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    遊兎屋

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    遊兎屋

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    【虎伏】

    #虎伏
    ItaFushi

    虎伏ワンドロワンライ
    お題:お風呂

    虎杖生誕
    雨に降られた2人のお話
    未来捏造





    3月20日
    冬が終わって春がくる。
    今日は虎杖悠仁の誕生日だ…
    そんな主役はと言えば長期任務で未だに帰ってきておらず、後1時間ほどで最寄駅に着くとだけ連絡があった。
    虎杖が家を開けてから1ヶ月
    俺も一級術師として仕事をこなしながら過ごしていて、一人寝するには大き過ぎるベッドにも慣れず、寂しさを感じながらもプライドが邪魔して連絡さえ取れなかった。

    秘匿死刑を回避してもなお呪術師として隣に立つと言い切った虎杖に好きだと伝えられて、想いを寄せ合ってからもう暫く経つ。
    高専を卒業して、家を借りて同棲して…
    手の中にある小さな箱を何度もぱかぱかと開けてしまう。
    蓋が開くたびに見えるのはシンプルなシルバーの指輪で今日のために内緒で買いに行ったものだ。
    ガラにもないことをしている自覚はあるし、買ったわいいが未だに渡す勇気も無い。

    手持ち無沙汰に携帯を眺めていば、ディスプレイに映し出された天気予報が"にわか雨"と示していてふと窓に目を向ける。

    「降りそうだな…」

    どんよりと曇った空に少し考えて天気予報のアプリを立ち上げ時間経過を確認すれば、虎杖が駅に着く頃に降り始めるらしい。
    ここ暫くは晴れが続いていたし虎杖は絶対傘なんて持って無い。
    手の中で遊んでいた箱を机に置いて立ち上がる。

    マンションから駅までは歩いて15分程
    高専の山奥に比べて平坦な道なのもあって軽い運動にもならないくらいの距離だ。
    どうせ家にいたって暇なんだ…
    そうやって言い訳を考えながらも、内心では虎杖が帰ってくることに浮き足立っているのが分かる。
    1ヶ月間会っていない恋人に会えるんだそれも仕方ないだろ。

    少し薄暗くなり始めた頃に駅に着き、時計を確認すれば虎杖が乗ってくる電車が駅に着く時間まで後5分程。
    虎杖が帰ってくる…
    怪我をしてなければいい…
    出迎えを喜んでくれるだろうか…
    早く逢いたい。
    何度となく時計を見てしまっては進まない分針にため息が込み上げてくる。
    ようやっと電車の到着アナウンスがして改札越しに柔らかな桃色を探す。
    こういう時目立つから良いな…
    余り必死に探すのも恥ずかしくて、視線をうろつかせながらも気取った態度をとってしまう。

    改札に近づいて来る虎杖を見つけて、言わずにきてしまったことを少し後悔する。
    言ってればきっと向こうから駆け寄って来てくれただろうに、俺から声を掛けなければ行けない状況に、気付けと念を送るように睨みつけてしまう。

    「…?あれ!?伏黒っ?!」
    「…おう、お帰り」

    気付かれなかったらどうしようかと内心でヒヤヒヤしていれば、改札をくぐった虎杖が顔を上げた瞬間にばちりと目が合う。
    それから驚いたように目を丸めた後直ぐに満面の笑みを浮かべる恋人に、キュンっと心臓が締め付けられて、呻く声が小さく上がる。

    想像通り駆け寄ってきた虎杖が俺を抱き締めようと手を広げるので慌てて制して、駅だぞと小さく忠告すれば渋々と手を下ろして距離を詰めて隣に収まる。

    「なに?どったの?お迎え超嬉しい」
    「お前傘持ってないだろ」

    ぴっとりと肩が触れるまで近付いた虎杖がにこにこと嬉しそうに笑って俺の顔を覗き込んでくる。
    どんな顔をして良いか分からず逃げるように顔を外へと向ければ電車の到着間際で降り始めた雨がザーザーと音を立てていて、迎えに来てよかったとホッとする。

    「持ってねぇけど、伏黒は?」
    「は…?」

    頬を掻いて首を傾げる虎杖の言葉にヒュッと喉が鳴って慌てて両手の平を確認してしまう。
    持っているものは携帯だけで、迎えに来た大前提な傘を持っていなかった。
    確かに準備したはずだし、玄関には置いてあった。
    鍵を掛けるときにドアに掛けて、、、

    「っ〜」
    「んふふ、傘忘れちゃった?〜、まじで可愛い。そんなに俺が帰ってくるの楽しみにしてくれてた?」
    「ッ、うるせぇ、離れろっ!」

    堪らないとばかりに声を上げた虎杖にガバリと抱き締められてぎゅうぎゅうと締められる。
    少し揶揄いの混じる言葉に、図星を突かれて恥ずかしさの余り唸る事しか出来ない。
    浮かれすぎだろっ

