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    sangatu_tt5

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    死神✂️と冬コミ現パロ🔮のリ占

    #リ占
    lyLy

    小さい頃から不思議なものが見える🔮。
    幼なじみである💍に黒い影がずっと取り憑いているのを見かける。薄い黒いモヤだったそれは段々と人の形に近くなっていく。随分と昔に死期の近かった祖母の近くで見たアレにそっくりな黒い影を🔮はすぐに死神だと理解した。
    幸せになるべきである💍が死ぬのは納得できないと🔮が💍の真後ろを歩き続ける影に話しかけた。
    🔮「……君は死神だろう?なんだってするから、彼女だけは連れていかないで欲しい」
    そう懇願すれば、黒い影は輪郭がハッキリとしていく。首を真上まで上げて見上げないとその死神の顔は見えない。表情の分からない死神を🔮が震える唇を噛み締めながら見上げていれば、死神の手が🔮の頬に触れる。
    尖った爪が🔮の頬に当たりながら、青い目を大きく見開かされた。
    ✂️「私が見えるだけでも珍しいのに……。これはこれは稀有な目をお持ちですね。本当に何でもするんですか?」
    🔮「……何でもする」
    ✂️「私は魂を食べないと生きていけないんですよ。このレディの代わりに貴方を頂いても?」
    🔮「僕の命で彼女が助かるなら……、構わないよ」
    震える身体で睨みつけてくる🔮に✂️は愉快そうに身体を揺らした。

    🔮はドルイドの魂の加護があるから✂️もすぐには手をつけることは出来ないので✂️🔮の不思議な共同生活が始まる。🔮の生命力をちゅーで✂️が美味しく頂くんだけど、生命力はある程度は減ったり増えたりを繰り返すから、✂️が食べるぐらいなら🔮は死なない。
    🔮は多少身体が重くなるぐらいだから、「こんなので本当に大丈夫?」と✂️に聞く。✂️は🔮を最後には全部頂くつもりだから今は下準備ということでドルイドの加護を少しずつ削っている。だから、✂️は問題ないと答えるのね。
    数ヶ月ぐらい一緒に過ごしていれば、🔮も✂️がそばに居ることが普通になってくる。そんなある日、💍が🔮に「今度結婚するの」と報告に来るのね。
    🔮は「お幸せに」って返す。
    それを見ていた✂️は「貴方が自分を犠牲にしてるのに彼女は貴方のものにならないなんて皮肉ですね」と嗤う。
    🔮は困ったように笑いながら、「彼女が幸せならいいんだ」と伝えて、影で泣く。
    ✂️は🔮のその感情が一切理解出来ず、腹が立つし、その日初めて🔮を無理やり抱く。
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    MOURNING土竜とやこうふくろうの探占「……! ノー、」
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    「……」
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    「つまらない、な……」
    力ない声が唇から溢れ落ちる。薄暗い廊下の果て、それは誰に届くこともなく静かに消えて見えなくなった。
    ***
    「……嗚呼、もうこんな時間か」
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    sangatu_tt5

    MEMOリ占/付き合ってない伯猟のミス🔮を見る度に動悸がする。息が乱れ、顔が赤くなる。姿が見えなければすぐに彼を思い浮かべ、彼のそばに自分以外がいると思わず殺してしまいたくなる。これは、なんでしょうか……?
    ✂️が漏らした言葉に夫人も執事も口が塞がらない。血族の中で1番の力を持つ彼が幼子のようなことを言い出した。どう伝えるべきかと目を見合わせる。
    ✂️「………病気ですかね?」
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    マリ「多分それは治らないと思うわよ」
    ✂️「治らないんですか?」
    困ったと俯き、✂️は思考を巡らす。
    治らない…治らないだろう。だってこれは憶測が正しければ恋の病だ。人間がかかるものだ。
    純血種、血族の頂点、永遠の生命、全てを持ち合わせた✂️は子供を必要としない。繁殖など不要だからだ。繁殖が必要なのは永遠に近い生命を持たぬ下等なモノたちのみなのだから……
    夫人も執事も過去に人間であった頃ならいざ知らず、今はそんな感情凍てついている。
    マリ「なら、🔮に聞いてみれば?病気をするのは人間よ?彼の方がきっと詳しいし、解決策も出てくるのではないかしら?」
    本人に恋愛相談をしろと言うのも変な話だが、適任者 2836

    sangatu_tt5

    MEMOこいぬちゃんぐさんの月蝕の元ネタだったやつ
    血族に売り飛ばされた🔮のるろ月(探占)
    売られてなどいない。自分で来たのだと言い聞かせる。
    愛しいあの子よりも自分が犠牲になる方がマシだと脳の中で繰り返す。

    🔮の住む集落の近くには血族の住まう森があった。不干渉。互いに見て見ぬふりをすることで薄氷の上を歩くような危うい均衡を保っていた。
    しかし、それは血族の気まぐれによってあっさりと瓦解した。
    血族の要求は簡単だった。村の中から誰でもいい。男でも女でも構わない。ただ、若者の方が良いが、生贄を出せ。
    身体を作り替えて、餌として飼う。
    もし出さないようであれば、ここに住まうものを皆殺す。
    理不尽な要求に村人は頭を抱え、村で1番美人な娘という意見が出たが、その女は村で1番の権力をもつ者の娘だった。
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    親族のいない🔮は都合が良かったのだ。誰もが同意し、🔮は着たことのないほど豪奢な、まるで花嫁衣装のような白い服を着せられ、追い出された。
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    🔮「…ご、めん下さい。要求の通り、参りました。」
    震える声で呼びかけるが、しんっと 1738