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    陽炎@ポイピク

    ジョジョ5部プロペシメインです。パソコンもペンタブもないので携帯撮り&アナログ絵しかうpしません。
    🍞🚄🍊🍋の沼にも浸り中
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    POIPOI 486

    陽炎@ポイピク

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    #うちのウデごはん
    以前よりは親密度増した筈!
    ウェイドはパン派っぽそう

    ご飯もパンもデッドプール、もといウェイドと同居を初めてから俺は気付いた事がある。
    このヒーローは、俺以上に食事をおざなりにしやすい。
    「おい、サンドウィッチ喰うか携帯電話見るかどっちかにしろ」
    行儀の悪い子供を窘めるように、俺が向かいのテーブルへと声を掛ける。
    「ああ悪いウルヴィー……ちょっと仕事の依頼が入っちゃってさぁ」
    そう返しながらもウェイドはサンドウィッチを口へ運びながら携帯の画面を睨んでいた。
    「――オレを連れて行けばいいだろ」
    世界の崩落を防いだとは言え、歴史の因果を収束する為との名目でデッドプールはTVAに雇われ大忙しの様子だった。
    虚無へのポータルを閉じようとして向こう側からやって来た刺客と戦い続ける日々だ。
    こいつはヒーローになれないと自称しているがそれは違う。
    「ダメダメ!おじいちゃんはこの世界の人間じゃないんだし下手に動いたらまた厄介な事になるの!」
    この男から俺がアンカーだと聞いた時、俺に何が出来るんだと内心毒づいた。勝手に巻き込んだ事に腹を立て殺し合いすらしたし、過去を変える事が出来ると期待した自分に呆れて酷い言葉を浴びせたりもしちまった。
    だが、どれだけ汚れ仕事をしようが自分の手の届く範囲だけでも守ろうと足掻く姿に俺はすっかり感化されちまったらしい。
    「格好つけようとするんじゃねぇ。俺だって戦える、腐ってもX―MENだ」
    低い声で睨みつけると、ウェイドは「また今度上司に掛け合うってば!」と軽い調子で受け流された。
    今度?
    今度って、いつだ。
    何度も繰り返すこのやり取り。
    俺はあの犬っころと同じでお前に世話になって面倒見て貰うだけの愛玩動物か?
    冗談じゃねぇ。
    それに、一緒に暮らすようになって気付いた事もある。
    ウェイドは、いつも片手間に食べられる物しか喰わない。
    完全オフの日は兎も角、殆どパン食生活だった。
    タコスに、チミチャンガに、パニーニ、サモサやチャパティサンド……。
    傭兵として働く内にそんな習慣が身に付いてしまったんだろう。
    当の本人に指摘したら「クズリちゃんよりは栄養偏ってないと思うけど?」と盛大な皮肉と嫌味を返された。
    実際、こいつのお陰で俺は大分マシな日々を送っている。
    酒を飲む量は以前より確実に減った。
    バーに立ち寄らず真っ直ぐ帰るようになったなんて昔の俺が聞いたらきっと鼻で笑うだろうな。
    それに、意外と拘りが強く料理好きなコイツのお陰か食事も摂るようになった。
    アルは『ブリティッシュベイクオフを見ていた頃よりはまともになったよ、ウェイドは』と俺に零してきたもんだ。
    世話になってる以上、ここで暮らしているってのに、以前のような自堕落な日々を過ごす訳にはいかねぇ。
    それなのにウェイド。
    お前は俺以上に自分自身をおざなりにする。
    「おいウェイド、」
    「ああそうそうメリーパピンズちゃんのお散歩宜しく!買い出し用のメモは冷蔵庫に貼ってある!アルがヤクをキメたりしないよう見張ってるのが今のローガンのおちごと!遅くなる時はちゃんと連絡するから良い子で待ってて!じゃあ行ってくるねマイダーリン♡」
    ウェイドは鮮血のような色のマスクを被り、時間がないからとふざけた事を抜かしながら窓に腰掛け背中から飛び降りるように部屋を飛び出していく。
    「――チッ」
    俺は舌打ちをすると冷蔵庫の中を開けた。
    必要最低限の食材ならある。
    後は俺が料理出来るのか……だが。
    仕方ねぇ、この世界で唯一頼める相手に連絡するか。
    夜になり、ウェイドは少し疲れた様子で帰って来た。
    「遅いぞウェイド」
    口では文句を言いながらも心の奥では安堵している俺がいた。殺しても死なない肉体とは言え、こいつは世界を守る為なら自分の存在すら平気で消せる男だ。
    「ただいま~、って、なぁにこれぇ?」
    デッドプールのマスクを剥ぎ取り目を大きく見開くウェイド。
    「ローガンがね、どうせ遅くなるウェイドにご飯作ってあげたいって。だから私も手伝ったの」
    ローラが得意げに腕を組む。かつてこの世界でこの少女の為にこっちのローガンは命を落としたらしい。
    俺じゃ父親代わりになんかなれねぇ、と今の所適度な距離感を保っている。
    「えっどうしよう!こんな豪勢なのこんな時間に食べたら太っちゃう!」
    ウェイドが口悪く言う。ったく、素直に喜べばまだ可愛げがあるんだがな。
    「また暴れ回ってカロリー消費すりゃいいだろ」
    「うわっ出たその実質カロリーゼロ理論!でも……あんがと。でも何でメキシコライス?」
    ウェイドが大皿に盛られた飯を覗き込む。
    「俺もお前も野菜不足だろ、長生きしたきゃ食え」
    「もしかして俺ちゃんの胃袋掴んで堕とそうとしてる?やだもう惚れちゃいそう!」
    照れ隠しなのか、にへらと笑いながらもほんのり耳が赤くなっている。普段は聞いてる方が恥ずかしくなるような下品な言葉ばかり口から飛び出す癖に、こういう時は変に茶化そうとしやがる。
    「くくっ、そうかもな。覚悟しとけよ、お嬢ちゃん」
    半分冗談、半分本気で返してやる。
    ウェイドは目をぱちくりさせるとアルに今の聞いた!?とウザ絡みし始めた。相変わらず騒がしい奴だ。
    スパイスの匂いが、殺戮の匂いを掻き消した。
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    陽炎@ポイピク

    TRAINING足を怪我して兄貴に背負われるペッシの話
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    だが、プロシュートは足を止めた。
    「兄貴っ!そんな事したらスタンドの射程範囲から逃げられちまう!」
    ペッシの悲痛な叫び。その時聞こえてきたのは仲間のひとりの声帯を真似た声だった。
    「ドウヤラコイツヲ始末スルノハ、ワタシノヨウデスネ」
    次の瞬間ターゲットはサイコロ状にバラバラにされてその場に崩れる。
    「ベイビィ・フェイス……」
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    「ナンテコトナイ任務デシタネ。プロシュート、アナタハドウシテ仕事ナノニ弟分ヲ優先スルノデスカ?」
    ベイビィ・フェイスは教育次第で成長するスタンドだ。故に知識欲も強い。疑問を感じれば主であるメローネ以外にも遠慮なく質問 1413