さくらんぼから始まるH「お邪魔します」
「どうぞー、オレら以外居ないから気を使わないでいいぞ」
普段の土日ならワンダーステージに立ってショーをしているのだが、老朽化が心配されるステージの点検の為休みだった。
両親は仲良く買い物。咲希はグループでの話し合いで家に居なかったので類を家に招待した。
「あ、司くん、これ」
差し出された紙袋には木箱が入っているのが見えて首を傾げた。
「木箱?なんだ、これ」
「前にさくらんぼ食べたいって言ってたでしょ?」
「言ってたけど…まさか…」
「うん、さくらんぼ」
「えっ、マジか!!木箱って…高いやつじゃ!!」
「あ、心配しないで、これ貰い物で家では食べきれないから1箱貰ってきたんだ」
「も、貰い物で木箱のさくらんぼ… 」
まじまじと紙袋を見ると、類はヘラりと笑みを浮かべてこちらを見てきた。
「と、とりあえずこっち。オレの部屋」
2階にある自室に案内すると、並んで床に座り、テーブルに置いた紙袋から早速木箱を取り出し、木箱の封を開けると規則正しく並んだ艶々と光るさくらんぼが姿を現した。
「おぉ…」
思わず感嘆な声を出すと、類はその様子に笑っていて1粒さくらんぼを取り出すと軸を外しオレの口元にさくらんぼを持ってきた。
「司くん、あーん」
艶々光る美味しそうなさくらんぼに躊躇いなく食いつき、口をモゴモゴさせてさくらんぼを食べると種を口から取り出してティッシュに出す。
「甘っ!美味っ!」
「喜んでくれてよかった」
「木箱のさくらんぼなんて初めて食べた」
オレは改めて木箱に目をやると、オレも1粒さくらんぼを指先で摘み、軸を外すと類の真似をする。
「類、類!あーん」
類は躊躇いなく顔を近付け、さくらんぼを口に含みモゴモゴさせる。
「うん、美味しいね」
差し出したテッシュに類は種を吐き出すと、満足そうに頷いてオレを見た。
「勿体なくて食べれないな…」
ボソッと呟くと類はパチパチと瞬きしてからヘラって笑みを浮かべる。
「また持ってこようか?」
「えっ、これで十分だって!」
驚いた声が思わず出てしまったオレは類を見た。
ってかまだあんのがすげぇわ。
自分でさくらんぼの軸を外して口に含むと甘みが広がり思わず笑みを浮かべる。
その様子を眺めていた類は軸を口に含んで口の中で方モゴモゴとさせていた。
「類、何してんの」
すると口を開き舌を見せてきた。
舌の上には固結びされたさくらんぼの軸があった。
「えっ、何それ!俺もやる!」
俺も軸を口に含むとモゴモゴと口を動かす。
いくら口をモゴモゴさせても全然出来ない。
「んぐぐ、んむ」
思わず変な声が出る。
類は余裕の笑みを浮かべたままこちらを見ていて、悔しくなる。
軸を口から出すと変に曲がった軸がでてきた。
「クソー!出来ない!」
そんなオレに類はこう言ってきた。
「これができるとキスが上手いって言われてるんだよ」
「なっ…」
「練習、付き合ってあげるね」
「ん??!!」
思わず赤面すると、類は俺の頬を撫で唇にキスをする。
「ちょ、類…た、タンマ!」
「聞こえません」
脇腹から手を入れてTシャツを捲りあげるように撫でられる。
身体は正直で何度か経験した行為を彷彿とさせる手つきに顔だけではなく、身体まで火照ってくる。
「身体、熱くなってきた」
オレの耳元で類はそう囁くと、そのまま耳たぶを甘噛みしてきた。
甘噛みされて、身体が震える。
「ねぇ、ベット行く?それともここでする?」
耳元で言われて、顔の赤面は続く。
まだ慣れない。
目を彷徨わせると、類はオレのTシャツを脱がせる。
上半身裸になったオレは類にされるがままになってしまう。いつもそうだ、このまま流れるままに抱かれて気を失ってしまうのがパターン化されている。
このままじゃダメな気がする。
「る、類…」
「ん?」
