naibro594☆quiet followDOODLEアンケその2。短い⏰⚒🌇+べび🕊時空のダンムル。短いといってもあまりにもろくな量にならなかったので2本。2本目がまだ致してないけど若干やらしいから念のためR-18。パス:18↑? #ダンムル Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow naibro594DONE性癖パネルトラップ-りうだぶ(ムルムル)2番の中身は「いっぱいたべるきみがすき」出張だったりうとあんまり素直になれないだぶ。 2262 naibro594DOODLE10/5⏰🌇の日+昨日のPV🌹🌇発表でおかしくなった結果の🔧ダンムル🌹ハロウィンコスプレ話。最後ちょっとだけR15くらいのぬるいすけべあり 3047 naibro594DONE【🔧工房ダンムル/⏰🌇】鯖にて教えていただいた8/13パイ…リの日(遅刻)。🌇による乳奉仕祭り。注意事項:⏰が人間の頭(外見描写なし)、攻め喘ぎ(?)パスワード:18↑?(yes/no)ネタ元:ゆずきさん 圧倒的感謝、許可ありがとうございました! 4995 naibro594DONE🔧工房ダンムル(⏰🌇)夏祭りお仕事の話。若干ロジャグレを含む。鯖の話で出た「しましょう」(決定事項)が好きです途中で食べてるのはドネルケバブ🥙ロジャは屋台で買い食いしまくるし従業員達にもたくさん食べさせます。グはさらにあーんつき。組んでるイシュが真面目にしてください!って言ってそう。Candy Love Bind工房からは少し離れたK社の巣へと続く検査場の前、いつもよりさらに増してオレンジ色に照らし出されたこの区で最も大きく治安のマシな裏路地。 <わ……やっぱりまだ夜はちょっと涼しいね> 路地を満たす灯りは暖かくとも、吹いた夜風はまだ幾分冷たいものだ。深い意味もなく出た言葉に隣の男が上着を脱ごうとする気配を感じ、ダンテは慌ててそれを制止した。 <そこまでじゃないよ! ありがとう、ムルソー> インナーにもある程度は丈夫な加工が施されているけれども、やはり重ね着の方が安全だ。この工房の武器は大抵がエンジンを回し火花を散らすものだから、自らの得物からも敵の攻撃からも身を守るものは多い方が良い。 予定された勤務区域まではもうすぐだ。喧騒に近づけば道の両端にたち並ぶ屋台に、浴衣姿で走り回る子供の姿。今見えているのは上澄みといえどこんなところは巣も裏路地もそう変わらないのだな、とダンテの見えない口角が上がる。 2933 naibro594DOODLE遅刻1分前ギリギリなラブレターの日🔧ダンムル。とても短い。アンケありがとうございました!最初の2行はふと書き留めて端材として保管してたやつだったのだけれど、こんなドンピシャで使えるの書くとは思わんかった。ラブレターの日警告。このメールには彼の愛が含まれている。 ──開いたならば、恋しさが抑えられなくなる。 ダンテは時折出張に出る。 会長であるロージャについていくこともあれば彼一人がその代理として行くこともあった。 他の区であっても彼はワープ列車に乗りたがらなかったから、必然的に移動で日数が嵩む。 最も、内密にかいつまんで話されたW社のからくりを知った上で乗って帰ってこいと言う者もいなかったが。 あなたがおぞましい目にあうことと天秤に乗せるまでもない、ただ私の焦がれる日数が少し増えるというだけで。 夕食のとき、<ちゃんと食べてる?>と画面の向こうで微笑むあなたへ手を伸ばしたくて仕方がなかった。 「はい。大丈夫です」 彼がいないと食欲の湧かない私を気遣い、極力時間のあう限り遠隔でも食事を一緒にとるようにしてくれている。 1406 naibro594DOODLE大遅刻5/10ムルダンデー話。自宅の🌇⏰といえば金継ぎンテなので銀湾の続き、5章道中の夜。起きた時にはコートは綺麗に繕われていたそうな。※⏰の負傷位置は左右どちらとも言われてないはずですが、左のイメージがあったので左で書いていますこの地獄めぐりの旅は緩急が激しい。 しばらく何もなくバスに、波に揺られるかと思えば、今日のようにたった24時間という箱の中によく入ったものだと思うほど出来事の詰め込まれる時もある。 くたくたの体を作業机の前にある椅子へと投げだしたのは間違いだったかもしれない。