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    @zenhouixxxx 【小説はR18 特殊性癖】小説の構想練る用 頻繁に書き換える・・・だったけどモデリングした画像も上げるかも
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    コーガ様の宿願+メドーの段後半

    #メドリバ
    #リンリバ
    limba

    ゲドウ⑨ハイラル軍は起動させたシーカータワーの探索機能を使い、とうとうイーガ団のアジトを突き止めた。

    リーバルはあの後アッカレ砦の周辺でスッパを探したが、結局見つけることは出来なかった。近くにいた構成員に尋ねると、撤退の合図をスッパから受けたということで、命があることだけは分かっていた。

    リーバルはハイラル城下町に常駐している諜報員に伝言を頼み、アジトの危機を知らせた。

    「神獣が行くから人の力ではもうどうすることも出来ない、だそうです」

    アジトに戻った構成員はそう報告した。
    コーガとスッパは顔を見合わせる。
    アッカレの塔での敗北から、こうなることは予想していた。だが、まさかあの外面だけは品行方正なハイラル王家が、仮にも人に向かって堂々神獣を差し向けるか。厄災の復活が、この国にとってそれほどまでに切迫した脅威となっているということのようだ。

    「このアジトは遺棄の前提で動くのが賢明だと存じまする。4割の物資を抜け穴に繋がる地下の備蓄庫へ。残りは捨ておきましょう。諜報員の存在を知られることは避けたく」
    「そうだな、仕方ない。厄災の復活まで持ちこたえればこっちのモンだ。ただしベストは尽くせよ」
    「は」

    スッパは物憂げに机に肘をつくコーガを、頭を下げたまま仮面の内で見上げた。
    リーバルに助けを要請することは最早ないのだろう。
    それらしい役職を与えて泳がし、重要な局面ですらひたすらに待てを命じる。
    スッパはリーバルの心境を慮ったが、それと同時にコーガの背負う宿命を思った。

    コーガには、数百年前の初代コーガを始め、全ての先代の記憶がある。いや、正確には、その意志を継承している。
    細かい事は覚えていないようだ。ただ、一族を迫害したハイラル王家との闘争の歴史、失われた幾千もの同胞の無念。復讐を誓った者達の怨念の声が聞こえるのだと。

    当代コーガの宿願とは、厄災を復活させることではい。その先にある民族単位でのグレート・リセットである。

    全ての人類を滅ぼし、新たな世界を創造すること。

    ハイラル王家に内部から入り込み、その地位になり変わろうと試みた時代もある。ハイラル王家だけを物理的に滅ぼす策を講じた時代もある。だが、その全ては失敗に終わった。
    厄災の復活が囁かれる時代を生きる今のイーガ団は、それを利用して全ての歴史をこの当代で終わらせることができる可能性があった。
    厄災をコントロールできるとははなから思っていない。全てを踏み慣らさせ、まっさらな土台を作ること。それが新たな時代の始まりとなるのだ。

    本当のことを告げたら、リーバルは果たして同意するだろうか。

    このことは、スッパを始め生き延びる可能性のある数名の幹部のみが知っている。

    ***

    あくる夜、リンクはハイラル城のインパの執務室を訪れた。
    開け放したままの扉を控えめにノックをすると、頭に片耳を覆う機械を装着しながら、書類の山と格闘しているインパが顔を上げた。

    「インパ殿。リーバルの様子はどうですか」
    「あー…風の音で殆ど聞こえないですけどね。多分相変わらずメドーを口説いてますよ」

    頭の機械はプルアとロベリーが開発したものだ。シーカーストーン同士の音声を拾い、遠隔で音を送ったり聞いたりすることができるという。

    ゴウゴウと唸る風の音をひたすらに聞き続け疲弊していたインパは、助かったとばかりにリンクにその機械を譲った。

    繰り手全員の神獣調整を終えてしばらくが経った。

    各々が神獣操作の習得に励む中、リーバルは最も熱心にそれに取り組んでいて、

    今夜も夜間飛行届が出されているのをリンクは見かけたのだ。

    アッカレの塔の一件からリーバルとは話せておらず、リンクはその事が気掛かりでならなかった。

    「…今度は……の……を教えてくれよ。ど…して…い?」

    耳にあてた機械から流れ込んでくる風の音と、不明瞭な話し声にリンクは神経を集中させた。

    ***

    リーバルはメドーの機動力を確認するという名目で、リトの村から南を目指して飛んでいた。

    「夜の空はいいね。まるで世界に君と二人きりになったみたいだ。もしも…厄災がハイラルを踏みならしたとしたら、ずっとこんな風になるのかな」

    生き物の気配を感じない、暗黒の世界。コーガの宿願が達成された世界の、その後。その時、本当に自分の愛する人達は自分は生きているのだろうか。そして、自分も。

    メドーの弱い明かりが、夜盲のリーバルを気遣うように少し強くなった。

    「優しいんだな、君は。ねぇ、君が本当にどこまでも行ける力があるのならさ、このままハイラルのもっとずっと先まで僕を連れ去ってくれてもいいよ。・・・そうだ、故郷だ。どうして今まで忘れていたんだろう?厄災の魔の手も、様々なしがらみも、何一つ手が届かないくらい遠い所だ。君に見せたい景色もある。僕が欲しいだろ?君をどう満足させてやれるのか分からないけど、まあ考えるさ」

