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    tsukarei0114

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    tsukarei0114

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    五七ですが、特殊設定です。七がショタ。平行世界のどこかです。

    #五七
    Gonana

    五七
    七がちょっとだけ人外で見た目ショタ


    五条悟は呪術界の誰もが認める最強である。
    しかし、そんな彼にはとある噂がある。
    曰く「小学生男児を囲っている」と。


    「いくら五条先生とはいえさすがに……」
    「でも有名な噂なのよね~。」
    「俺も聞いたことあるな。」

    虎杖が釘崎と伏黒から呪術界のことを聞いていたときに、ふとした拍子に五条への愚痴に変わった流れから出た噂話であった。
    「五条悟は小さい男の子を囲っている」と。
    しかし、実際にその様子を見た者はいないらしく、また五条がそのような素振りを見せたことも無かった。

    「伏黒って五条先生との付き合い長いんだろ?なんか知らないの?」
    「全く知らん。」
    「実はあんたのことだったり?」
    「だとしたら現在進行形なのおかしいだろ。」
    「「たしかに…!」」

    伏黒も「俺のことか?」と怪しみ調べたことがあるらしいが、そもそも伏黒と五条は一緒には住んでおらず、また伏黒と五条の関係は一部では知られたものなのであのような噂になるはずもなかった。
    では五条の噂はどこから出たのか。
    3人は噂話をしたことすら忘れた頃に知ることとなった。



    「あ、五条先生!」
    「あんなとこで何してるのかしら。」
    「仕事から逃げてるんだろ。」
    「日頃の仕返しよ。捕まえて突き出してやる!」

    自販機近くのベンチに座る五条を見つけた3人は息を潜ませ近付いていった。

    「あっ!」「えっ!?」「まじかよ…」


    「あれ?君ら授業じゃないの?」
    「もう終わりました。そんなことより…」
    「先生!その子誰!?」
    「誘拐!?もしかして噂の子!?通報してやるわ!」

    五条の膝には8~10歳ほどと思われる男の子が寝ていた。
    陽に照らされ輝くブロンドの髪に真っ白な肌。
    なかなかお目にかかれないような美少年であった。

    「待って待って待って!誤解!てか噂って何なのさ!」
    「あんたが少年を囲ってるって噂よ!」
    「囲ってないけど!?」
    「じゃあその子はどう言い訳するのよ。」
    「この子は、「んんっ、うる…さ…です…」ごめんね、起きちゃった?」

    五条と1年生たちの言い合いが煩かったのか目を覚ました少年は、寝起きで潤んだ目で五条を見上げながら体を起こした。

    「ごじょうさん、おはようございます…」
    「おはよう。まだ寝れるけど?」
    「もうかえります、ねむい」

    まだ眠気が勝っているのか、それとも疲れているのか、少年は帰ると言ったものの動かずに座ったままボーッとしていた。

    「五条先生、それでこの子は?」
    「あー、そうそうこの子ね。僕の相棒。」
    「「「相棒!?」」」
    「そんな驚くこと?」

    五条と言えば数少ない特級呪術師の1人で、請け負っている任務も難易度の高いものが多い。
    そんな五条の相棒がこんな幼い男の子に務まるとは思えず、また幼い子を相棒と呼ぶ五条の正気を疑った。

    「ねえぼく、ちょっと質問してもいい?」

    小学生から一番警戒されないであろう光属性陽キャ代表の虎杖を少年への質問担当と決めた二人は、目だけで合図し虎杖を動かした。

    「まずは自己紹介からですよ。初めまして、七海建人と言います。」
    「あ、はい。初めまして、虎杖悠仁です。えっと、建人くんは五条先生とどんな関係なの?」

    ある程度覚醒したらしい少年は、見た目からは想像できないほど丁寧な言葉遣いで挨拶をしてみせ、虎杖達を驚かせた。
    虎杖は動揺しながらも一番知りたいことを七海と名乗る少年に訊いた。
    彼曰く「契約者です。」と。
    七海がそう答えると疑いの眼差しが五条に向けられた。
    伏黒と釘崎の手には「110」と入力されたスマホまである。

    「誤解を招く言い方しないでよ七海!!!」
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    tsukarei0114

    MAIKING五七ですが、特殊設定です。七がショタ。平行世界のどこかです。五七
    七がちょっとだけ人外で見た目ショタ


    五条悟は呪術界の誰もが認める最強である。
    しかし、そんな彼にはとある噂がある。
    曰く「小学生男児を囲っている」と。


    「いくら五条先生とはいえさすがに……」
    「でも有名な噂なのよね~。」
    「俺も聞いたことあるな。」

    虎杖が釘崎と伏黒から呪術界のことを聞いていたときに、ふとした拍子に五条への愚痴に変わった流れから出た噂話であった。
    「五条悟は小さい男の子を囲っている」と。
    しかし、実際にその様子を見た者はいないらしく、また五条がそのような素振りを見せたことも無かった。

    「伏黒って五条先生との付き合い長いんだろ?なんか知らないの?」
    「全く知らん。」
    「実はあんたのことだったり?」
    「だとしたら現在進行形なのおかしいだろ。」
    「「たしかに…!」」

    伏黒も「俺のことか?」と怪しみ調べたことがあるらしいが、そもそも伏黒と五条は一緒には住んでおらず、また伏黒と五条の関係は一部では知られたものなのであのような噂になるはずもなかった。
    では五条の噂はどこから出たのか。
    3人は噂話をしたことすら忘れた頃に知ることとなった。



    「あ、五条先生!」 1531

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    DONEキスの日の五七
    五条サイド
    「……七海?」

     授業を終え、苦手な事務作業も終えて、ふっと気を緩めたと同時に愛しい呪力を感知して五条は伸びをしかけた身体をぴたりと止めた。

     基本的に五条の持っている能力値は多方面に亘って非常に高い。だから書類仕事が溜まりに溜まっていたのは、単に面倒という理由だけで放置していた結果だった。頼むから提出してくれと泣きつかれて、ようやく着手したのだ。その作業に思いのほか集中していたらしかった。おそらく少し前から訪れていただろう恋人の気配に気づかなかったとは。帰ってしまう前でよかった、と五条は勢いよく椅子から立ちあがった。

     気配は昇降口に向かっている。彼ももう帰るところなのだろう。その前に捕まえて、食事にでも誘いたい。あわよくばそのままお持ち帰りを……などと考えながら五条は恋人──七海の呪力を軽い足取りで追いかける。きょう七海が高専に来るとは聞いていなかった。面倒なことを片づけた自分へのご褒美のようで、五条の心は自然と弾む。

    「?」

     昇降口を挟んで対極の棟からこちらへ向かっていた七海の気配が、とつぜん進行方向を変えた。もうすぐそこの角を曲がれば逢える、と相好を崩していた五条は 4195