「類、ちょっと立って」
「うん?」
類は不思議そうにオレが言った通りに立ち上がる。
恐る恐る類の私服のズボンに手を掛けると類は何かを悟ったのかワザとされるがままになる。
ズボンを足首まで脱がし、下着も同じく足首まで脱がす。
下半身裸になった類の前にペタリと床に座り込んで、少し硬くなってる自身を握ると先端をペロリと舐める。
類はそんなオレをガン見してて緊張しながらも舐める事を辞めず、見つめてくる、しばらくすると類はオレの頭を撫でて楽しそうにしていた。
「急に何かと思っちゃった…司くん、ほら、舐めてるだけじゃなくて咥えてみて」
「ングっ」
言われた通り咥えると、口いっぱいになる。
全て口に咥えることが出来なくて残る部分は手を使って扱きながら口では舌を使ってフェラを続ける。
フェラを続けると声が漏れる。
口の端からは飲み込みきれない唾液が垂れていて、類は垂れた唾液を指で拭いながら嬉しそうにしている。
「ねぇ、司くん。やって欲しいことがあるんだ」
「ん?」
口から自身を出すと首を傾げて類を見上げる。
「司くん、イマラチオって知ってる?」
「知らない…俺でも出来るか?」
「うん。苦しいかもしれないけどいいよね」
類は言い終わると誘導されて口に類の自身を咥える。
そのまま頭に手を置かれ押さえつけると、グッと喉奥に類の自身の先端が入り込む。
「ングっ」
類はそのまま俺の頭を両手で掴むと喉奥に先端が当たってしまって、ングングと声が漏れてしまう。
口の端からは先程より多い唾液が垂れ続けるものの暫くすると押さえられていた手が離れオレも口から類の自身を離す。
ゼェハァと息を整えながら類を見上げる。
類は優しく頭を撫でてくれていて、笑みを浮かべていた。
「ごめんね、司くん。気持ち良かった」
そう言うと足元に下げられていたズボンと下着を脱ぐと、オレの手を掴み、立ち上がらせてお姫様抱っこされる。
ベットに移動してから、類は俺の服を脱がせにかかり、オレも大人しく服を脱がされる。
オレは下着1枚になると、類は楽しそうに勃起してる俺のものを下着越しに触っていて、よく見ると知らない間に射精しているたのか、下着は濡れていて顔が赤くなる。
「司くん射精したの?エッチだね」
「~ッ!」
下着も脱がされると、自身の精液で濡れて少し萎えているモノが目に入る。
類はオレのモノを数回扱くとまた硬くなったのを確認したあと後ろの穴を指で弄り出す。
指が挿入されると、直ぐにGスポットを弄られて類の指を締め付けてしまう。
柔らかくなってくると類は指を増やし、ナカでバラバラと動かして俺の反応を楽しんでいる。
「類っ、ナカもういいからっ」
切羽詰まった声音で言うと類はオレの足を開かせて、これから挿入されるであろう類の硬くなっているモノの先端を宛てがう。
「ねぇ司くん、どうしよっか」
「っ、何が…」
「ゴム、無いんだよね」
わざとなのか、類は先端だけをピストン運動させてオレのナカを弄る。
いつも必ずゴムを使用してセックスしているため、類の言っている事は分かるが、それよりも早く類のモノが欲しかったオレは、焦らす類に負けてしまう。
「そのまま、そのままでいいから、頼む…欲しい」
「ん、分かったよ」
先端をアナに宛てがうと一気にズルっとそのまま挿入され、オレはいつももより類を感じてしまい、奥まで挿入されると触りもしていないのに射精してしまう。
類はその様子を見て満足した表情で、覆い被さると舌を絡ませ合いキスをしながら、類はピストン運動を開始させる。
奥の奥をクチュクチュと卑猥な音を立てながら律動を続けると、奥を刺激される度に潮吹きしてしまう。
類に調教された身体は素直で、初めてゴム無しでやっているセックスは類の挿入されている自身の熱さをナカで感じながら無意識に締め付ける。
