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    kmmr_ota

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    鍾離伝説任務第二幕にて若陀龍王が歌う漢詩&1.5公式PVなどのもろもろ超解釈

    !中国語も漢詩もカルチャーも学んでいないものがインターネットの力だけでやってるので正誤は不明です

    ■1.5公式PV(塵歌を纏いし扉 / 玉扉繞塵歌)
    原文:https://genshin.mihoyo.com/zh-tw/news/detail/11928
    訳文:https://www.youtube.com/watchv=PVTZYheLMlo

    皎月落枝、南天龍吟。
     皎月は枝に落ちて、南天に龍は吟ずる
     皎月が木にかかり、南天門で龍が哮る。
    燦陽一瞬、不動岩心。
     燦陽は一瞬、岩心は動かず
     燦陽の瞬きに、岩の心は揺らがず。
    火印結契、冰潮凝浪。
     火印 契を結び、冰潮は浪に凝る
     火印の契約、氷波の渦潮。
    霊境洞天、塵歌繞梁。
     霊境洞天、塵歌は梁を繞う
     悠々たる洞天の中、塵世の歌が漂い流れる。

    --------------
    解釈メモ
    ・皎月:明るく照り輝く月。白月。明月。メインストーリーの展開から考えるに、璃月のことと重ねて見るのが妥当か。
    ・枝に落ちて:世界観に割り入って解釈するなら、海外の方が考察なさっている以下のツイートを参照したい。
    https://twitter.com/RiAsterism/status/1387286249010987008s=20
    すなわち、ここでの「枝」は、ストーリーに登場する「若陀龍王の地を吸って璃月に向かって枝を伸ばす大樹」の枝であると取ることもできる。
    ・塵歌繞梁:「梁の塵を動かす」という言葉があることに注意する。
    > 歌声のすばらしいたとえ。また、音楽の巧みなたとえ。
    > 中国、漢代の虞公(グコウ)という歌の名手が歌うと、その声が響き渡って梁の上の塵まで動いたという故事から。〈『劉向別録(リュウキョウベツロク)』〉
    > https://www.kanjipedia.jp/kotoba/0007163900
    また、ストーリーで「摩耗」と繰り返し触れられていたため、超訳すれば塵=摩耗した若陀龍王、と取っても良いかもしれない。


    ■若陀龍王の歌
    天动万象,山海化形。
     天は万象を動かし、山海は形を化す
     天は万物を動かし、山も海も形を変える
    荒地生星,璨如烈阳。
     荒地星を生む、烈しい陽の燦きの如し
     荒地から生まれた星は、激しい太陽の輝きのようだ
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    kmmr_ota

    PROGRESSGWT / K暁 / エンディング後の話(書ききれるといいな)
    チープ・スリル(仮題)- 8 さまざまなマレビトと切った張ったの戦いを繰り広げてきた暁人でも、その門前に立ったときにはさすがに尻込みした。両手をいっぱいに広げても三人ぐらいは並べそうだ。高くもモダンなつくりの塀と木々で、屋敷の全容は外から把握できない。
    「どこまで続いてるんだろう」
     からだを乗り出して塀のさきを覗こうとした暁人の右手が、パントマイムみたいにぐい、と引っ張られた。KKの声がぼそりと呟いた。
    「やめとけ、知らんほうがいいこともある」
    「……それもそうだね」
     ひっぱられるままに任せて、暁人はもういちど身体を門の前に据えなおした。駅からここまでの道のりに立ち並ぶ家のなかでも、飛び抜けて立派な豪邸が本日の目的地である。
     あたりまえではあるが、東京に住まう妖怪たちについて、世間は認知していない。最後の関係者である娘にアポを取るにしても、どのように話を持っていくべきかと暁人は悩んだ。が、ええいままよ、と電話を掛けてみれば、あっけないくらいに電話のアポイントは快諾された。暁人が身分を名乗り、事情説明が隣家の主人と座敷わらしにまでおよんだ途端、あっけらかんと言われたのだ。
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