Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    sangatu_tt5

    @sangatu_tt5

    ☆quiet follow
    POIPOI 65

    sangatu_tt5

    ☆quiet follow

    🔮💍の子どもを育てる🧲の話
    🧲🔮

    🔮💍の子どもを育てることになった🧲
    子ども苦手だけど、放っておけるほど非道にもなれなくて、最低限より少しいいかなってぐらいで育ててたけど、次第に🔮に似てくるし、愛着も湧いて可愛がり始める。
    子どもも割となつくんだけど、大きくなるとやっぱり髪色とかから自分は🧲の子どもじゃないって気がついて、🧲に「わたしのパパとママはだれ?」って聞く。
    🧲は本当に困るけど、「友人だよ」って答えて、娘が聞いてくるから🔮の話をする。
    娘は🧲に「ママは? 🧲くん、ママのこと好きだったの?」って言われて、「君のママは知らない。いい人だったと思うよ。……僕が好きだったのは君のパパだよ」っていう話。
    🔮💍の子どもがまだ赤ちゃんのころ、乳幼児なんて見たことも触ったこともなかった🧲は未知すぎて気持ち悪いし、壊れそうで触るのすら嫌だった。
    行きずりの女に預けたりしては、女が自分の子どもじゃないから娘への扱いが雑になったころに別の女のところに行く。
    しばらくそんな暮らしをしていたけど、娘が大きくなりだすとやっぱり🔮の面影があって、🔮そっくりな目が自分を映しながら、🔮そっくりな笑みを浮かべたときに🧲はひっそりと泣く。
    その後、女の家を転々するのをやめて、アパートを借りた🧲は子どもと二人暮しを始める。
    子どもに対して、ずっと距離がある🧲。
    子どもも懐いてはいるけど、わがままを言わない大人しい子に育つ。楽だけど……子どもってこんなでいいのかなって不安になってるころに、娘から「わたしのパパママってどんな人?」と聞かれる。
    🧲はそれに答えるんだけど、わがままを言わなかった子どもはその両親の話だけは駄々をこねて毎日聞きたがった。
    「🧲くんはママのことが好きだったの?」と聞かれて、🧲は「君のパパが好きだっだんだよ」と答えるけど、その声は甘ったるくてやさしくて、子どもはびっくりする。
    それ以降、🧲に🔮の話を聞くと、🧲は吹っ切れたように優しい声で思い出を喋るから子どもはさらに話を聞きたがる。
    ああ、🧲くんはパパのこと大好きだったんだなって思うたびに幸せになる子ども。
    「大きくなったら🧲くんみたいな恋をするね」って12ぐらいになった子どもが言い出すから、🧲は「だめだよ、僕みたいな恋をしたら報われない」って毎日言うけど、娘はやさしくて平凡な男のもとに嫁ぐことになる。
    ちゃんと恋愛をして、素朴だけどやさしい男と小さな結婚式を挙げる娘の姿を見て、🧲は「親不孝者め」って小さく言いながら、涙を流す。
    結婚式の後、子どもは🧲の手を離れて、家庭を築き、🧲は今まで一度も行ってなかった🔮の墓に行って、数時間子どもの話をしながら、姿を消した。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭👏👏💘💞💞😭😭😭👏👏💘😭💘
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    kawauso_gtgt

    PROGRESS探占土竜と独歩行者
    進捗ちゅー
    多忙のあまり、些か過敏になってやしないか。言外にそう伝えたつもりだったが伝わっただろうか。形のいい眉がぴくりと吊り上がる。ちら、とこちらを一瞥する視線は何処か苛立ちを孕んでいるように見えた。土竜はゆらりと立ち上がると靴音を鳴らしながらイライの元へと歩み寄っていく。それからソファに腰掛けたイライの細顎を掴み上げて、するりと目元を覆う布切れを解いてしまった。流れるような自然な動作にイライは反応することが出来ない。小さく見開かれた瞳に、普段のおちゃらけた様子からはかけ離れた土竜の姿が映しだされる。
    「アナタのなんでもないほど信用できないものはないんですよ。だってアナタ、──……」
    「な、にを……ッ!!」
    続く言葉は飲み込まれて音にならなずに消えていく。唇を塞がれているのだと気づくのに数秒かかった。食むように重ねるだけの口付けは、段々と深い交わりへと変化していく。酸素を求めて開いた隙間に滑り込んだ分厚い舌が、口内の粘膜をねっとりと這い回る感覚に思考が定まらない。離れようと胸元を押したところで体躯の差に加えてもともと力の入りにくい体勢だったせいで大した抵抗にもなりやしない。どうすればいいかわから 1076