どうにも気持ち悪くてタスクの報告書をいくつか書く前にシャワーを浴びてしまいたかったけれど、錘でも入ったかのように尻が重く億劫で、痛む肩を庇いながらコートひとつ脱ぐのにも苦労するのが目に見えていた。 囚人達と違って私の服は戻せないから困ったものだ。幸いというべきかイシュメールの銛は鋭く尖れていたためにコートの切り口は綺麗なもので、今回の枝に至るまでの道のりを思えばしばらくは繕い着続けるのが妥当だろう。 3295 related works naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)誤解も表向きの真実にすれば誤解ではなくなる。彼のクロケアチョ…が安心感あって結構好きです。この後幕間が2回続く予定。嗚呼、愛しき工房の日々66. 歩く廊下の先、工房の入り口から飛び交う朝の挨拶。 皆が声をかけあうのは良いことだ。鼻歌でも歌いだしたいくらい気分が良かったけれど、隣を歩くムルソーが首を傾げそうな気がして思いとどまる。そんな軽い足取りを転かすように黄色い旋風が駆け抜けていく。 <うわっと!> 「おはようございまする管理人殿ー!! と、ムルソー君!」 <おはようドンキホーテ、そんなに走らなくても間に合うよ> 「おはようございます。今は……朝礼の10分前ですね」 そういえば彼女は本来いつも時間ギリギリに来る。電車を降りてから事務所までの道を急ぐのが習慣になっているのかもしれない。元気の良い挨拶と共に急ブレーキをかけたドンキホーテは向き直り、いつもの5割増しで光を蓄えた瞳を輝かせる。 1929 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)⏰が出張に行っちゃったときの🌇の話。※ネタ提供:びたさん。大変感謝嗚呼、愛しき工房の日々7(上)7. <よし、それじゃあ行ってくるね> 「みんな〜、お留守番よろしく頼むわよ?」 いつもの武器に加え、ロージャが背負っている大きくいかついケース。 武器や防具を扱う工房が切磋琢磨のため集まるイベント、今後のためにと手伝いで私も参加することになったそれへと展示する最新作が格納されている。 事務所の入り口で私たちを取り囲む一人一人の顔を見回し、彼女は最後ににこりと笑った。 「ご安心くだされ会長殿! ご不在の間、私が必ずや工房を守ってみせまする!」 「ありがとうドンキホーテ。あま〜いお土産買ってくるからね」 ぎゅうと抱きしめられたドンキホーテが窒息する前に、私も最後の準備を済ませたほうが良さそうだ。人だかりを潜り抜け、いつもと変わらずパソコンに向かうムルソーへと近づいた。 3287 naibro594DONE🔧軸ダンムル(⏰🌇)。玩具の日だと!?と玩具ネタのすけべプロットから急いで書いたらその玩具じゃなかったらしい。順番的にこれの前の話があるので一部まだ出ていない前提条件を含みます(初夜時に後ろを使うのは(自分で開発を試みたので)初めてじゃないと答えた🌇、それで🌇に後ろでの行為経験があると勘違いしている⏰)注意:⏰の下顔有、結腸責めもどき、一部無理矢理っちゃ無理矢理パス→18↑? 4206 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)。いつの間にかの習慣と口実の応酬。🌇が作ってあげたのはモヒート(もどき)無自覚ながら意味するところは。嗚呼、愛しき工房の日々5書類の束から何枚かめくり、他の筆跡で書かれたものが出てくれば目を通す。 不足への加筆、押し忘れの判を押し、誤りの訂正。 自分のいない間苦労しながら必要最低限だけ精一杯どうにかしたであろう書類群。位置や順番すら適切ではないそれらを馴染んだ形にもどすのにムルソーはかなりの時間を要していた。 復帰してからもう一月あまりが経つが、ようやくそこまで緊急性のない当時の書類にまで到達したところだった。 あちらこちらに貼られた薄赤の付箋に指を滑らせる。 『ここわからなかった! ゴメン!』 担当したのは誰、記入や期日はいつ。そんなメモの合間に紛れている、彼からのメッセージ。 無意識に笑みを浮かべ、一段落ついたところでムルソーは気だるげに席を立つ。 3244 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)ぼちぼち甘くなっていく。お熱無意識甘え弱り🌇。本当はもう少し先まで3のはずだったけど序盤の隠れテーマでしめられたので満足。