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    オサハタ

    長い文章はpixiv↓
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    カプものR18はピクブラにだったり↓
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    オサハタ

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    の続き
    キャプションとして『オリキャラ吸血鬼が滅茶苦茶出張るし滅茶苦茶喋る』というのを入れ忘れていた、そういうことです。

    #半サギョ

    Knights of Night③ 早計だった、俺はてっきり、目の前にいるのはサギョウの姿をした何かだと思い込んでいた、だが──
    「なんっなんだよお前! 誰だよ 突然人の身体を勝手に使いやがって!」
    「何じゃ騒がしい、少々拝借しておるだけじゃろう」
    「騒ぎもするわ! まずは持ち主の僕と話すのが筋だろって! あといちいちその鼻につく動作やめろ自分がしてると思ったら動かない身体中に鳥肌が立つわ!」
    今、目の前で繰り広げられている会話は全て、サギョウが、ひとりでしている。口調と声量からも明白だが、交互に変わる目の色で視覚的にもはっきりと、あの身体の中にはふたりいるのだな、というのが見てとれた。
     だが身体的動作はサギョウではない何かに主導権があるのだろう、声以外の表情や仕草は見慣れないものだ。片足に重心を置き、腰をくねらせ、指先までぴんとのばしてやれやれと手のひらを天に向ける姿は──サギョウ曰くの鼻につく動作なのだろう──確かに多大な違和感がある。
    「おお、それもそうじゃな、ならば改めて請う。ぬしの身体を借りるぞ、礼を言う。ふむこれで良いな? ならば今後邪魔はせんように、朕は其方のダンピールに用があるのでな」
    「雑ぅー 雑すぎるぅぅー ダメだ埒があかない! 先輩! こいつ僕ごとVRCにぶち込みましょう!」
    「ぶいあーるしー、とは、なんじゃ?」
    「人間に対して悪さを働いた吸血鬼を収容するところだよ! それ以外のこともしてるけど!」
    「ほぅ……? それは困る、が、無意味でもあるな」
    「はぁ」
    「朕はすぐにでもぬしの身体から出て行ける、また仮に、このまま囚われたとて朕が沈黙を貫けばぬしの狂言と思われて何にもならんであろうよ」
    「うがー! ほんとムカつくー」
    「……一旦、落ち着けサギョウ」
    ここで俺はようやく口を挟んだ。
     見慣れた目の色をしていたその人物は、一度ぐっ、と声を詰まらせてから、瞳を赤く変えた。
    「まず──サギョウの中にいるという、サギョウではない者に聞く、お前は吸血鬼で間違いないか?」
    「うむ、ぬしが感じたとおりじゃ」
    「ならば今、お前がサギョウに──その身体の持ち主にしていることは、何だ?」
    「……そうじゃな──精神支配、脳操作、など、各々使い手によって名付けは異なろうが、催眠の一種じゃ」
    「それによるその身体への影響は?」
    「短時間であれば問題無かろうと朕は考えておる」
    「考えて、いる?」
    曖昧な言い方に弛みかけていた気を改めた。
    「……朕にも分かりかねるのだ、何しろ、このようなことをするのは初めてであるからな」
    すっと細まった目、相手の空気が変わった。俺も刀の柄を握り直した。
    「……順を追って話せ、内容によっては貴様の望みとやらを叶えてやらんこともない」
    「先輩」
    「まだ黙っていろ、サギョウ」
    得体の知れない吸血鬼の要求を呑むと俺が言い出したのが何らかの気に障ったのだろう、文字通り目の色を変えたサギョウに静止を告げるのは居た堪れなかったがこちらとて譲歩の姿勢は崩せない。
     サギョウのその身を、質に取られていると考えれば。
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    オサハタ

    DOODLE半サギョSS、ピクブラからの移動、ドチャクソに酔っ払った半田くんとまだ正気が残ってるサギョくんの話が好きなんだけどさ、って話

    【以下経緯(こっちの方が本文より長い)】
    ヘロヘロになってる半田くんが
    「さぎょう、さわりたい、したい、すきだ、さぎょう」
    って呂律の回っていない口調でぺたぺたに甘えてきてソファに押し倒されて、サギョくんも悪い気はしないというかそれなりに酔っ払ってるから
    「んー、ぼくもすきー」
    みたいな感じでぎゅうっとするんだけど、半田くんはもう正体を無くしていると分かっていて、この状態で致しても合意とはならないし自分が受け入れる側であっても強制姦淫になるなぁ、それ以前にこの人具合悪くしそう悪酔い的な意味で、とか考えているので
    「じゅんびしてくるから〜まってて〜」
    みたいなこと言って半田くんを寝床に誘導し、やや暫く己を落ち着かせてからそおっと部屋に戻り、目論見通りあどけない寝顔で眠っている半田くんに安堵しながら
    「他の人にこんなとこ見せたらダメですよ」
    なんて微笑みながらほっぺたにちゅうして自分も眠るやつ見たいママ 

    翌日サギョくんが目を覚ましたら半田くんがぎゅーっと抱き着いてて
    「どうしたの?」
    って聞いたら
    「……寝てしまってごめん」
    て悲しそうな声が聞こえたから
    「僕が寝かせたの、心配だったから」
    って半田くんの腕の中に潜り込むんだねサギョくんはね。

    ママー!!!!!!!!ママーーーー!!!!!
    宝物酒に酔って眠っている状態を、正体をなくす、というらしい、が。
    正体って、なんだろう。
    その人そのもの、素の姿、だとすれば、酔って本性が出ている状態こそ正体なんじゃないのかな。
    それを無くす?酔って?どういうこと?
    そんなことをぼんやりと考えながら眺めた寝顔はあどけなくて、柔らかくて、微笑ましくて、普段と全然違う。 
    正体を、無くす。
    正体、とは──
    もしかして、その人がその人らしくあろうとする、これが正しいとその人本人が信じ、取り繕う姿、だろうか。
    だとすれば、説明がつく、気がする。
    それが取り払われた、今。
    目の前に開け広げられている、この愛おしい寝顔は、許しのしるしだろうか。
    そうであるなら──
    「……他の誰にも、見せないでね」
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