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    ume8814

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    ume8814

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    クソえろ小説

    「ゔっ、ふぅっ、……っ、ふかっ……、ふかい゙ぃ……!」

     泣きじゃくるブリッツの背中をトントンとあやすように叩くが、彼を苛む原因は変わらずに深く打ち込まれているため、なんの気休めにもならないだろう。気休めになるどころか、子供のようにあやされたブリッツの身体は、彼の意思に反して抵抗する力が抜けていっている。

    「やっ、あ゙…!……だめッ!ストラス!まっ……?!」

     無いに等しいブリッツの抵抗も虚しく、ストラスの太腿にぺったりと彼のおしりがくっついた。その瞬間。

    「ンッ、オ゙〜〜〜………ッ?!」

     何が起こったか分からないとでも言うように目を白黒させて、ブリッツが一際あられもない声を上げる。同時に、力任せに押し入った訳でもないのはずなのに、ストラスは自身のペニスが彼の最奥にぐっぽりとはまり込むのが分かった。呆気に取られるほどすんなりと秘所を明け渡し、そんな自分の身体に混乱しながらビクビクと震えるブリッツの身体が愛おしい。堪らずにぎゅうぎゅうと抱きしめると更に甘やかな喘ぎ声が響いた。

    「お゙っ、ッお゙、…、んあ゙っ……あ゙ぁ〜〜……」

    「ハハッ、凄いじゃないか。気持ちいいよブリッツィ」

     興奮で上擦った声が漏れる。普段なら眉間に皺を寄せて嫌がるストラスからの愛称での呼び掛けも、今はそれどころではないようだった。

    「気持ちいいかい?」

    「ん゙っ、ン゙ん゙〜!……やっ、ぁ…ッヒ…、あっ、お゙」

     ベタベタの顔に擦り寄ると、むずがるようにして顔を背けられてしまう。

    「ねぇ、ブリッツィ……」

     意識はあるようだったが、口の端からは舌がテロりと投げ出されている。扇情的な真っ赤な舌をぢゅっうと吸い上げると思い出したように口内へしまい込まれた。そうして拙く返ってきた答えは相変わらずのものだった。

    「…ッ、よ、ょぐないっ!!あ゙っ…、ふあ゙…クソっ…!!」

    「嘘をつくなんて、悪い子だ……」

     ここは、こんなに喜んでくれてるのに?殆ど何にもしてないのに私の為に奥まで開いてくれて、美味しそうにぎゅぽぎゅぽ咥えているのに。ブリッツは気持ちよくないのかい……?

     愛しいインプの、ツルリとした下腹部に手をあてる。掌が感じる皮膚の奥ではストラスのペニスを食い締めるのに合わせて、腹筋がひくりひくりと跳ねるのが分かる。感じていないわけが無いのに、気持ちいいだろ……?と囁けば律儀に彼は首を横に振る。誰にも見せたくない痴態だが、誰が見ても感じていると判断するような状態の癖に頑ななままだった。
     あまりにも頑なな様子に、珍しくストラスの加虐心に火がついた。

    「気持ちいいだろう……?」

     再度聞いても駄々をこねるように首を横に振る様子に小さく溜息を吐く。物分りの悪い子にはお仕置が必要だ。快楽に弱いブリッツは身体に聞いた方がはやい。スっと目を細めたストラスはグゥッ……とブリッツの腰とお腹に添えていた手に力を込めた。

    「ぁっ?!…っっっイ、ッぐぅ〜〜〜〜〜〜ッッッッ」

     突然の外からの圧迫に、バチバチと視界が白く瞬き、身体が勝手に背後に向かって倒れようする。背筋が引き攣り、喉を晒した身体は弓なりに反るが、腰に当てられたストラスの手が倒れ込むことは許さなかった。普段優雅に動く細腕からは想像出来ない程の力強さでブリッツの腰を自分の腰へと引き寄せる。強引に骨盤ごと引き寄せられたブリッツの胎内は、食い締めているペニスによってぐるりと掻き回された。

    「ン゙お゙〜〜〜〜〜ッ!、オ゙ッ……っあ、ぁえ゙っ…、ぇ…ッ」

     ついにはブリッツの瞳が上瞼の下へと完全に隠れてしまう。ストラスの腕が無ければぐにゃりと倒れ込んでしまいそうな程上半身は脱力しているのに、腰から先は不自然に強ばったままだった。
     無意識に繰り返されるギチギチとした締めつけに耐えるため、大きく息を吐きお腹に力を入れた。持っていかれないようにと少しの間大人しくしているとブリッツの瞳が僅かに降りてきた。

    「ブリッツ、いい子だから……ッ」

     片手で彼の身体を支えているの辛くなってきたストラスは不随意に跳ねている腕を取って自分の首に回すようにと誘導した。片手を首に当てさせると訳も分からずもう一方の腕も酷く緩慢な動作でストラスの首に添えられた。結局は肩に手を引っ掛けるだけになってしまったが、ブリッツは首をカクンカクンと揺らしながらも何とか自力で上体を起こした。