嗚呼、愛しき工房の日々3(下)エアコンの冷気をめぐらせるサーキュレーターの風ではためくカーテン。月明かりが差しこむ寝室の着替えさせ寝かせたベッドの上で、彼のぼんやりとしたエメラルドがリビングで動く私の姿を追っている。 警戒しているときの反応だと知っていた。当たり前ではあるけれど、まだ信用されていないのが何だか悔しい。それとも阻害機を外してしまったから、私だとも思ってもらえてない、とか。 冷凍庫から出したばかりの新しい氷嚢を持って近づき、冷えていない方の手で額に触れる。 まだ、熱い。 一度容体の落ち着いたムルソーを水風呂から出し、四苦八苦して引きずるように寝室まで連れてきたのが昼過ぎのこと。咥えさせた体温計が概ね正常を示したことからとりあえずは様子見として、十数分おきに工房と家を行き来しながら彼と仕事の様子を両方管理する目まぐるしい一日をようやく終えて帰宅したのが数刻前。 3365 naibro594DOODLE(ダンムル風味?)サイムルがあんまりにもあんまりで辛かったからなんとか安心させたかった。書きたいところだけ書いたので部分部分の接続は雑。注意:泣いちゃうムル有ダンムル(R)/書きたいところだけ書いたその日抽出されたばかりの彼は、ひどく不安定だった。 大きな鎧に条件付きのヘルメット。サイチームの所属である、とそう名乗った。 言葉を交わしてR社の凄惨な事実に驚いたのも束の間、すぐに実戦での試用が始まる。 ウサギのヒースクリフが息巻く後方で離れた敵を睨んだまま、肝心の彼は動かない。 「………………」 <ムルソー?> よく見ればそびえるような肩は小刻みに震えている。 <どうしたの。怖い?> 「…………失敗は許されません。成果を出せなければ、また……」 経験してきた孵化場での地獄は、ただ一人となった今もなお彼を苛み付き纏っている。 肌のところに直接触れて安心させてあげられたらよかったのに。ダンテは背中に隠れため息をついた。もともと体格の良い彼がさらに大きなスーツを着ているものだから、手を伸ばしたってあの黒髪には届かない。 1541 naibro594DOODLE🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)6の後の幕間。短めの話3つ。表向きと、積み重ねられた事実と、無意識の心。嗚呼、愛しき工房の日々(幕間1)そろそろ外勤に出ていたグレゴールが戻る頃あいだ。 雲の隙間からさす陽の暖かさはまだ夏の残り香をまとっている。外階段の踊り場に向かえば、既にコーヒー片手に一服している気怠げな姿。先客はちょうど、並行して探していた人物だった。 <ああユーリ、イシュメールが呼んでいたよ> 「そうでした! ありがとうございます、ダンテさん。グレゴールさんもまた」 「おー」 制服を着た少女が赤い髪を揺らしながらぱたぱたと走り去っていくのを見送り、グレゴールはゆっくりと煙を燻らせる。 彼女もロージャが連れてきた人材の一人だ。ロージャはもちろん、グレゴールも妹のように可愛がっている。 <あっしまった、ユーリにも食べてもらえばよかったなあ> 3316 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)自覚のある人とない人。それでもなんだかんだ手伝ってくれる上司と友人。嗚呼、愛しき工房の日々 幕間2「ダンテぇ〜? 良かったじゃな〜い?」 新規開拓した取引先との打ち合わせ帰り、うりうりと小突かれ顔をあげた。 <うん? うん、そうだね。難度も低いし、割のいい案件だと思うよ> 外勤者育成にも安心して使える良い仕事だ。さっそく資料の準備をと書きつけるために開かれたノートはニヤニヤと笑うロージャの指先によって閉じられてしまう。 「違うわよ〜! ムルソーとのこと」 彼女と、そしてグレゴールにだけは本当のことを話していた。上司である恩人と特に親しい友人を欺き続けることは現実的に不可能で、また心苦しくもあったからだ。 「『工房での無用な誤解を避けるため』って言ってたけど……上手いことやったじゃない」 <うん。まさか私もムルソーがいいって言ってくれるとは思わなかったよ……> 3173 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)ぶっ倒れて、目が覚めて、その後の話。