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    @eh_myh

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    ろしょせんせいとDK男主。、
    問題ない子が問題、みたいな話。

    彼への俺の評価は問題なし、だった

    勉強もスポーツもその他も、彼は平均点を取るような子だった
    教室の中で数人と集まって笑いあっているところを何度も見かけていることから、人間関係も良好そうである
    特段気にかけなければならないという印象はなかった

    個人面談をしたときも笑いかければ笑うし、真剣な話をすれば真面目な顔をする
    よくできた普通の男子高校生
    そう、彼に評価していた

    それが変わったのは俺がラップチームを組んだと生徒に知られてから起こった出来事だった

    一緒に組んだ白膠木簓は誰もが認める人気お笑い芸人だ
    そんな人間と関わりがあると知って生徒たちは沸いた

    そんな中彼は意外にもそのノリに乗っかってこなかった
    みんながみんな、俺を質問攻めにしてきたのに、彼だけはただみんなに合わせて笑うだけだった
    それだけの些細なことだった
    だけど俺にはどうしてもそれが気になってしまった

    かと言って何でお前は質問してこないんだなどと聞いても意味がわからない
    簓について話題を振ってみるか…?

    ここではたと気づく
    そういえば彼はあまり教師と話さない
    教師と生徒の関係については様々な考え方があるから、中には話しかけづらい先生もおられる
    ただ俺は何でも話してほしいと思ってるから、話しかけづらくなるような雰囲気は…出してない…はず…
    それに俺の他にも若い先生や陽気な先生はおる

    まぁ、先生なんて好き好んで話しかけるもんでもないのかもしれないけど
    普段から愛想のないやつならそれで良いのだが、彼はそうではない

    ある日の放課後、彼が一人教室に残っていた

    「おう、どうした。帰らへんのか?」
    「躑躅森先生、友達を待ってるので」
    「そうか」

    思いがけず彼と話す機会を得る

    「テレビとか見るのか?」
    「え?あぁ、お笑い番組とかよく見ますよ」
    「好きな芸人とかはおるんか?」
    「んー…有名な人しか知らんので…。あ、白膠木簓さんて先生とチーム組んだ人なんですよね」
    「おぉ、そやねん」

    なんだ、案外普通だ
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    PROGRESS一次創作。
    今書いてるものの、進捗。
    警備員×芸能人そろそろ空も白んできそうなころ、麻木トーマはやっと番組の収録が終わり、帰り支度をしていたところだった。テレビ局スタッフや他の演者に挨拶をしながら、エントラスが見えてきたところで、ササッと身なりを整える。もしあの人がいたら、と思うと少しでもよく見られたかった。
    「お疲れ様です!」
    少し高めのトーン。照れてしまいそうになるのをテレビ用の笑顔を貼り付けてなんとか隠す。
    「お疲れ様です」
    頭を少し下げて挨拶を返してくれたのは、この局の警備員をしている高根という男だった。トーマはこの警備員に対して、助けられた瞬間から恋をしている。高根の挨拶は無愛想な人間だと思ってしまうような抑揚のないものだったが、恋をしているトーマからすれば仕事を頑張っていると映り、胸をときめかせてしまう。彼の横を通り過ぎたあと、被っていた帽子をさらに深くする。彼の前では醜態を晒せないと気を張れるのに、姿が見えなくなると一気に顔の緩みと熱が襲ってくる。こんなところを見られたら何を言われるか。特にマネージャーにはあれこれ突っ込まれるだろう。車に戻るまでになんとかしないとと考えた末、思いっきりにやけてしまうのが一番だった。そうすればスッキリして案外早く収まるものだと気づいた。
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