    メドーの頭の上に胡座をかいて座っていたリーバルは、三つ編みを攫う風が強くなったのを感じた。

    「乗り気なのかい?嬉しいね!僕も君が好きだよ、なぜなら君は僕のことを選んでくれた。どこまででも行こうか!」

    ***

    そこまで聞くと、リンクは集音器を外した。

    「リーバルがメドーに連れ去られそうです。いや、逆か」

    吹きすさぶ風の音に混じって、かろうじて聞き取れた情報。
    減らない書類を前に死んだ目をしたインパはそれを聞くと宙を仰いだ。

    「リーバル?応答してください。リーバル」

    シーカーストーンに呼びかけるが、返答はない。
    リーバルがいつも布で塞いでいるのは、マイクではなくスピーカーの方であった。

    「…リンク。何とかしてください。夜間飛行は中止、即刻リトの村にメドー諸共帰還させること。必要経費はいくらでも出します。以上です」

    びし、と言い切られたリンクは、その剣幕に押し切られるようにして退室した。

    タバンタの塔のてっぺんにワープすると、メドーの青く光る機体がまさに通り過ぎた所だった。抱え込んだありったけの爆薬を床に設置し、盾の上に両足をつけると、リンクは下敷きにしたリモコン爆弾を起動した。

    静かなへブラの空に一瞬響き渡る轟音と閃光。爆風に押し上げられ、リンクはリト族も驚くほどの高さに空高く飛び上がった。

    最高到達点まで粘り、落下が始まる寸前でパラセールを開く。首尾よくメドーの最下層に取り付くと、その機体をよじ登った。

    息を切らしながらメドーの甲板部分にようやく到達する。
    待っていたのは腕を組んで目を丸くしたリーバルだった。

    「…何してるんだ?」

    リンクは立ち上がると、乱れた服を払ってリーバルに向き直った。

    「さっきのアレも冗談か?」
    「また聞いてたのか。いい加減にしてくれよ、まったく。ていうかなんでバリアの中に入れるんだよ」

    リーバルはリンクの背のマスターソードを忌々しそうに睨みつけた。メドーと共鳴するように青く明滅している。

    「…あーあ。しかし、派手にやらかしたな。僕達が必死で復旧したのは何だったんだ」

    リーバルは灯台のように未だちらほらと燃えているシーカータワーに目を向けた。
    リンクは、それをなんでもないように隣で見下ろす。

    「君を連れ戻せるのなら、ハイラル城だって爆破してみせる」

    「聞き間違いか?そうだよな?」

    リーバルがぎょっとして向き直ると、リンクの青空を閉じ込めたような瞳がメドーの放つ仄かな明かりに照らされてキラキラと光った。

    「俺の心はあの日へブラの山に置いてきた。君の心はどこにある?」

    そう言ったリンクは、退魔の騎士でも伝説の勇者でもない、ただの男の顔をしていた。

    「・・・愚問だね。というか、あの本まだ回収してなかったのか?メドー、帰るよ」

    リーバルはリンクの表情からその真意を探ろうとした。しかし、深追いするなと警告する本能がその思考を押しとどめた。

    メドーは素直に方向を変え、リトの村めがけて飛び始めた。
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    mmO

    DONEIga団×リバルの脳死系エロ 読み切り短編にしたかった ゲドウのこぼれ話説もある。
    コガリバ(重) 幹リバ(濃)R18 スパリバ(薄)
    コガリバはやらないけどコガ様の下半身、手露出がある 幹部さんは腹筋が出る
    ~設定~
    リーバル:子供の頃コーガに拾われて以来イーガ団 色情狂 女王様
    スパリバ:セフレ
    コーガ様:常にクール
    幹部さん:不幸な巻き込まれ男(日替わり)

    団服はご都合セパレート式
    そんな子に育てた覚えはありませんとある日の夜、リーバルは巡回の幹部が通り過ぎるのを待ってから、イーガ団本部のコーガの部屋にするりと入り込んだ。

    「おぅ、どした」

    コーガは片ひじをついて読んでいた書物から顔を上げずに声をかけた。

    仕事中だって別に関係ない。もしそうだとしてもまだ帰ってきていない優秀な筆頭幹部が全て片付けるだろうし、夕飯前のこの時間はコーガが暇していることをリーバルは知っていた。

    黙って近づき、本を持つ腕の内側に無理やり身体をねじ込むと胡坐をかいた膝の上に乗り上げる。

    「ちょっ、邪魔」

    抗議の声を上げたコーガは腕を上に掲げ、まだ本を読もうとしている。

    「ねぇ、知ってる?」

    リーバルはコーガの腹にべたりと顔をつけたま嘴を動かした。

    「リトの発情期ってすごく辛いんだよ。ずっと熱が出たみたいに頭がボーッとしてるし、このままじゃ任務に支障が出るかも」
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