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    Tyon。

    五悠を書いています。
    誰かに刺されば嬉しいです!

    @yon_472

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    Tyon。

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    五悠です。
    呪専パロです。①〜⑧まであります。
    出会い〜くっつくまで。
    四年の五条先輩と、一年の悠仁くん設定です。

    #五悠
    fiveYo
    #呪専パロ
    obsessiveCompulsiveParody

    本気①東京都立呪術高等専門学校四年・五条悟が、担任の夜蛾正道に連れてこられたのは、一面に護符が貼られた小さな部屋だった。
    部屋の真ん中には、薄茶色の髪の少年が注連縄で椅子に拘束され、気絶をしている。

    「あれが特級呪物・両面宿儺の器、虎杖悠仁だ」

    ふーん、と興味のなさそうに五条は返事をするが夜蛾は話を続ける。

    「彼は、これからここに編入する事になる。そうしたら、悟。お前が彼を導いてやるんだ」

    五条は耳の穴から指を抜き、気だるく答えた。

    「導くって、要は監視だろ。俺に、拒否権無いだろ。だりぃー」

    特級呪物・両面宿儺は呪いの王として呪術界に知らぬ者はいない。そんな強力な呪いと対峙できるのは、現在の呪術界では五条悟しかいないのである。五条もそれを理解していた。

    「…ん」

    虎杖がようやく目を覚ますと、五条は彼の前に立ち、こう告げる。

    「うわっ、本当に混じってるわ。これからよろしくな、虎杖悠仁」

    虎杖の頭をガシガシと掻く五条に、虎杖は状況が読めないでいた。




    ◻︎◻︎◻︎

    数週間後

    「五条先輩!!」

    背中の方で名前を呼ばれて振り返ると、悠仁が手を振りながら笑顔で駆けてくる。

    「任務お疲れ様!」
    「おー悠仁じゃん」
    「このあと稽古しね?」
    「ああ」

    悠仁は俺に懐いている。
    両面宿儺の器の監視なんて面倒だが、上からの命令で世話をしていたら、気に入られたらしい。
    家族を亡くして天涯孤独。そんな時に誰かに手を差し伸べられたら、まあ懐くだろう。
    俺を見つけるといつも走ってくるところを見ると犬みたいだ。
    薄茶色の髪がふわっと風に揺れると、思わず手が彼の頭に乗っていた。

    「ん?どったの、先輩?」
    「ああー、なんか撫でやすいよな」
    「そう?俺、先輩に頭撫でられるの好き!」

    満面の笑みを向けられると、不思議な気分ななる。こいつは何故そんなにも、俺に懐くのだろうか。そんな事を考えたこともあったが、気分は悪く無かった。次第に気にしなくなっていた。

    「あ、そういえば、来月お前と任務あるって聞いたわ」
    「そうなん?!先輩と任務とか初めてじゃん!」

    両手の拳を胸前で握り、目を輝かせる悠仁は忠犬そのものだ。見えない尻尾が大きく横に振られている。
    こういう悠仁を見るなは、正直嫌じゃなかったりする。

    「箱根の山奥だったわ、確か」
    「へぇ!やっぱ山は呪霊出やすいん?」
    「昔から、山は魂が帰る場所だしな。呪いも集まりやすいんだろ」
    「なるほど…その任務に備えて、稽古おなしゃす!」

    悠仁に引っ張られ、稽古場へ向かった。




    ◻︎◻︎◻︎

    稽古場

    稽古を終えてると、辺りはすっかり暗くなっていた。
    床に座って一息ついていると、悠仁が思い出したかのように言う。

    「この間さ、先輩のこと街中で見たよ!」
    「あん?いつの話だよ」
    「先週の日曜。てか、その前の週も見たわ。」
    「ふーん、日曜か…」

    何してたか思い返すと、確かその両日とも女といたことを思い出した。

    「どっちの日も違う女の人といたけど、どっちかは先輩の彼女だったりして!」
    「あー、ちげー」
    「じゃあ、ただの友達か〜2人ともすげぇ可愛かったからさ。先輩の彼女なのかと思ったわ」
    「友達でもねーよ。ヤッただけ」

    悠仁は一瞬止また。
    するとすぐに、何かを思いついたかのように、左手の掌に右手の拳を乗せて、勢いよく

    「それ、"セックスフレンド"っていうやつだ!」

    と言い放った声が、稽古場に木霊する。

    「うるせーよ!」
    「五条先輩って、やっぱモテんだね。"セックスフレンド"沢山いるって、夏油先輩が言ってたけど本当だったんだ」
    「傑のやつ……てか、セックス"フレンド"って言うほどじゃねーよ。誰相手でも一回しか寝ないって決めてんの。惚れられたら困るんだよね」

    悠仁は、呆れた顔でこちらを見てくる。

    「うわー…誰か一人にしなよ」
    「誰か一人とか面倒くせえ。誰かに所要物にされんの嫌いなんだよね。相手は俺とヤりたい。俺もヤレればいい。お互いwin-winじゃね」
    「そういうもんなんかな。俺は誰か一人を大切にしたいなー」
    「そういうもん。別に、俺のこと軽蔑してくれて構わねーから」

    すると悠仁は、キョトンとした。

    「なんで?しねーよ。そういうとこも先輩なんだろ。俺、五条先輩のこと好きだから、そんなんで軽蔑とか嫌いになったりしねーよ!」

    そう、屈託のない笑顔で言われると、うまく言葉が出てこなかった。
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