    「伏黒、俺…我慢できないんだけど?」
    「ッ、馬鹿…、我慢しろっ」

    どうやって言い返してやろうかと言葉を探していれば、すりっと唇を耳元へ擦り寄らせてきた虎杖の低い声にびくりと身体が跳ね、密着した身体に息を呑む。
    俺だって期待してなかった訳じゃない。
    公共の場で何してんだと殴ってやりたいのに身体はびくともせず熱を溜め込み始める。

    「早く帰ろ」
    「帰ったらまず風呂だからな」
    「了解」

    一層強く抱き締められたかと思えばぱっと身体が離されて情けなく笑う虎杖が頷くのを確認する。
    生憎、近くにコンビニも無く傘を買う手段もない。
    ザーッと勢い良く降り頻る雨に濡れて帰るしかないかと己の不甲斐なさに溜息をついて、せめてもの抵抗に羽織っていたカーディガンを頭の上に広げていれば虎杖の手が俺の腰に回る。

    「おい、帰るんだろ」
    「ん、俺が伏黒抱っこして走った方が速いし濡れなくね?」
    「はぁ?絶対嫌だからな!やめろ、馬鹿、来んなっ」

    にやにやと意地の悪い笑みを浮かべ始めた虎杖に顔が引き攣る。
    まだ終電には時間もあって周りに人が居る。
    そんな場所で抱っこされるなんてごめんだっ



    ー結局

    「かっる!俺がいない間ちゃんと食べてた?」
    「ッ〜…ちくしょう」

    抵抗虚しく虎杖に横抱きにされ広げたカーディガンを虎杖の頭にも掛かるように首に腕を回せば、満足そうにする虎杖に見下ろされる。
    怨みがましく睨みつけてみてもなんのその…
    駅から自宅までの道のりを走り抜ける為に気合を入れる男が駅の外を見据える。
    身体に回された腕は1ヶ月前と変わりなく、がっしりと筋肉の付いた骨太なもので服を着ていてもじんわりと感じる温もりと嗅ぎ慣れた匂いに身体から力が抜ける。

    「んじゃ、帰りますか」
    「気を付けろ」
    「ん、任せて」

    長期任務終わりとは思えない程に疲れを見せない男がグッと地面を蹴る。





    「結構濡れたなー、伏黒大丈夫だった?」
    「ああ」

    マンションのエントランスで解放されて、雨で濡れた服を軽く叩きながらエレベーターを2人で待つ。
    たった数分で駅から自宅まで辿り着いた訳だが、どうしたって濡れる。
    少し冷えた身体は早めに温めた方が良さそうだ。
    隣に立つ男をチラリと見れば丁度髪の毛を後ろへ撫で付けている所で、どきりと心臓が跳ねる。
    良い意味でも悪い意味でも…

    チンッと軽い音を立てて到着したエレベーターへ濡れたカーディガン片手に入ればスルスルと上がっていき、目的階に着く。

    「伏黒の髪の毛ぴんぴんしてんね」
    「濡れるだろ、あんまり触るな」

    癖の強い髪の毛が雨に負けず跳ねているのが面白いのかちょいちょいと指先で触られる。
    全身濡れていて今更だ…。
    それでも距離の近い虎杖を少しでも離そうとして自宅へと歩を進めれば、しゅんとした虎杖の様子に心擽られて直ぐに甘やかしたくなる…。
    1ヶ月離れてたんだ…いきなり距離が詰まるのは困る。
    俺の気持ち的に。

    内心ドキドキとしながらこの後のことを考えていれば、隣を歩いていた虎杖が、あ、と声を上げる。

    「傘あったね」
    「…だな」

    ドアノブに引っ掛かったままの傘が2本。
    使われる筈だったそれは濡れずに巻かれた状態でぶら下がっていた。
    苦笑して頷けば虎杖が傘を2本ドアノブから外して鍵を開ける。
    かちゃりと解錠した音と玄関へ進む虎杖の後ろへ着いて行き、手探りに廊下の電気を探す。

    「お風呂沸いてるから…さき、にッ」

    迎えに出る前にきっと冷えるだろうからとお湯炊きボタンを押しておいて良かった。
    疲れと冷えがあるだろう虎杖を一番風呂へ促そうとしたところで腕を掴まれて身体がドアに押しつけられる。
    どんっと響いた音と背中に感じた衝撃に驚いていれば、薄暗い中で虎杖の瞳が浮いて見え、あ、と思った瞬間にぬるついた感触と共に唇が喰われる。

    「んんっ、、ッ」

    微かに空いた隙間にすかさず虎杖の舌が入り込んできて分厚い舌が口腔内をいっぱいに満たす。
    久し振りの快感に身体が蕩けてしまいそうでこのままなし崩しに寝室に行ってしまわないよう、虎杖の胸元を一度叩く。

