ワンドロの登場人物設定(読んでも読まなくても大丈夫)幸せのハミングバード登場人物設定
司
希少性の高い男性型のハミングバード。人里離れた集落で家族や仲間と暮らしていたがたまたま集落に訪れた旅の一座を見て人間に魅せられ反対を押し切って出るも悪い人間に捕まり類が盗みに来るまでその人間の元に過ごす。仲間の中でも歌が上手く高い評価を受けていたが人間の不興を自身の声を毒だと否定されその数日後自らの手で喉をかっ切る。実は数十年に一度生まれるか生まれないかの魅惑の歌声の持ち主。人間に捕まったのもその魅惑の歌声のせいで本人はその自覚が一切ない。類に対しての印象はなんだこいつだったが一緒に暮らすうちに心を開き始めるのと同時に彼の生活態度を見て類のそばにいることを選ぶ。生まれてから集落を飛び出すまで外に出たことがないので若干世間知らず。盗まれたことすらも理解できてなかった。
類
巷をさわがす怪盗Alchemist。盗みがない時は日がな一日盗みに役立ちそうな道具を作っている。寧々とは幼なじみで過去に組んでいたこともある。寧々に盗んで(助けて欲しい)ものがあると言われ司を盗んで知らず恋に落ちる。警戒心むき出しの司に対して四苦八苦していたものの寧々のおかげでどうにか懐かれた。生活能力が皆無なため司の心配が耐えない。今では司とラブラブな生活を送っているが告白はしていない。でも多分司が他の誰かに盗まれようものならきっと容赦はしない。
寧々ちゃん
伝説の女怪盗『歌姫(ディーヴァ)』の名を持つ少女。司と共に買われ彼の元に一緒にいたが司に対する屋敷の主人の態度を見るに見兼ねて類の元にSOSを出す。実はハミングバードと人間の混血。人間の血の方が濃いため羽はないが歌は司に負けず劣らず上手い。司の魅惑の歌声と寧々の魔性の歌声を合わせたら向かうところ敵無しと言っていいくらい実力が高い。司を助け出してからは類と行動を共にするものの歌声を耳にした国の王女様に毎日のように友達になってとせがまれる。最終的に毎日口説かれ王女と友達になり王宮に住むことになる。
えむちゃん
国の王女様。一応王女としての役目はこなすものの年頃なので脱走はする。王宮で自分と同い年くらいの子がいないため友達という存在に憧れていた。ある日寧々の歌声を耳にして彼女と友達になりたくて毎日口説きに来る。天真爛漫で誰に対しても手を差し出す優しい女の子。過去に祖父にハミングバードの存在を聞いて他の人間が居ないと言ってもずっと信じていた。時々司と類の元にお忍びで寧々と共に訪れる。
冬弥
司の集落での友人。司に負けずと劣らず純粋だが警戒心は強い。司を心配するあまり彼をずっと捜し求めていて見つかった時は連れて帰ると決めていたがそばにいないと類が死ぬと言われ諦めた。司に甘く弱い。歌はうまいものの感情が小さい頃上手く制御出来ず歌うことがトラウマだったが司のおかげで克服した。時々司と類の元に来ては類をヤキモキさせる。こちらも人間社会に興味津々。