ようやくたくさんお喋りできて嬉しンテと、やる仕事がない分付き合ってはくれるム。嗚呼、愛しき工房の日々44. ダンテは抜かりなく、体調が戻るまでのムルソーの休暇を『会長命令』として用意していた。彼が最低限でも起きられるようになればすぐに復帰しようとするのは目に見えていたからだ。 案の定、期日の近いものや自分が窓口の案件があるからとふらつく体で身支度を始めようとしたムルソーをダンテは最大限に手足を突っ張らせた渾身の力で引き戻し、結局のところはダンテを代理としながらも体調の落ち着いている時に説明や引き継ぎをする、という形で妥協することになった。 心配を隠さないムルソーにダンテはにっこりと笑ってみせる。彼しかできなかった仕事を彼以外もできるようにする、どのみちやらなければいけなかったことだ。 毎日細かく家と工房を行き来しながら、彼は甲斐甲斐しく世話を焼いた。 2304 recommended works no nameDOODLEルサン naibro594DOODLEアンケの短い本編軸ムルダン。不寝番で人気がないのをいいことにいちゃつく人たち。※割と甘えたなムがいます理性を捨て去る甘やかな恋には、暗い闇が好都合。恋は闇皆が寝静まったバスの中、2人掛けの席に座った私の炎だけが壁に色を落として揺らめいている。 不寝番の日の密やかな楽しみ。彼の来るのが待ち遠しい。 背中越しに小さく扉が閉まるのがわかった。眠る時の格好にしては似つかわしくない、硬い革靴の音がゆっくりと乱れなく近づいてくる。 「管理人様」 <うん。おいで、ムルソー> これがいつものお約束。窓の方につめて、彼に席を譲る──いや、元から彼の定位置であるその場所を返すのがいつの間にかできていた習慣だった。 今日は誰が突っ走っただとか、夕飯の何がおいしかっただとか。他に誰もいないのをいいことに、ただとりとめのないことを話すこの時間が私はとても気に入っている。ムルソーも問えば答えるばかりか、最近は抱いている疑問や彼の持ちうる情報についても少しずつ教えてくれることが増えてなかなか嬉しい。 1529 naibro594DOODLEアンケその2。短い⏰⚒🌇+べび🕊時空のダンムル。短いといってもあまりにもろくな量にならなかったので2本。2本目がまだ致してないけど若干やらしいから念のためR-18。パス:18↑? 1064 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)ぼちぼち甘くなっていく。お熱無意識甘え弱り🌇。本当はもう少し先まで3のはずだったけど序盤の隠れテーマでしめられたので満足。嗚呼、愛しき工房の日々3(下)エアコンの冷気をめぐらせるサーキュレーターの風ではためくカーテン。月明かりが差しこむ寝室の着替えさせ寝かせたベッドの上で、彼のぼんやりとしたエメラルドがリビングで動く私の姿を追っている。 警戒しているときの反応だと知っていた。当たり前ではあるけれど、まだ信用されていないのが何だか悔しい。それとも阻害機を外してしまったから、私だとも思ってもらえてない、とか。 冷凍庫から出したばかりの新しい氷嚢を持って近づき、冷えていない方の手で額に触れる。 まだ、熱い。 一度容体の落ち着いたムルソーを水風呂から出し、四苦八苦して引きずるように寝室まで連れてきたのが昼過ぎのこと。咥えさせた体温計が概ね正常を示したことからとりあえずは様子見として、十数分おきに工房と家を行き来しながら彼と仕事の様子を両方管理する目まぐるしい一日をようやく終えて帰宅したのが数刻前。 3365 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)ぶっ倒れて、目が覚めて、その後の話。ようやくたくさんお喋りできて嬉しンテと、やる仕事がない分付き合ってはくれるム。嗚呼、愛しき工房の日々44. ダンテは抜かりなく、体調が戻るまでのムルソーの休暇を『会長命令』として用意していた。彼が最低限でも起きられるようになればすぐに復帰しようとするのは目に見えていたからだ。 案の定、期日の近いものや自分が窓口の案件があるからとふらつく体で身支度を始めようとしたムルソーをダンテは最大限に手足を突っ張らせた渾身の力で引き戻し、結局のところはダンテを代理としながらも体調の落ち着いている時に説明や引き継ぎをする、という形で妥協することになった。 心配を隠さないムルソーにダンテはにっこりと笑ってみせる。