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    リラ猫

    @Liyracat_Om
    おべいみーの二次創作で、文字書きをしてます。
    サタン・レヴィ・ベルフェ推し。
    基本的にMCはネームレス・性別不詳となるよう書いています。
    そのためCPのタグで少なくとも片方が性別不詳の作品は「UL」と表記しています。

    Pixiv
    https://www.pixiv.net/users/71932942

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    リラ猫

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    サタン×夢?
    部活帰りを想定したお話です。
    フォロワさんに捧げたSS。

    #ObeyMe
    ##全年齢
    ##恋愛-UL

    音楽室の前で待つ 音楽室を出て顔を上げると、そこにはいるはずのない人物が目に入り、思わず足を止める。
     そのことに気づいた相手…… サタンは自分を見つけると柔らかく微笑んだ。
    「お疲れ様。人間界の『部活』も魔界と似たようなもんなんだな」
     サタンの言葉に「見ていたのか」と問いかければ、サタンは楽しそうに笑った。
    「君を見ていて、何か問題でもあるのか?」
     そんな問いかけに「恥ずかしいから」と返すと、サタンは顎に手を当てて何かを考え始めた。
    「うーん。恥ずかしい、というのは……」
     サタンが一歩近づき、自分に向かって手を伸ばした…… が、何かに躓いたらしい。サタンの体が自分にぶつかりそのまま床へと倒れ込む。
     サタンが自分の上に重なる形で、自分を見下ろしていた。
    「……そんな目で俺を見て、覚悟はできているんだろうな」
     そんな言葉を呟きながら、固まっている自分をじっと見つめる。しばらく見つめた後、ふっと笑って自分の頭を優しく撫でた。
    「ふふ。ごめんね。可愛くてついからかいたくなってしまった。ほら、立てるか?」
     そういって立ち上がったサタンは、自分に向かって手を差し出した。自分がその手を取ると、サタンはヒョイと自分の手を引っ張り上げ立ち上がらせる。
    「それじゃ、帰ろう。このままゆっくり、二人きりでね」
     そうやって笑ったサタンは、握りしめた手にぐっと力を入れ、学校の正門に向かって歩き出した。
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