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    muumuu_sya

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    277夜妄想メモ。
    既に皆さん解釈が溢れていて、◯番煎じの上劣化版なので、表に出せず、ここでひっそり。

    ポイントは
    ①ASさんは着の身着のまま来た
    ②飛行で強行突破したから、砦にもう一度戻らなければならない
    ③頭では姫の行動理論についてわかってはいるが、状況が状況で思考停止に陥ってまともに考えていない
    ④よって話が通じず、魔王様が大変。

    予想通りとわかって最終的に安心する。

    通信玉から姫の声がする。

    (は?)

    気づけば身体が勝手に動いていた。
    ぷつりと通信を切り、コートを羽織る。「ちょっと出かけてくるから」と砦の者に言い残し、荷物も置いて空へ飛び出した。

    魔王様の部屋に、姫がいる。

    一体どういうことだろう。
    最初からいた? 衣ずれの音や髪がなびく音、女性の気配などは、全部姫だったのか。
    なんで隠した? 隠すような事案があったのか??
    ……いや、そんなことはないと信じたい。
    どうせ紛れ込んでしまったとか、姫が勝手に着いてきたとか、そういう他意のないことだろう。
    でも、身体が勝手に動くのだ。
    自らの目で確かめないと、納得できない。
    はやる気持ちは飛行スピードに表れ、未だかつてない時速で移動している。
    確か相当な距離があったはずなのだが、いつしか魔王の部屋に立っていた。

    「なんでこんなことになっているんですか……?」
    魔王はただ震えるのみ。姫は隣の部屋の布団で寝ているが、見事な寝相の悪さだ。
    「そしてなんで隠したんですか……」
    「あっ……いや……これは……事故で……」
    事故。一番聞きたくなかった言葉。
    「事故!?事故があったんですか!!!」
    最悪の結末になってしまった。事案発生だ。詳細を聞かねばならない。でないとここは帰れない。
    姫の身に起こったことを正確に把握しなくては、悪魔教会を守る聖職者としての立場がない!
    「その中身を教えてくれませんか」
    詰め寄ると、顔を上げた魔王が血相を変えている。
    「いや、さっきも言ったけどそういう事故じゃないのだっ!ちゃんと聞く耳持って?」
    「姫に旅館に来いと迫ったのですか? 温泉と食事の見返りに、自分の部屋で寝泊まりするよう約束させて……」
    「違うーっ! ねぇ話を聞いて!? だから事故だ事故!姫が勝手に来て……」
    「勝手に来た姫に寝泊まりさせてあげるから隣で寝ろと迫った……?」
    「……もう、そこから離れてほしいのだ!我輩を容疑者に仕立て上げないでー!」

    【以後、本当にメモ】

    魔王様との和解後(すごく時間がかかった)、姫起き出す。
    「おはよう。あ、レオくんだー。せっかく来たならレオくんも温泉入るー?」
    「……おはよう、姫。でもね、もう砦に戻らなければならないんだ。城から迎えが来るまで、魔王様の言うことをよく聞いておとなしくしていてね」
    「えー、一緒に温泉入りたかったのに」
    「!?」
    「混浴じゃなかったっけ?あ、あれは柵が壊れていたからか」
    「……そそそ、そうだね(今わたし、何を勘違いした!?)」
    「じゃあ温泉街散歩しよ?」
    「だからね、砦で仕事が……」
    「レオくんとジゴ=クサツ、もっかい歩きたい」
    「!……うん、ちょっとだけならいいよ……?」
    (雰囲気に流されるAS)

    魔王:「我輩の心労を返せ!」
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