    「ん、ちょっとだけッ…」
    「ふ…っ、んン」

    息継ぎの合間に吐息を溢した虎杖が分かってると頷きながらも、その熱を込めた瞳でちょっとで終わるのか心配になる。
    ただ、虎杖だけが悪い訳じゃない…
    だめだだめだと言っておきながら、俺自身が止めて欲しくないと思ってしまってる。

    「ンッ、ん、ぅ…いたどり」
    「は…ぁ、めぐみ」

    じゅるっと唾液を啜る音が玄関に響く。
    奥に縮こまった舌を絡め取られて吸い上げられ、上顎を舐められる。
    1人では得られない快感がゾクゾクと背中を駆け上がり腰が抜けそうになり慌てて虎杖の背中に縋り付く。

    「う…んンッ、ばか、やりすぎだっ」
    「ん、全然足んない」

    がくがくと膝が笑う前に虎杖に腰を抱き寄せられてなんとかやり過ごし何ともなさそうに俺の唇を舐め上げる虎杖の頭を軽く押しやる。

    「ふろ…っ」
    「んん、ケチ」

    ちゅっちゅっと懲りずに額や頬にキスを落としてくる虎杖をなんとか促して脱衣所で互いに服を脱ぎ浴室まで辿り着く頃には俺の身体は脱力していて、虎杖に預けるようにして身体や頭を洗われ、1番に湯船に入らされる。
    先端まで冷えていた身体にお湯の温かさがじわっと広がり、堪らず息が漏れる。
    どこが楽しそうに俺の世話を焼いてから虎杖自身が頭や身体を洗い始め、それを湯船の中から何となく眺めていれば素早く洗い終えた虎杖が湯船に押し入ってくる。

    「あー、最高っ」
    「ふっ、おっさんかよ」

    俺を後ろから抱き締めるようにして湯船に浸かった虎杖が上げた声に思わず笑ってツッコんでしまう。

    「伏黒だって気持ち良さそうにしてたじゃん」

    少し拗ねたような声色の中に笑いを込めて言われるのと同時に背後から腕が回ってきて、虎杖との距離が縮まり素肌同士の接触にどきりと心臓が跳ねる。
    身体が温まる間の暇潰しなのか、背中や頸にキスが落ちてくるのが擽ったくて、やられっぱなしも性に合わないなと反抗心を擽られる。

    「ん…虎杖」
    「おわ…何?今日は積極的な気分?」

    顔が見たい。
    怪我が無いか確認したい。
    そんな気持ちで湯船の中で振り返り、虎杖と向き合うように虎杖の下半身を跨ぐ。

    「そうかもな…」

    揶揄いの言葉に小さく笑って見せれば下へ視線を向け、2人揃って反応し始めているのが見えて俺もこいつも変わらないなと内心でも笑う。
    俺の行動にドギマギする虎杖の頬を撫でて髪の毛を掻き上げる。
    渋谷で負った古傷をなぞる様にキスをして、新しい傷が無いか確かめていく。
    つるりとした肌には幾つも古傷があって俺の知っているもの知らないもの教えてもらったものもある。
    その中に真新しいものは見付けられず、満足して虎杖の胸元に身体を預け、耳を当てる。

    とくとく…
    リズム良く脈を打つ心音に、分かってはいても心配していた気持ちが落ち着く。
    ちゃんと在るべきところに在る虎杖の心臓を誉めてやる様に胸元へ吸い付けば、何やら下半身に硬い熱が当たる。

    「虎杖」
    「無理言わんでよっ!可愛いことしといて〜」

    諌める様に名前を呼びじろりと見つめれば珍しく頬を染めて情けない顔で吠えるので可愛い恋人にそろそろ"よし"を出そうかと思う。

    柔らかなオレンジの匂いが香ってくる湯船に心も身体も頭も弛められて、虎杖が喜ぶならもういいか…と投げやりになってくる。
    今日の為にケーキも買ったし晩ご飯も作った…
    結構な勇気を出してプレゼントも買った。
    それを押し退けて、虎杖に触れたい、触られたいと思ってしまう。

    「なぁ、虎杖…」
    「ん?」

    お湯の中で虎杖の手が俺の腰を撫でてくる。
    こくりと小さく息を呑んでからその手を掴み、尻たぶへと誘導してやり互いの性器がピッタリとくっ付くまで距離を詰める。
    俺の行動に声にならない悲鳴をあげる虎杖を見詰めながら赤く染まる耳に口を寄せる。

    「実はもう準備してある」
    「ッぐ」


    そっから先は記憶も飛び飛びで浴室で二回、寝室で数え切れない程交わった。
    唯一憶えているのは、ベッドに押し倒された俺を見下ろしてくる熱烈な欲に塗れた琥珀色だけ。

