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    T_ShioSag_N

    @T_ShioSag_N
    気ままに、二次作品書く時ある。(ポケモン)
    別でpixivにもある。そっちはほぼサトセレ。
    本格的に小説書くための別アカあり。

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    T_ShioSag_N

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    入れ替わりネタ、1個目!レイエ。

    「わ、わーーー!?なんで、ボクが目の前に!?」」
    「てことは、やっぱりイエローなんだな!?」
    「レッドさん!?」
    辺りに構わず叫ぶ2人。足元にいるピカチュウ2匹はオロオロしている。
    事の発端はこの日の今朝から。

    早朝、レッドは目が覚めると上半身を起こし、うーん、と腕を伸ばした。
    「今日もよく寝た、ぜ・・・・・・?」
    自分の声がおかしい。いや、この声は。
    「イエローだな、これ」
    小さく呟くそれもイエローの声そのもの。不思議に思ってとなりを見ると、横にいるのはピカではなく彼女の手持ちのチュチュ。
    不思議に思い、離れたところで寝るイエローを見やる。だが、視界に入ってきたのは。
    「オレ!?」
    驚いて近づいて、肩を揺さぶる。
    「う、うーん?なんですかぁ?」
    レッドの声音でどことなくイエローの喋り方が出ている。目をこすりながら、目の前のレッドが自分を見るが、その目が驚きで見開かれた。

    そして、先程の会話に戻る。2人は途方に暮れ、この後どうしようかと小さい声で相談していると、上から何か影がかかった。
    見上げると、ピンク色で丸いものが2人の頭上にあった。
    「やっほー、お2人さん」
    手をひらひらと振って、なにか含み笑いをしているブルーがいる。その含み笑いに、レッドは嫌な思いが突き抜けた。
    「ブルー!!お前、何かしたのか!オレたちに!」
    「あらー。なんのことかしらー?」
    ぷぷぷ、と手を顎に添えて笑う彼女。それを見て、レッドはブルーがなにかしたことを悟る。
    「ブルー!オレとイエローを戻してくれ!」
    「えー?そのままがおもしろくなぁい?」
    まだ顔が笑っている彼女に、イエロー(レッド)の表情が険しくなる。
    そのとなりで、レッド(イエロー)がもじもじしている。
    「ブルーさん、ボクからもお願いです」
    小さい声でレッド(イエロー)が言う。
    普段のレッドからは見られない姿にブルーは大笑いしたかったが、イエロー(レッド)の顔の表情がまだ険しいのを見て抑える。
    「えー?そうお?」
    ブルーは頬に手を添えて、首を傾げる。
    まだ楽しもうとするブルーにレッドはガリガリと頭をかいた。
    「とりあえず、イエロ、って、お!?」
    レッドは自分の体を触った。戻っている。
    イエローも目を瞬かせて、自分の頭にある麦わら帽子から確かめた。
    「戻ってます!」
    「はー!ブルー、お前な、って、あ!いない!」
    レッドはブルーに小言を言おうと思ったが、彼女はとうに姿を消していた。
    2人から離れたブルーは気分よく歩いていた。
    (ほーんとお子ちゃまな2人だこと)
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