    「ッツ……、お゙……………、や………!!」

     ただじっとしているストラスのペニスで上り詰めながらも、未だに否を伝えてくるブリッツの様子に呆れた笑いが零れた。それからストラスがやっと自分の事に意識を払って荒い息を吐いて耐えて暫く。誰が自分をこんなに追い詰めているのかも分からくなってしまったのか、ブリッツはストラスの胸元に頭を預けてきた。その様子に、ストラスはもうこれ以上はないと思っていた下肢に血が集まるのを感じた。

    「ぁッ……」

     一層自分の中を押し広げようとするのが分かったのかブリッツが小さく喘ぎ声を漏らす。否定の言葉こそ出てこないが、それでも本能なのか、何とかして快感を逃がそうとするブリッツの身体が脚をつっぱる。何度か脚をばたつかせているとほんの少し挿入が緩んだ。
     もはやどのタイミングでイっているのかも分からないブリッツの、緊張と弛緩に神経を集中させて抗っていたストラスがその変化に気付かないわけがなかった。

    「っ逃げちゃ、ダメだよ……、ブリッツ……ッ!!」

     僅かに浮いた腰を反射的に押さえつける。ストラスはただブリッツの逃げる腰が逃げることを阻止出来ればそれで良かった。しかし互いの汗でずるりと滑った手はブリッツの尻尾に引っかかり、その付け根を手加減無しに押し込んでいた。

    「〜〜〜〜〜ッッッッッッッ……」

     尻尾の付け根は普段のセックスですら触れられるのを酷く嫌がるブリッツの性感帯だった。そこを容赦なく押し潰されたブリッツは身体中の栓が決壊してしまったようだった。緩くたちあがり力なく揺れていたペニスはビシャビシャと潮を吹き、限界まで見開かれた瞳からはボタボタと涙が零れ落ちていた。
     身も世もなく大粒の涙を流しているブリッツの瞳が酷く揺れているのを眺めていると、どうにかしてストラスと視線を合わせようとしているのがわかった。断続的にブリッツの身を苛んでいるだろう快楽に流されて瞳が瞼の下へズレ込んでいる。しかしその度に眉根を寄せると、定まらない瞳が何かを探すようにウロウロとそこらじゅうを彷徨っていた。
     自分のやらかしてしまったことに思い至り目を逸らしてしまいたい気持ちになったストラスだったが、掠れた声でブリッツの名前を呼んだ。
     張り付いたような喉が絞り出した掠れた声は小さくブリッツの耳に届いているのか怪しいものだったが、ブリッツの口が戦慄くのが分かった。

     小さく戦慄いている口に耳を寄せるとブリッツが何かを必死にこちらへ伝えようとしていた。

    「っち、ぃ……、かぁっ……、ぃてェ……」

     耳を寄せても聞き取れないブリッツの声に自分が情けない顔をしているのが分かる。そんな表情を理解したのだろう。ブリッツはぎゅうっと目を瞑ると、引き攣った肺を震わせて息を吸った。

    「い゙っ……!きもちっ、い!かっ……、からぁ……、ゆぅじでェ……!!」

     声を出すために込めた力ですらブリッツを苛むのだろう。度の過ぎた快楽に引き攣ったブリッツの脚が再度の解放を望んでシーツを蹴ろうとするが、叶わずにシーツを弱々しく掻き混ぜている。
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    ume8814

    DOODLEグリクリグリ
    読書 サイドテーブルを挟み緩く向かい合うように置かれた1人がけのソファで、クリーデンスとグリンデルバルドはそれぞれ本を読んでいた。日が落ちてから随分経ち分厚いカーテンの下ろされた部屋では照明も本を読むのに最低限の明かるさに絞られていた。その部屋には2人のページを捲る音だけが静かに響いている。


     クリーデンスが本を読むようになったのはつい最近、グリンデルバルドについてきてからのことだった。最低限の読み書きは義母に教えられていたが、本を読む時間の余裕も、精神的な余裕も、少し前のクリーデンスには与えられていなかった。
     義母の元でクリーデンスが読んだ文字と言えば自分が配る救世軍のチラシ、路地に貼られた広告や落書き、次々と立つ店の看板くらいのもので、文章と呼べるようなものとは縁がなかった。お陰でクリーデンスにはまだ子供向けの童話ですら読むのはなかなかに骨が折れる。時には辞書にあたり、進んだかと思えばまた後に戻ることも少なくないせいでページはなかなか減らない。しかしクリーデンスはそれを煩わしいとは思わなかった。今までの生活とも今の生活とも異なる世界、新しい知識に触れる事はなかなかに心が惹かれる。クリーデンスにとっては未だにはっきりとしない感覚だがこれが楽しいということなのかもしれないと、ぼんやりとだが思えた。それに今日のように隣で本を読むグリンデルバルドのページを捲るスピードは、自分のものとは異なり一定で、その微かに聞こえてくる紙のすれる音が刻むリズムがクリーデンスには酷く好ましかった。
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