フスキ☆quiet followMOURNING※R18小説!※本でボツにした、身長差水麿の大1×高2学パロです。学園祭とメイド服とプロポーズ。お前ら誰だという感じだと思うので、何が出ても大丈夫な方のみお願いします… Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow フスキDONEまろくんが天使だったパロの水麿、すいくん風邪っぴき編です。ひとは弱くそして強い(水麿天使パロ) 僕の天使。嘘でも誇張でもない、僕のために人間になった、僕だけの天使。 水心子は、ほとんど使っていなかった二階の部屋に籠もり、布団をかぶって丸まっている。鼻の詰まった呼吸音がピスー、ピスーと響くことが、いやに間抜けで、布団を喉元まで引き上げた。 「……水心子」 僕だけの天使、が、ドアの向こうから悲しげに呼びかける。 「入らせて。ね、顔が見たいよ」 清麿は、心細くて堪らないような声でそう言った。ぐっと息を詰める。顔が見たい、のは、こちらだってそうだ。心細くて堪らないのだって。けれど、ドアを開けるわけにはいかない。 水心子は風邪を引いてしまった。もとより人である水心子は、きちんと病院に行き診察を受け、薬を飲んで今ここで寝ていられる。けれど、一緒に暮らす清麿は、元が天使だ。医療を受ける枠組みの中にいない。もし彼に移してしまって、悪化してしまっても、水心子には術がない。天使だったのが人になった身なのだ。病院で診られて、もしどこかに普通の人とは違う部分があって、それが発端となり彼を失うことにでもなったら。 2757 フスキDONE水麿家族パロ、まろくんが不倫に誘われる回。立ちはだかれ夫と娘!というお話です。(水麿家族パロ)不倫に誘おうものならば 水心子に見つけてもらって、抱きしめられたとき、清麿は本当に嬉しかった。心から安堵をした。彼から逃げたのは自分なのに、ずっと会いたかった。 結局己の帰るべき場所を、あのときすでに清麿は理解していたのだと思う。水心子もわかってくれていた。だから広い日本列島で再会できて、足掻きがうそのようにきちんと結ばれることができた。 運命はあのときからずっと笑顔で傍にある。 「ママ、かいわすれなんてめずらしいねえ」 「うう……ごめんね……」 コンビニの入口をくぐって、清麿は肩を落とし牛乳のコーナーに歩み寄る。娘のまひろが先にパックを重たそうに手に取って、清麿の持ったレジかごに入れてくれた。 「一本では足りないよね……もうひとつ買う? まひろたくさん飲むよね」 4068 フスキDONE水麿家族パロ、家族で家飲み回です。よっぱらいしんし再び。(水麿家族現パロ)家族で飲み会 明日は土曜。抱えていた仕事も一段落し、久しぶりにゆっくり休めるなあ、と思いながら帰宅したら、妻が『これ、いただいたんだ』と白ワインの瓶を見せてくれた。 「甘口だから、水心子も飲めるかなって。今晩一緒に開けない?」 すこしだけ窺うような表情で覗き込んでくる清麿に、いいね、と笑ってやると彼はぱあっと表情を明るくした。よほど嬉しかったのか、これ度数もそんなに高くなくてね、フルーティーだって評判のやつなんだよ、と矢継ぎ早に続けるので、水心子は吹き出してその額を小突く。 「いただきもの、は嘘だな? 買ってきたんだろ、わかるぞ」 そう言ったら、彼は口を開けて顔を真っ赤にした。慌てる清麿の足元、娘のまひろがけたけた笑う。 3005 フスキDONE水麿小説です!!養生本丸とふた×女のすいまろが出会うお話。ほぼまろとまろしか喋ってません。年末に書き出してたので年末設定です……両設定をお読みいただいている方はぜひ!(養生本丸とふたにょの水麿)この身体に積もる 雪が降るころになると、清麿は降り出す空のその高さにぞっとする。ふつうは秋にこそそう思うのだろうけれど、雪空のどこから降るのかを探ろうと視線を上向ければ、まるで吸い込まれそうに、天に昇ってしまいそうにある白を不思議とそう感じるのだった。 「本丸間交流だ~? この忙しい年末にか、政府連中は正気か?」 「まあ、彼らが正気だとはまったく思わないが」 大包平がしかめっ面でこぼした言葉を、水心子は腕を組んで苦笑しながら拾いあげた。寒い縁側に立ったままのやり取り、清麿は外を見ていた目を大好きな声につられて内に戻す。 「忙しさでいったら、こちらに来るという先方のものたちのほうがよほどだろう。彼らは今ごろ連隊戦の真っ最中だ」 5386 フスキDONE養生本丸の水麿、クリスマス編です!まにあった……!!すいまろちゃんとプレゼントのはなし。半端な時間ですが、みなさまメリークリスマスです!!!(水麿養生本丸)誓い 顕現したときから、もしくは戦場に出て負った傷が癒えずに。そんなふうに身体に障害のあるものたちが集う、後方支援の本丸、通称・養生本丸。 戦わぬとはいえども仕事はしているのだから、楽しいことは平等にあるべきなのよ。そもそも生きているものに楽しいことがなければそんな世界はくそくらえ。──それがここを統べる審神者の基本理念らしい。クリスマスイブとなった今日、宴会は盛大に執り行われた。 水心子を含む数名の健康体の男士も、宴会の進行で酒は飲めなかったものの楽しんで過ごすことができた。普段つらい思いをして生きているものも多いが、こんなふうに皆で息抜きができること、幸せなことだと思う。 「それはそれとして、きよまろのプレゼントほしかった……」 2715 フスキDONE水麿と静ちゃん巴ちゃん小説の続きです!巴→麿っぽい描写入りますがちゃんと水麿ハピエンです。おおきいこどもたちの話。(水麿と静と巴2)恋はふたりだけ 水心子が静形に懐かれた。 「水心子ぃ、膝枕をしてくれ! 午前は買い出しを手伝ったのだ!」 「な、なるほど、それは労わねばなるまいな」 突進してきた静形を宥めて、水心子が縁側に座る。外に足を投げ出した彼の腿に、静形は嬉々として寝転んだ。 「……ずいぶん、仲良しになったね」 静形を後ろから追って歩いていた清麿は、苦笑しながらそう呟いた。一緒だった巴形が、ふむ、と頷く。 「清麿よりも水心子のほうが生存値が上だと知ってからは、一瞬だったな」 脆いものを遠ざけようとする性質のある静形は、元々清麿にべったりだった。打刀の中では強い部類にあることで安心されていたらしい。しかし、まあちょっとした揉め事で輪に加わるようになった水心子を、彼は最初こそ小さい怖いと怯えていたが、水心子が存外頑丈であることを理解してからは坂を転がる石のように懐いていった。 4309