    意識が浮上して薄らと開けた視界の先、昨晩の色とはまた違った柔らかな色を浮かべた虎杖の瞳と目が合う。

    「あ、起きた」
    「ん…」

    カーテン越しに入り込んでくる陽の光に目を細めて嬉しそうに笑う虎杖に手を伸ばす。
    直ぐに俺の掌に顔を寄せて擦り寄ってくる恋人の可愛さに小さく笑って、目が覚めて虎杖がいる事実に嬉しくなる。

    「伏黒、ごめん…昨日ご飯もケーキも準備してくれてたのにさ」
    「…見たのか、プレゼントも?」
    「ん、見ちゃった」

    申し訳なさそうに眉を下げながらも隠しきれていない嬉し気な雰囲気に苦笑してお前だけのせいじゃ無いと言ってやる。
    俺だって浮かれて嬉しくて羽目を外した…
    見つかったのなら今更恥ずかしがる必要も無いだろう。

    「持ってこい、はめてやる」

    綺麗に敷き変えられているシーツを乱して寝返りを打ち虎杖へ手を出せばパッと顔を輝かせて勢いよくリビングへ走っていく。
    まるで犬だな、と内心で笑って隣にあった枕を抱き寄せる。
    久し振りに虎杖の匂いがするそれに頬を寄せながら眠気を飛ばす様に一度欠伸をする。
    身体の節々が痛い…
    喉もかさかさとしているし今日はベッドの住人になりそうだ。

    「伏黒!持ってきた!」
    「ん」

    尻尾をぶんぶん振っているかの様に見える男が勢い良く帰ってきて、その手には小さな箱が握られているのが見える。
    いそいそとベッドへ乗り上げてきた恋人に合わせて上体を上げ、ベッドヘッドへ身体を預けて虎杖と向き合う。

    「ほら、手出せ」
    「伏黒キューン、もうちょっと優しくして?」
    「…ッたく、茶化すな」

    わくわくと目を輝かせる虎杖の言葉に眉を寄せながら、節だった手を掴み指を支える。
    箱から取り出したシンプルなリングを左手の薬指へとはめてやれば虎杖の口元がモゴモゴと波打って、次第ににんまりと口端が上がっていく。

    「ッ、すっげぇ嬉しい」

    指輪をはめた手を何度もひっくり返してぽそりと虎杖から言葉が溢れる。
    その様子に俺まで嬉しくなって勇気を出して買って良かったと思う。

    「誕生日おめでとう虎杖…」

    虎杖と見つめ合って昨日言いそびれた言葉を口に出せば幸福感が込み上げてきて何処にも行かないように、俺の存在が指輪を通して少しでも枷になれば、長く生きてくれるだろうかと願いを込める。

    「ちょっと待ってて」
    「わかった」

    指輪をジッと見つめていた虎杖が思い出した様に顔を上げて笑いながら頬を撫でてくる。
    いちいちスキンシップが多いなと思いながら頷いて、言われた通りに待っていればまたバタバタと寝室を出て行く。
    朝から忙しないやつだな…
    出たと思ったら直ぐに帰ってきて、その手に握られていたのはさっき見たような小さな箱。

    「ずっと前に買ってたんだけどさ…」

    ぱかりと口を開けた箱の中には赤色の台座にシンプルな指輪が1つ鎮座していて思わず虎杖を見詰める。

    「ずっと前って」
    「そこ聞いちゃう?…高専卒業する時」
    「……」
    「貰ってくれる?」

    少し不安げな表情を浮かべる虎杖に、何でお前がそんなに自信なさそうなんだと言いたくなる。
    意志のこもった瞳を向けられて断れるやつなんて居ない。好きな相手からのものなら尚更だろう。

    「ん、はめさせてやる」

    未だに重だるい腕を持ち上げて左手を虎杖の前に持っていく。
    まるで壊れ物を扱うみたいに手を掬われて薬指へと指輪が進んでいき、途中で止まる。

    「ッ」
    「ふ…、ッ」

    何とも情けない…
    潰れた悲鳴を上げて焦っている恋人の姿に思わず吹き出してしまい、どうしたって節で止まってしまうリングを撫でる。
    格好がつかねぇなあ…
    それが愛おしくて仕方がない。
    ベッドの上にパンイチで正座して言い訳を考えている恋人に目を細めてベッドの中へ呼んでやる。

    「首から掛けるのも良いな…チェーンあった筈だ、その方が傷付かずに済む」
    「伏黒ぉ」

    ウルウルと瞳を潤ませて抱き着いてくる大きな身体をなんとか抱き止めて布団を被り直す。
    熱い素肌の感触を楽しみながら、擦り寄ってくる虎杖に身体を預け、目を瞑る。
    一か月ぶりに感じる恋人の存在に幸せを感じながら…







    end.


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