口づけ以外で魏嬰を黙らせてみよう。「ふふふ、お前の陽物は見事だよ、こんなにも俺をキモチよくさせるんだ。最高だよ………あっ、あん、出るっ」
びくびくと体を震わせ、魏無羨はパタンと背中から後ろに倒れる。
繋がったまま座っている状態の藍忘機はびくりと肩を動かした。
「ん………ごめん、お前はまだ終わってなかったな。いっぱい突いていーよ」
藍忘機が馬乗りになり、一度合図のように口づける。ぐっぐ、と腰を押し付けられ、またゾワゾワとした感覚に魏無羨は身を投じた。
「気持ちいいぞ、さすがは含光君だ、俺の旦那様は床でもこんなに上手で、なんて俺はしあわせ者なんだろう、ああそうだ、料理もできるし…んっ」
ぺらぺらと喋っていた魏無羨はヒクンと喉を震わせ、きゅっと口を閉じた。
藍忘機が魏無羨の柔らかくなったものを握りこんだのだ。
「んっ、藍湛、俺、そんなとこ触らなくても藍湛のだけで………ハア、んあ」
先端の部分をくるくると回される。一度藍忘機に試したことのある触り方だ。
「あ…ハアハア、藍湛、うぅん、ソレ…」
腰を穿ちながら魏無羨の耳元で聞く。
「嫌か?」
「う………ぅぅん、ん、きもちいぃ、ハァ、フゥ…………」
魏無羨のこの感じ方は初めてだった。力尽きるまで常に藍忘機の耳元で喋り続け、煽られている。黙らせるには口づけしか方法はなかったのだ。それが、こんなにも大人しく情事に集中している。
魏無羨のいいところを突きながら、亀頭をくるくると触り続けてやった。
「う、ふ、うぅぅんっ」
腰をぐっと上げて、魏無羨が眉を寄せて喘ぐ。また達したようだ。
魏無羨の目から涙がこぼれている。
「…動いても大丈夫か?」
「ハァ、ハァ、うん………いーよ」
~ 一時辰後 ~
「ふぅ、ふぅ、もう……藍湛、終わろう?俺のお尻も前もヒリヒリしてきちゃったよ」
「だめだ」
「ふぇぇ…」
fin.