奴がめんどくさいやつじゃん」
    「潔、お前、よく頑張ったな」
    「束縛彼氏。感じ悪」
    「意識高いだけの雑魚スライム」
    「ま、こんな奴だろうとは思ってたけど」
    「ヤンデレバッドエンドルート確定じゃん」
    「お前ら、人の彼氏になんてこと言ってんだよ」
     五人の言葉が辛い。そうしている間にもメッセージがやってくるが、しかめ面をしながら罵詈雑言を口にしていくのが耳が痛い。
     潔。玲王が潔に問うた。
    「お前はどうしたいんだ?」
     涙が残る潔に視線が集中する。潔は膝元に視線を落としながら、気持ちを打ち明けた。
    「凛と、仲直りしたい」
     オーケー。玲王が得意げな笑いを浮かべて、びしっとポーズを決めた。
    「今彼と別れろ!そして凛と付き合え!以上!」
     微妙な間が置かれて、潔は間抜けた顔を上げた。
    「え?」
    「それが最短の解決法だ。今からでも凛と付き合えばいい」
     潔の思考が停止した。空気も停止した。擬音で表現するなら、ぽかん、だ。潔は痛む頭を押さえた。
    「ごめん、ちょっと、わからない。意味わからない…。誰か説明して…」
    「おーよしよし、潔かわいそうに。俺の胸で泣け」
     千切が素早く潔の隣に立ちまわる。最速なのはピッチの上だけではなかった。
    「それが一番平和的かつ円満な方法だ。そうすれば凛との仲も修復するだろ」
     修復するどころか段階をいくつもすっ飛ばして飛び級だ。
    「いやいや…ないから…だってあの凛だぞ。凛がうんっていう訳ないじゃん…凛に完全に嫌われてるし…」
    「いやいや、お前が何言ってるのって話だよ」
     玲王が鋭く切り返す。玲王はよく知っているし、的確に見抜いていた。それは他の四人も同じ。何故ならオフが重なって、國神と玲王以外の面子が東京で遊ぼうとなった時、呼んで無い筈の凛が釣れたのだ。釣れたというより、金魚の糞のように潔に引っ付いていた。凛は完全に機嫌が悪かった。その理由は言わずとも知れる。その発端となっていた潔だけが呑気にはしゃいでいた。潔と凛が先に帰った後、速攻國神と玲王に共有した。
     つまるところ、凛は潔のことを悪く思ってないどころか激重感情を抱いている可能性があった。いや、ほぼ確定に近い。潔だけが鈍感だ。だからこその玲王のこの提案である。
    「いいか潔。凛と仲直りするための方程式の条件は二つ。一つは吉良涼介と別れること。一つは凛を選ぶこと。これらを満たさないと成立しない」
    「ごめん、馬鹿だから全くわからない」
    「馬鹿斬鉄と同じこと言ってんじゃねえよ」
    「でも別れられるっしょ?こんな意識高い系束縛彼氏なんて。それとも潔は彼氏のこと好きなの?」
     蜂楽の問いに、潔は冷静になった頭で考える。潔が持っていたジンジャエールのカップの氷が溶けてからんと音を鳴らした。
    「正直、わかんない…でも、別れる方法が、わからない…」
    「てめえにうんざりしたから別れる二度と連絡するなって言えばいいだろ」
     千切!國神から声が上がった。この面子の中で思いやりがある潔ならではの心情だ。別れるのならできるだけ相手を傷つけないやり方で別れたい…それが正直な気持ちである。
    「てかさー。要はつまり、別に付き合いたい奴ができたからお前と別れたいって口実を作ればいいんだよねー?」
     間抜けた声が意見を入れた。珍しいことに凪だった。
    「だったら別に凛じゃなくてもよくない?いま潔は凛と仲直りしたいだけで、凛と付き合いたいって話じゃないでしょ?潔は凛のこと好きなの?凛と付き合える?」
    「すげえ稀に本当にSSRに可愛い後輩だと思うけど…あの暴言と自己中心に付き合うのは、ちょっと…」
     五人の中で、凛が可哀想、って心が一致した。だけどこれは凛の自業自得である。
    「じゃあ、簡単な話」
     よいしょと腰を上げたかと思うと、長身から潔を見下ろして、覇気のない声音で、凪は言った。
    「俺と付き合えばいいじゃん。そんで今彼に俺と付き合うから別れるって言えばいいじゃん。凛と仲直りするのはその後でもよくない?」
     凪はそれが最適解だと言わんばかりに言い放った。潔はぴしっと固まった。なんでそうなんの。意味わからない。なにこの生き物。凪のお陰で潔の思考がぐるぐると渦巻く。
