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    yuzukiyo_banri_

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    かきかけのひよジュン
    随時更新予定

    基本的に自己肯定感弱弱なジュンくんメイン
    ちょっとジュンくんのこと舐めてるモブくん数名あり

    #ひよジュン
    Hiyojun

    どんな君でも必要凪砂くんのところの……
    日和くんの……
    茨くんに……………


    少し前の俺ならこの言葉を気にしていた。
    いや、今でも気にならない訳では無いが
    先日新曲のEXCEEDを出し茨を初めとする全員から
    気にする必要はないと言われ俺は自分らしくいけばいいと
    少し前を向き始めていた。
    そんな俺を見ておひいさん達は良い調子と思っているのか最近はみんなご機嫌だ。
    しかし勿論そんな俺をみて面白く思わない連中も一定数いるわけであって…………


    「漣さぁ、いくらあの巴先輩に拾ってもらって特待生になれたからって最近調子乗ってね?」
    「ほんとに自分に他の3人と並べれるだけの実力があると思ってんの?」


    これくらいなら日常茶飯事。
    当たり前だ。
    確かに俺とおひいさん達とでは実力の差は大きい。
    そんなこと言われなくても分かっている。
    でも、そんなおひいさん達が俺はここにいてもいいと
    言ってくれたんだ。
    その言葉に恥じないように努力はしていくつもりだ。
    だからこんなただ周りの足を引っ張りたいだけの連中に
    そんな事を言われたって気にしない。


    俺は俺らしく……っすよねぇ、おひいさん?


    だが面白く思わない連中は俺が何をしたって気に食わないようでコソコソと隠れて嫌がらせを続けてきた。
    正直ここまでいったらもう尊敬出来るくらいの根性だ。(絶対にしないけど)
    そこまで人を陥れるのに根気をみせれるのに何故それをレッスンや仕事で生かせないのか……
    なんて現実逃避をしてみたり気にしないようにしてみてもやはり疲れがたまる。
    幸いEdenの皆のおかげで精神的なダメージは少ないが精神疲労は大きい。
    やはりおひいさんが卒業した今、校内では俺の味方は正直殆ど居ない。
    同じ特待生の奴らは何もして来ないが何かをしてくれる訳でもない。
    つまり完全なる無関心だ。
    おかげで校内での嫌がらせは他の場所と比にならないくらい多い。
    だから…それが分かっていたから校内では特に気を抜かないようにしていたのだが


    「っったぁ………」

    現在痛む左足首を庇いつつ蹲っている。




    これは数分前……
    殆どの生徒が帰宅した放課後。
    Edenのツアーの関係で来週から欠席気味になるためその連絡を先生に教室に戻る途中の階段。
    正面から俺に嫌がらせをしてくる恐らく主犯格であろう男達3人がニヤニヤしながら歩いてくる。
    いつもなら絶対すれ違うのすら避けて行くのだが最近の疲労に加え先生との話し合いで疲れきっていた俺はぼーっとしたまま歩き出してしまった。
    そしてすれ違う瞬間3人のうち1人に肩をかなりの勢いでぶつけられる。

    「…………は?」

    突然の事で受身などとれずそのまま階段から落ちる。

    「あれれ?漣くんお疲れですか?」
    「流石、ESビック3様は違いますね~?」
    「ちょっと当たっただけで倒れちゃうくらい忙しいアピールですか~??」

    こちらが痛みで蹲っている間にニヤニヤと笑いながら嫌味を残し3人はそのまま帰っていく。
    落ちた高さは5段程
    しかし受身をとれなかったのが悪かったらしく左足首に嫌な熱が篭っている。
    だからと言ってこんな階段下で蹲ってる訳には行かないと思い壁に掴まりつつゆっくりと立ち上がる。

    痛い痛い痛い痛い

    しかしここで動かずにいて誰かに見つかりおひいさん達にバレるのはマズイ
    だってもうすぐツアーなんだ。
    しかもツアー初披露曲としてEXCEEDがある。
    俺が怪我をしたとなればせっかくファンが楽しみにしているのにEXCEEDはセトリに入ることは絶対になくなってしまう。
    そんな事になんて絶対したくない。
    俺はアイドル。
    ファンを悲しませるんじゃなくて笑顔にするのが俺の役目だ。
    痛みのせいで額に汗を滲ませながら壁伝いに階段を上り教室まで行く。
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