Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    __fu5o

    @__fu5o

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 5

    __fu5o

    ☆quiet follow

    #ナラフー
    nalafoo

    パッショーネと関係の深い組織の重大な秘密を、任務を行う中で偶然知ってしまったフーゴ。
    その組織との取引では、莫大な利益が生まれるため、パッショーネは組織との関係をどうにか続けたいと考えている。
    交渉の結果、その組織は『秘密を知ったフーゴの記憶を全て消して、その上でフーゴの容姿を作りかえること』つまり『パンナコッタ・フーゴという人間の存在をこの世界から消すこと』を条件に、パッショーネとの取引を続けると言った。
    パッショーネとその組織のために、フーゴは要求を飲むことを決める。
    全ての記憶を消し、整形手術をするまでに、一日だけ時間をもらえることになったフーゴ。
    パンナコッタ・フーゴとしての最後の日、フーゴはずっと好きだったナランチャに会いにいくことにする。
    (全ての記憶が消えるし、もう二度と会えないのだから、最後に会ったところで未練を残してしまうだけだ)とも考えたフーゴだったけれど、やっぱり最後に『パンナコッタ・フーゴという人間が抱いていた想い』を、世界でいちばん愛している彼に伝えたいと思った。
    フーゴの全ての記憶が消えること、フーゴの容姿が作りかえられること、そしてパンナコッタ・フーゴという人間がいなくなることは、組織間の機密事項のため、もちろんナランチャにも伝えることが出来ない。
    「いままでも、これからも……、ずっと好きです」
    泣きそうになるのを抑えながら、ナランチャに想いを伝えるフーゴ。
    「ほんとかよ!?実はさ、オレもフーゴのこと大好きなんだぜ!」
    ナランチャの太陽みたいな笑顔はあまりにもまぶしくって、未来の見えないフーゴとは真反対な存在だった。



    「ぼくは、ずっときみの幸せを願っています。だから、……だから、最後に……ぼくの身体の内側に、一生消えない傷を付けてほしい」



    最後の夜は、あまりにもきもちよくて、あまりにも幸せで、あまりにも切なくて、あまりにも尊い時間だった。そんなナラフー
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭❤❤❤❤😭😭😭👍👍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works