    kawauso_gtgt

    PASTSS再掲。優しい探占。ゆらゆらと頼りなく揺れていた蝋燭の明かりが今まさに消えようしていた夜更け過ぎのことだ。
    今日も今日とて試合に引っ張りだこで疲れ切っているというのにも関わらず、暫く前から部屋の前で立ち尽くす気配にノートンは堪らず声を掛けた。
    「誰」
    「……ノートン」
    「……イライさん?」
    苛立ちを露わにした声に返ってきたのはなんとも弱々しい呼び声で。その声に毒気の抜かれたノートンは、チェアから腰を上げると扉の向こうをじっと見つめる。いまだに開けることを躊躇っているのか。それでも開かれる気配のない扉に、ノートンは先程よりも幾らか柔らかい口調で声を掛ける。
    「いいよ、入って」
    その声を受けてがちゃりと開かれた扉の先にいたのはイライだった。自室へと置いてきたのだろうか、いつもの定位置であろう場所に相棒の姿はなく、どうやら身一つで此処へとやってきたようだ。
    (それにしても、なんというか)
    明かりもすっかり消えてしまって月明かりしか照らすものがないとはいえ、その顔色は酷く頼りない。ふらりふらりと部屋へ踏み入るその足取りさえも思わず心配になるほどに覚束なかった。堪らずこちらに辿り着く前にその腕を引いてすっぽりと身体 1918

    kawauso_gtgt

    PROGRESSどこにも行けないセ探占ノートンの自室のベッドの上。腕の中の男は目に見えて身体を強張らせていた。手は出さない、と言ったのにな。ふうと小さく息を吐けばますます力の入った後ろ姿になんとも言えない気持ちになった。困らせている、と言う自覚はある。けれどそういう方法以外で穏やかな眠りを提供する方法など、ノートンには皆目見当もつかなかった。
    「どう、眠れそう」
    「……さあ、どうかな」
    ぐるりと腹部にかけて回された腕の中でイライが呟く。生憎背中を向けられているせいで彼が今どんな表情を浮かべているのかは窺い知ることは出来ない。
    「君って、酷い男だ」
    酷い。だなんて、どの口が言うのだろうか。
    「知らなかったの? 君が手を伸ばしたのはそういう男だよ」
    トランプでいうところのジョーカーを引き当ててしまったこの男には同情の念しか思い浮かばない。自分で言うようなことではないが、きっとこの人は最も引くべきでないカードを引き当ててしまった。しかも、普通の人であれば捨ててしまうようなそれを、お人好しを極めた男は後生大事にしてしまっている。
    「言ったでしょう、誰もがみんな、善人じゃないって」
    お人好しな貴方はとっくに忘れてしまったかもしれない 1341

    sangatu_tt5

    MEMOリ占/付き合ってない伯猟のミス🔮を見る度に動悸がする。息が乱れ、顔が赤くなる。姿が見えなければすぐに彼を思い浮かべ、彼のそばに自分以外がいると思わず殺してしまいたくなる。これは、なんでしょうか……?
    ✂️が漏らした言葉に夫人も執事も口が塞がらない。血族の中で1番の力を持つ彼が幼子のようなことを言い出した。どう伝えるべきかと目を見合わせる。
    ✂️「………病気ですかね?」
    バル「いやいや、今まで1度もなったことないじゃろ」
    マリ「多分それは治らないと思うわよ」
    ✂️「治らないんですか?」
    困ったと俯き、✂️は思考を巡らす。
    治らない…治らないだろう。だってこれは憶測が正しければ恋の病だ。人間がかかるものだ。
    純血種、血族の頂点、永遠の生命、全てを持ち合わせた✂️は子供を必要としない。繁殖など不要だからだ。繁殖が必要なのは永遠に近い生命を持たぬ下等なモノたちのみなのだから……
    夫人も執事も過去に人間であった頃ならいざ知らず、今はそんな感情凍てついている。
    マリ「なら、🔮に聞いてみれば?病気をするのは人間よ?彼の方がきっと詳しいし、解決策も出てくるのではないかしら?」
    本人に恋愛相談をしろと言うのも変な話だが、適任者 2836

    sangatu_tt5

    MEMO騎🧲のために観🔮になった騎観/探占🧲と付き合っていて同棲もしてる🔮🧲のループを天眼によって理解したが、解決方法が分からない。🧲のレースが始まってから思い出すため、事前に忠告も出来なかった。
    そんな時に、「あなたの天眼があれば、この奇っ怪な現象をどうにかできる」「あなたが私たちの組織に入ってくれれば、彼を救える」と翻弄⚰️に言われ、組織に入ることに決める🔮
    🔮達の陰ながらの活躍もあり、🧲が久しく帰っていなかった家に帰ると違和感があった。
    一人暮らしにしては広い家、使ってもいないのに埃のかぶっていない部屋、自分しか写っていないのに飾られている写真。食器の足りない食器棚。
    一人で暮らしていたはずの家は何か足りなかった。謎の空白が自分の横に寄り添っている。それが大切なものだったことは分かるのに、それが何かも思い出せない。
    大切なものを忘れてしまった恐怖が背筋を過ぎる。何を忘れたのか思い出そうにもモヤがかかって鮮明にならない。
    それから、🧲は失った何かを求めて街を徘徊するようになる。レースが休みになるシーズンになれば隣町、さらにその隣町まで出向き、空白を求めた。
    宛先もなく、それがどんなものかも分からないまま🧲 2007