俺の幼馴染がすみません・・・・設定
井上 忠臣(いのうえ ただおみ)
♂/185センチ
赤井秀一の幼馴染。転生者。
母親がアメリカ人のハーフ。父親は日本人。
母の職業がIT系企業のお偉いさんなので、それなりの情報収集することが可能。(と言っても周りからしたらチートレベル。)
父は、元警察官。(警察庁公安部)現在、CIAの諜報員
母方の祖父母が元自衛官などというハイスペック家族。
狙撃、体術etcすべてこなすことが出来るハイスペック主人公。
アメリカ生まれで、隣のおうちが赤井家だったことからそれなりに交流があった。
幼い頃、赤井秀一を見てコナンの世界だと気づきなるべくかかわらないようにするも、赤井はそんなの気にしないで主人公をあちらこちらへと連れていってしまう。
あわよくば、赤井の意識改革をと思っていた主人公だったが、諦め母の務めるIT系企業に就職しようとするも、赤井に止められほぼ無理やりFBIに就職。
赤井曰く
「お前の情報能力が欲しかったから」
だそう。
ちなみに、赤井の母からのちに謝罪がきた。
あまり目立ちたくなくてそれなりの地位に昇進する。が、実をいうならば、赤井よりスペックが高いのは主人公である。
このとき、赤井とはほぼ絶縁関係となっている。が、赤井はお構いなしに問題ごとを主人公へ持ってくるため毎日胃がキリキリ状態の主人公。
この後、赤井の生存報告を聞いてぶっ倒れる未来がある・・・
〈以下本編〉
『』←英語
「」←日本語
【緊急】たった今俺の胃が爆発しました・・・
『えーと?すみません、長官。もう一度おっしゃってもらっても構いません?』
『・・・君の死んだはずの幼馴染のバカ(赤井)が、日本で生きてて違法捜査しまくってるって日本の公安から苦情が入ったんだよ・・・・』
目の前にいる長官が頭を抱えながらため息をつく。
尚、俺の中の心情はこうだ・・
(え?あのバカ生きてんの?
それより、違法捜査って?!・・・え、あいつまさか、大使館と日本政府に申請出してないの・・・?あ・・・・・・っ)バタッ
『おい?・・・タダオミ!?』
この時井上忠則の胃は、長年の幼馴染からの無茶ぶりに耐えてきた弊害故爆発した。
搬送された病院ではストレス性の胃潰瘍だと言われた。こんチクショー!!
自己紹介が遅れた、病室から失礼する。
俺の名前は井上忠臣。歳は33。FBIに所属する捜査官の一人だ。
冒頭で聞いていたと思うが、俺はあのバカの幼馴染である。
そして、転生者だ。
こっちの世界に来た経緯は・・・まあ、おいおい話そう。
まずは、あのバカをどうにかしなければ・・・
俺は、病院服からスーツに着替え、日本に向かう準備を始めた。
あ、看護師からは退院の許可は貰っている。
ストレス以外にも、働きすぎで栄養失調と貧血だと言われた。あと過労・・・
はあ、今世では絶対に過労死はしない・・・絶対にだ・・・
受付で必要な書類にサインをし病院を出る。
そこには、迎えの車と同僚がいた。
「・・・!井上さん!動いても大丈夫なんですか?」
「ああ、すまない。点滴はもう、打ったし大丈夫だろ」
「そういって、この前もぶっ倒れたじゃないですか!」
後、それは大丈夫じゃありません。
と目の前で懐かしい日本語をしゃべる髭を生やした男は、俺を心配そうに見つめる。
こいつも、あのバカの被害者みたいな縁で付き合ってから早数年は立っているだろう。
「けどな、今回はあのバカの尻拭いに行かなきゃいけねえんだ。それに、お前もだが俺にだって日本に愛着はある。謝罪の意も込めて俺は、行かなきゃいけねえのさ。」
「でも、あんたが責任をとる必要はないだろ?!」
目の前の男は、どこか悲しいといった表情をする。
まあ、無理もない。俺は、今回のあのバカの尻拭いと同時にあのバカが犯した”罪”をすべて責任もって背負うことにしているのだ。
もちろん、すべてが終わってからだけどな。
まあ、いわゆる”あのバカの代わりに、バカの起こした罪全部かぶっちゃってくださいな”みたいなもんよ。実質クビだな・・・
ケッ、ぜってえ上の連中は後悔するだろうな。”優秀な”人間程甘く見ちゃいけねえもんだぜ。
「だからこそ、だ。それに、今回日本に行くことに関してはお前の身柄の引き渡しも兼ねてんだ。数年だったが、国は違えど同じ目的を持つ同士だ。安全に故郷に返してやりてえんだ。」
わかってくれ、と男の頭を撫でると男は赤面した。
「・・・!それはずるいです・・・」
「言ってろ、年長者の言うことは聞いた方が身のためだぞ?」
「といっても、4つしか変わらないじゃないですか!」
「HAHA!そう拗ねんな・・・・怖いか?」
俺は、目の前の男に対して問いかける。
これから行く日本には目の前の男を殺しかけた組織がある国だ。
「正直言って、こわいです。でも、俺も幼馴染を向こうに置いてきてしまったから、早く会ってやりたいんです。」
あいつは、正直な奴ですから。
そう、目の前の男は答える。
「それに、井上さんがついてきてくれる。今は、あなたのもとから離れることが嫌ですよ。」
男は、ほほを染めて答えた。
その様子が、なんだか可愛い小動物の様に思えて俺は笑いながらそいつの頭を再度撫でる。
「HAHAw!そうか!それはうれしいな!・・・オット、上司からメールだ。・・・まあ、しばらくは日本にいることになるだろうな。・・・さて、上司から連絡がきた。大使館の許可が下りたそうだ。お前の故郷に行く心の準備はできてるか?・・・・景光」
「はい!」
こうして、俺ら二人は日本へと向かった。
とりあえず、あのバカは一発殴ってやる。
あとがき・・・
暇が、できれば書きたい作品を、まあ供養目的で書かせてもらいました。
本当に、供養するかわからんがw