    「おいちょ待てよ」
     そこで何故か名乗りを上げたのは、千切だ。キムタク風で。
    「抜け駆けしてんじゃねえよ、凪。潔と付き合うのはこの俺だ」
    「お嬢はすっこんでなよ。潔は渡さない」
     何でいきなりお前ら少女漫画みたいな展開やってんの?ばちばちと至近距離で火花を散らす二人に、國神が突っ込んだ。
    「いやいやちょっと待ったー」
     さらに蜂楽が乗った。
    「潔と付き合うのはこの俺だからーこの中で俺が一番潔と仲良いからーお嬢と天才はあっち行けー」
     お前も何言ってんの蜂楽。國神がドン引いて突っ込む。潔も同じ気持ちだった。それから何故か、俺の方が潔と近いから、だって俺千葉に住んでるし!千葉より東京の方が近いし。近距離よりも遠距離の方が恋に燃えることを知らないのか馬鹿どもが。と話が斜面の石ころのように転がっていった。潔の意見なんて全く考慮する気もないし隙もない。
     三竦みを放置して、國神が潔と向き合った。
    「いいか潔。普通はな、いくら付き合っているとはいえ、返信を強要させたり無理やり都合を合わせたりするもんじゃねえ」
    「國神は経験あんの…?」
    「いや、ねえけどさ。ねえけどこれはやりすぎだってことはさすがにわかるっていうか…デートだって二人で考えるものだし、押し付けるものじゃないし、着る服だってアクセサリーだって、どんな格好をしていたって、好きだったらなんでも可愛いって思うだろ」
    「やりすぎ感はあるが、吉良ぐらいの人間になると、誰に見られているか分からねえから言いたくもなるんだろ。隣を歩いている人間によって品性が決まるしな」
     玲王がそういうと説得力がある。地元で吉良涼介の名前を知らない人はいないし、吉良のチームメイトやクラスメートに目撃されてもおかしくないし、吉良なりに潔のことを思ってのことだろう。でも…服代払ったのはいつも潔だったことを告白すると、玲王が放送事故並みのすごい表情をした。國神は完全にドン引きだ。
     玲王は正しかった。確かにこれは、別れさせた方がいい。それが最優先だ。潔が可哀想である。
     すかさず、玲王は第二の計画を組み立てた。
     潔の説得を國神に任せて、スマホで指示を出した直後、三竦みの中に割り込んだ。
    「なあ、賭けをしねえ?潔と凛がいつ付き合うかって」
     今誰が潔と付き合うかで対抗していた蜂楽、千切、凪は、順に答えていった。
    「三年後!シャボンディ諸島!」
    「とっくに高校卒業してんじゃねえか。それを言うんなら二年後だろ」
    「そんな日は一生来ねえよ。潔は俺と付き合う」
    「お嬢のその自信はどっから来てるんだよ?」
    「うーん……その内?」
    「数字を言え数字を!」
    「じゃあ玲王は?」
     凪に問われて、玲王はにやりと口角を釣り上げる。
    「今週の土曜日だ」
     具体的なその日程は、最早予言だった。予言者御影玲王は千切も驚く反射神経で、國神と話し合っていた潔の隣に座った。
    「潔、スマホ貸せ」
     潔は何の疑いもなく玲王にスマホを渡すと、口角を釣り上げたまま目にも止まらない速さで指を動かし始めた。何度も通知が来る度、ゲームのように返している。
    「よし。潔、しばらく連絡控えてくれるってよ!」
    「えっ」
     スマホを取り戻そうと手を伸ばすが触れる前にぽいっと捨てられた。後になって潔は確認するが、玲王が潔を装って吉良を抑え込んだのだ。
    「潔!万事俺に任せろ!俺がまるっと解決してやんよ!」
     その後、普通にカラオケが始まって、潔は腑に落ちなかったけれども、こうして集まった同士との久々の集まりに、忘れかけていた笑顔を取り戻した。楽しんでいた間、御影グループの御曹司玲王の華麗なる仲直り計画は既に始動していた。
     その次の日、監督が全くもって意味わからんという顔をぶら下げて、サッカー部に告げた。
    「土曜日に急遽、松風黒王高校との練習試合が決まった……」
     これ絶対玲王じゃん。みんなが全くの謎の反応を示す中で、潔だけが勘付いた。
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    07tee_

    MEMO100パーセント妄想!!!!!
