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    Tyon。

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    Tyon。

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    五悠です。
    呪専パロ②

    箱根の任務に行ったとき

    #五悠
    GoYuu
    #呪専パロ
    obsessiveCompulsiveParody

    本気②箱根某所

    箱根での任務は、山奥の高級老舗旅館に出る呪霊退治だった。
    この旅館は、政界、芸能界の御用達らしい。
    歴史のある建物には様々な想いが残る。今回は男女の絡れから生まれた呪霊だった。
    任務は難なく終わったが、日はとっくに暮れていた。


    「本日は、ありがとうございました。お礼と言ってはなんですが、日も暮れましたので、是非当旅館に宿泊してください。」

    旅館の女将に丁寧に頭を下げられ宿泊を悩んでいると、隣の悠仁は目を輝かせている。そんな彼をみたら、迎えにくるはずの補助監督を断りの連絡を入れ、泊まることを選択した。

    「どうぞ、こちらへ」と言われ案内されたのは、旅館の最上階に一部屋しかない、広い部屋。

    「こちらは当旅館自慢のお部屋です。お部屋には露天風呂も付いております。どうぞごゆっくりお過ごし下さい。後ほどご夕食をお持ちいたします。」

    女将が部屋を出ていき、悠仁と2人きりになった。部屋の真ん中の座椅子に、俺は腰を下ろしたが、悠仁は立ったまま。

    「俺、こんな広い部屋初めてだよ!部屋探検していい?!」

    きっと、初めてだろう高級旅館にハイテンションの悠仁。任務での戦闘で疲れているだろうに、そんなことがなかったかの様にはしゃいでいる。
    閉まっている扉を一つ一つ開けたり、置いてある物を手に取ったりと楽しそうだ。
    「このカップかっけぇ!」「石鹸いい匂いする!」「先輩、風呂も広いよー!」とかでかい声が聞こえてくる。

    広い部屋を探検し終えた悠仁は満足そうに、俺の前の座椅子に座った。

    「楽しかったー!風呂場にあった小分けのシャンプーとかって持って帰っていいのかな?」
    「いいんじゃね。そういうの持って帰るんだな」
    「釘崎にお土産。なんか英語の名前書いてあったし、こういうの好きそうだから。そしたら伏黒には何あげようかな…」

    最近になって呪術界を知ったばかりか、編入して数ヶ月だが、悠仁は同級生とも上手くやっている。
    俺以外の4年とも仲良さそうだし、他の学年とも楽しそうに話しているのを自販機の前で見かけたことがある。
    こんな奴が、秘匿死刑執行猶予者。「すぐ様殺せ」と言ってきた老害達には本当呆れる。

    「あー!大浴場あるって!先輩行こうよ!」

    机の上にある館内案内を広げて、悠仁はまた目を輝かせている。

    「あ、でも、夕食すぐ来るか?」
    「女将に言って、時間遅らせれはいいだろ」
    「おぉ、なるほど!」

    部屋の電話から、フロントに伝えている間に、悠仁は風呂の準備をしていた。

    「浴衣で館内歩いて良いんだって、風呂出たら浴衣着よーよ!」

    そういって俺の分の浴衣も、引き出しから出していた。
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    reikpic

    DONE夏の五悠をテーマに書いた。
    ほんのりただようえろすが裏テーマ。
    R18ではないです。
     じりじりと、コンクリートを焼くような熱が首筋を差す。ノースリーブシャツとショートパンツからのびる手足はこんがりと日に焼け、時折裾からチラリと見える白さがなんとも言えない。虎杖は刈り上げた後頭部を触って、指先を濡らす汗にうんざりとしたため息をついた。
     午後2時、住宅街の細い道。他に誰も歩いていないそこを、サンダルのゴム底を焦がしながら一人歩く。手には目的地だったコンビニで買ったアイスキャンディ。半分ほど食べたところで“あたり“に気づいたが、もうすぐ高専の敷地内という所まで帰ってきてしまったこともあり、今日のところはと諦めたところだった。
     暑さに負けたアイスが、時折溶けて滴り手首までを汚していく。それを行儀が悪いことと分かってはいたが、我慢できずに虎杖の赤い舌がたどっていった。

    「なに、美味しそうなもん食べてんじゃん」
    「あ、五条先生」
     
     今日はいつもとは違ってちょっとラフなTシャツとジーンズ姿、特徴的な瞳は真っ黒なサングラスで覆われていた。暑さでぼうっとする頭で、虎杖は数日ぶりとなる五条を見つめた。その視線に日差しにも負けない熱を感じて五条の笑みがより一層深まる。
     
    「ゆー 1391

    reikpic

    MAIKINGセフレネタの五悠続き。二人がセフレになったときの話。エロは今回なし。
    ※未成年飲酒注意
    結構ぶつ切り。支部にあげるときにはちゃんと整理する。
    こんな関係になってしまったはじまりだけはしっかり覚えてる。
    覚えてるっていっても全部ではないんだけど、なんでこうなってしまったかだけは……。



    楽しく食事したりはしゃいだ後に静かな部屋に帰ってくると無性に寂くなることがある。慣れているはずのひとりが、耐え切れない瞬間。
    仙台にいたときのほうが一人に慣れていたはずなのに。
    夕飯前だったら自炊した食事を餌に伏黒や釘崎を呼んだりするときもある。忙しいって断られて一人のときももちろんあるけど。

    その日も、任務終わりにみんなでさんざん先生のおごりで食べた後無性に一人になるのが寂しくて嫌で、もうだいぶ夜も遅いのに先生を部屋に誘った。伏黒や釘崎じゃなくて先生を誘ったのは、こういう時でもなければ誘う勇気がなかったからだけど、今思えば正気か?って自分に言いたい。
    地下室での生活の中で、先生のことを好きだって意識したのは結構早かったと思う。特別ドキドキするような何かをされたとかそういうんじゃないんだけど、ただ隣にいて心地いいなって思ったらずぶずぶと些細なことも意識してしまうようになっていった。俺くらいの年の恋の始まりなんてそんなもんなんじゃない?他を 2744