隊長の為なら汚れても問題ありません その日、ヤマト隊はザフトの本部に全員でやって来ていた。しかし、皆はそれぞれ異なる演習や会議に参加するように通達されており、全員がミレニアムへと戻れたのは夜になってからだった。
キラ以外の四人は、食堂に集まって遅い夕食を食べていたが、全員が今日の仕事内容の愚痴が止まらない。
「俺はMSの演習相手にって呼ばれたけど、俺は慣れない機体だったのに、全然相手にならないっつーか、これで戦場に出たらただの的じゃん? って奴らばっかりでさぁ。わざわざ俺が相手をする意味、あったのかよく分からなかったんだよな」
シンが唐揚げを頬張りながら言えば、隣のルナマリアも大きな溜め息を吐きながら、思い切りフォークをざくっとブロッコリーに刺す。
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