好きになってくれ「……う、腕?」
レーンは目覚めて一番最初に飛び込んできた光景に、寝起きのぼんやりした頭で何事かと思いながら、そういえば昨日……と身を起こそうとする。だが、褐色の逞しい腕に阻まれて抜け出せない。
「レーン、どこにいくんだ?愛しい彼氏のお目覚めだぞ?」
「よくそんな恥ずかしいことを平然と言えますね」
抱きしめる腕を遮り、胸板を押して離れようとするもびくともしない。体格差にムッとしながら悪態をついた。
「セックスまでしたってのに冷たいなー」
「一度寝たぐらいで彼氏ヅラされても迷惑です。どうせセフレの1人なんですから……」
レーンはハッとして言おうとした言葉を飲み込んでケネスを見つめる。ケネスは先程までの茶化したような顔が真顔になりレーンの顔に近づくと噛み付くようなキスをすると早急に舌を差し込んで口内を蹂躙して、唇を離すと同時にレーンをうつ伏せ状態にして組み敷いて昨夜の名残で柔らかい孔に一気にペニスを押し込んだ。
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