    一学年繰り上がりました。bllの無い世界線で同じ高校に通いながらサッカーをするrnis♀。
    息するように受けが女体化してるので注意。
    またもやse兄貴がめっちゃでしゃばる。se兄貴はきっとisg気が合うだろうなと想像しながら書いた。若干のキャラ崩壊あり。itsサンドのプリクラが切実に見たい。
    あとちょっとで終わります。
    凛と一緒(15) 五月のゴールデンウィークも部活はあるが、フルではない。偶には息抜きも必要ということで休暇が与えられている。休みの日はどちらかの家に入り浸るか、公園でサッカーするか、東京の街に繰り出すかだ。その日、凛と一緒に映画を見る計画を立てていた為、地元の映画館へ行くことになっている。筈だった。
    「で、お前ら何観に行くんだ?」
    「ピエロが出てきてめっちゃ襲ってくる映画だって」
    「趣味悪い。どうせそれ凛の趣向だろ?あいつに合わせてると甘える一方だぞ。嫌な時は嫌だってはっきり言え」
    「これでもホラーには慣れて来たところなんだよ、凛のお陰でさ。それに凛も楽しみにしてたんだし……な、凛!」
     潔は左隣に顔を向けて声をかけた。並列して歩く凛の顔はかなりの渋顔で、負の感情をまき散らしていた。
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    07tee_

    MEMO100パーセント妄想!!!!!
    一学年繰り上がりました。rnis♀でrn(高二)がisg♀(高三)と一緒にサッカーするために一難学校に転校した、bllの無い世界線。
    息するように受けが女体化してるので注意。
    rnis♀仲直り回。se兄貴が仲介する。今後も喧嘩したする場合はse兄貴が武力介入することになる。se兄貴isg推しでこっそり狙ってる。
    凛と一緒(14) これまで凛と喧嘩したことは何度かあった。喧嘩といっても猫のじゃれ合い程度のもので…凛の暴言とか我が儘が原因によるものがほとんどで、苛立ちはするもの激怒する程でもないので受け流して終了させるのが定例だ。凛が謝ったのは、付き合うことになったあの一度だけである。今回ばかりはそうもいかなくなってしまった。
     ああああ。吹き溜める感情を吐き出そうとして声が漏れる。凛、完全に怒ってた。夕飯食べずに帰ってしまったし。どんな顔をして会えばいいんだか。ていうか、凛の怒りが消えてなかったらどうしよ。今回は潔に非があると認めざるを得ない。
     このまま気まずいまま、お互いに距離を空けて、自然消滅してしまったらどうしようか。いや、凛から捨てられるかもしれない。そんなことになったらどうしよう。サッカーはやってくれるかな。ここまでやっておいて、チームメイトに戻れるだろうか。無理な気がする。別の子と付き合い出したらどうしよ。何も考えたくない。考えたくないのに、嫌な想像ばかりが膨らんでしまう。
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    07tee_

    MEMO100パーセント妄想!!!!!!!!
    isg♀(高二)と同じ学校に通うrn(高一)のrnis♀。kr君回前編。kr君をかませキャラにしてしまった。性格がかなりひどくなってる。kr君ファンの方ごめんなさい。kr君とisg♀が付き合ってる表現ありますが、kr→isg♀です。前提ではありません。
    凛と一緒(4) 今更ながらではあるが。凛はとてもモテる。顔が良くてサッカーも上手ければ、女子が黙っていないのも無理はない。前の学校でもモテていた筈だと潔は推理し、部活帰りの途中で、実際どうなんだよと尋ねたところ、本人は知らねえとばっさり切り捨てたけれども、絶対にモテてた筈だと仮定した。でもサッカー馬鹿の凛が多田ちゃんらのように彼女がほしいだのモテたいというだのの欲望を持ち合わせていないのを知っているので、モテていたという自覚が本人には無いんだろうと考察する。凛の頭の中は基本サッカーしかない。
     どうしてこのような話の流れになったかというと、全てはあの体育祭にある。あの後、凛の人気が急上昇したからだ。今一番モテる男は誰かと聞くと、間違いなく糸師凛である。あの奇跡的プレーが全学年女子の心を射抜いたのだ。潔もまたこれまでほとんど話したことのない女子生徒から話しかけられることが倍増した。ほとんどが凛との橋渡しだ。頼まれたら断ることのできない潔は凛宛のラブレターを手渡す役回りになっていた。凛は全て拒否したけれども。
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