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    rikaryouka

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    rikaryouka

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    前に書いて、プライベッターにあげてたやつー
    ポイピクに統一しようかなーと

    #TGCF
    #花怜
    HuaLian
    #tgcf

    夜の魔法「哥哥?」
    「あ、三郎」
    花城は道観の屋根に乗って星空を見上げる謝憐に声を掛ける。
    「どこに行ったかと思いました」
    「すまない。心配させた?」
    「いいえ。哥哥の気配はしていましたから」
    「そうか」
    謝憐は花城を見て微笑むと、また夜空に視線を戻す。
    「今日は星が綺麗なんだ」
    「へぇ・・・僕もそこへ行ってもいい?」
    「もちろん」
    頷くと、花城は軽く飛び上がり、謝憐の横に着地する。
    座っている白い裾を踏まない様にしながら、腰を下ろすと片膝を立てて星空を見上げる横顔を見つめた。
    「・・・三郎。星は見ないのか?」
    視線を感じ、謝憐は苦笑いをする。
    「見てるよ」
    「君が見てるのは私の顔だ」
    「仕方ないよ。星よりもずっと美しい」
    臆面無く言い放たれて、星よりも美しいと称賛された横顔がくしゃりと歪んだ。
    「どうして君はそう・・・」
    「事実だ」
    「さんらぁん」
    もうやめてくれと、謝憐は両手で真っ赤になった耳を塞いだ。
    くつくつと肩を震わせて、花城は大切な神様がこれ以上冷えない様に、着ていた紅い上着を肩にかける。
    「そろそろ戻りませんか?」
    「そうだなぁ・・・」
    名残惜しそうにまた夜空を見上げた鳶色の瞳が見開いた。
    「三郎!!流れ星だ!!」
    「どこ?」
    「ほら、あそこ」
    謝憐の指差す方を二人で見上げ、頬と頬が少し触れる。
    その温かさに思わずドキリとして、少しの間、見つめ合う。
    気がついたら、二人は唇を合わせていた。
    流れ星が叶えた魔法のような柔らかな夜の話。
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