「司くん、生でやるのはどう?」
「ッ、きもちい、ナカあつい…いつもよりきもちい」
律動は止まることなく中はグポグポと音を変えてセックスを楽しむ。
「っ、類、もうダメ」
「ん、分かったよ…ッ」
類も限界が近いのかゴムが無いせいで、いつもより自身を大きくしてナカを楽しんでいて、無意識の締め付けのように、奥の奥に射精する。
オレは潮吹きをしたあと勢いなく精液を垂らす。
「ンッ…ん」
オレは力が入らず、腕も足もベットに投げ出す。
類は太ももを掴み抱える様な体制になると、自身を抜く事をせず、オレのナカ、奥に射精した精液を塗り込むように律動を続ける。
「類っ、休憩し、よ」
休憩を促すものの、類は動きを止めることをせず、ゆっくりと締め付けられているナカを味わう様な動きで律動を続ける。
「んっ、んっ、んっ」
続く律動に喘ぎ声が漏れる。
体力は残っているものの、続けてセックスはした事がなく少し戸惑う。
「る、い、類、ダメ」
力が入らない腕を持ち上げ類の腕を力なく叩く。
「もう1回しよ」
「っ、無理っだ、力が」
「大丈夫だよ、ね」
中出しした精液がアナから垂れる感覚がする。
類は1度ナカから自身を引き抜くとオレの身体をうつ伏せにして膝を立たせるような姿勢にする。
まるでおしりを類に突き出す様な姿勢になり、足に力が入らない為直ぐに体制が崩れてしまう、類は体制を正すと両太腿を抱える体制にする。1度射精されている為、アナから精液が溢れ出る感覚がある。
躊躇うことなく再び挿入された類の自身を無意識に締め付ける。
類はそれすらも楽しむ様に律動を初め、ナカに精液を擦り付けてマーキングするかの様な動きをする。
グズグズにされたナカは類が動く度に卑猥な音が聞こえる。
オレは枕を顎下に抱えるように抱きつき意識が朦朧としてくる。
自身からは相変わらず精液なのか潮なのか分からないものが垂れていて、シーツの色が変わっている。
口からは相変わらず喘ぎ声が漏れていて、そのまま意識が無くなってしまった。
目が覚めた時、オレは類に後ろから抱きしめられる様に寝ていた。
身体を起こそうにも後ろからホールドされていて動くことが出来ない。
それに、アナのナカに類のモノが挿入されたままである事に気が付く。無意識に締め付けてしまう。
なんとか引き抜こうと腰を動かして、あと少しで引き抜くことが出来る時、ズンっとナカに再び挿入される。
「ンンンッ」
背中がゾクゾクする。
それだけで勢いは無いまま垂らすように射精してしまった。
「おはよう、司くん」
類は背後から声を掛けてくるが、ナカに挿入されたままの自身を締め付ける。
「るい、抜いて」
力無くそう言うと類はズルリと先端まで引き抜く。
そのまま、再び挿入される。
「ぁぁあ、あ」
かすれた声で喘ぐと、類は楽しそうにゆっくりと律動をする。
「司くんの身体が俺好みになってくれて嬉しいよ。ずっとナカに居たい」
後ろから抱きしめられて項にキスをされる。
キツく吸われる感覚にゾクゾクとする。
暫く類にされるがままのセックスをすると、満足したのかナカに挿入されていた自身を引き抜いた。
引き抜かれると同時に類が射精したであろう精液が身体から垂れる感覚がわかる。
「んっ」
ゆっくり身体を起こすと、続く様に類も身体を起こし俺を背後から抱きしめてくる。
「無理させちゃってごめんね?」
「別に…類だから…」
身体が汗や精液でベタベタする。
「類、落ち着いたらお風呂行きたい」
「うん、分かったよ」
身体を預ける様に類にもたれ掛かると類はオレの肩に顎を乗せてまったりする。
類に調教された身体は類の色に染まっていく。
オマケ
お風呂に入った類とオレは改めてさくらんぼを食べていた。
口をもごもごと動かしさくらんぼを食べる。
類はそんな俺を見て満足そうに微笑んでいた。