彼しかできなかった仕事を彼以外もできるようにする、どのみちやらなければいけなかったことだ。 毎日細かく家と工房を行き来しながら、彼は甲斐甲斐しく世話を焼いた。 2304 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)。いつの間にかの習慣と口実の応酬。🌇が作ってあげたのはモヒート(もどき)無自覚ながら意味するところは。嗚呼、愛しき工房の日々5書類の束から何枚かめくり、他の筆跡で書かれたものが出てくれば目を通す。 不足への加筆、押し忘れの判を押し、誤りの訂正。 自分のいない間苦労しながら必要最低限だけ精一杯どうにかしたであろう書類群。位置や順番すら適切ではないそれらを馴染んだ形にもどすのにムルソーはかなりの時間を要していた。 復帰してからもう一月あまりが経つが、ようやくそこまで緊急性のない当時の書類にまで到達したところだった。 あちらこちらに貼られた薄赤の付箋に指を滑らせる。 『ここわからなかった! ゴメン!』 担当したのは誰、記入や期日はいつ。そんなメモの合間に紛れている、彼からのメッセージ。 無意識に笑みを浮かべ、一段落ついたところでムルソーは気だるげに席を立つ。 3244 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)誤解も表向きの真実にすれば誤解ではなくなる。彼のクロケアチョ…が安心感あって結構好きです。この後幕間が2回続く予定。嗚呼、愛しき工房の日々66. 歩く廊下の先、工房の入り口から飛び交う朝の挨拶。 皆が声をかけあうのは良いことだ。鼻歌でも歌いだしたいくらい気分が良かったけれど、隣を歩くムルソーが首を傾げそうな気がして思いとどまる。そんな軽い足取りを転かすように黄色い旋風が駆け抜けていく。 <うわっと!> 「おはようございまする管理人殿ー!! と、ムルソー君!」 <おはようドンキホーテ、そんなに走らなくても間に合うよ> 「おはようございます。今は……朝礼の10分前ですね」 そういえば彼女は本来いつも時間ギリギリに来る。電車を降りてから事務所までの道を急ぐのが習慣になっているのかもしれない。元気の良い挨拶と共に急ブレーキをかけたドンキホーテは向き直り、いつもの5割増しで光を蓄えた瞳を輝かせる。 1929 naibro594DOODLE🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)6の後の幕間。短めの話3つ。表向きと、積み重ねられた事実と、無意識の心。嗚呼、愛しき工房の日々(幕間1)そろそろ外勤に出ていたグレゴールが戻る頃あいだ。 雲の隙間からさす陽の暖かさはまだ夏の残り香をまとっている。外階段の踊り場に向かえば、既にコーヒー片手に一服している気怠げな姿。先客はちょうど、並行して探していた人物だった。 <ああユーリ、イシュメールが呼んでいたよ> 「そうでした! ありがとうございます、ダンテさん。グレゴールさんもまた」 「おー」 制服を着た少女が赤い髪を揺らしながらぱたぱたと走り去っていくのを見送り、グレゴールはゆっくりと煙を燻らせる。 彼女もロージャが連れてきた人材の一人だ。ロージャはもちろん、グレゴールも妹のように可愛がっている。 <あっしまった、ユーリにも食べてもらえばよかったなあ> 3316 naibro594SPUR ME🌹と🔧工房パラレルのダンムル(⏰🌇)自覚のある人とない人。それでもなんだかんだ手伝ってくれる上司と友人。嗚呼、愛しき工房の日々 幕間2「ダンテぇ〜? 良かったじゃな〜い?」 新規開拓した取引先との打ち合わせ帰り、うりうりと小突かれ顔をあげた。 <うん? うん、そうだね。難度も低いし、割のいい案件だと思うよ> 外勤者育成にも安心して使える良い仕事だ。さっそく資料の準備をと書きつけるために開かれたノートはニヤニヤと笑うロージャの指先によって閉じられてしまう。 「違うわよ〜! ムルソーとのこと」 彼女と、そしてグレゴールにだけは本当のことを話していた。上司である恩人と特に親しい友人を欺き続けることは現実的に不可能で、また心苦しくもあったからだ。 「『工房での無用な誤解を避けるため』って言ってたけど……上手いことやったじゃない」 <うん。まさか私もムルソーがいいって言ってくれるとは思わなかったよ……> 3173