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    ささみフライ

    @sasami_fry_3

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    ささみフライ

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    司類 ※エリア会話ネタ
    🍨兄さんと🎈の絡みがありますが🍨兄さんには全く下心とか無い

    #司類
    TsukasaRui

    「次はリンの番ねー!」

    ぬいぐるみくん達を撫でさせてもらっているが、わからない。触れ合って分かるのは、中に骨組みや機械の類いは一切なく、とても柔らかな、ごく普通のぬいぐるみである、ということだ。ここはなんて不思議な場所だろう。ここにいると疑問が尽きない。

    不思議なことと言えば、何故だかこの行為に人気が出てしまったようで、僕がセカイに来る度に、今日も撫でてくれる?と駆けつけてくる。それに気づいた周りのぬいぐるみくん達もやってほしい、と増える一方。

    さらにさらに、最近ではリンくんやミクくんまでもが参加するようになってしまった。これは想定外であったが、喜んでくれているのならやらないわけにもいかない。たまに通りかかったMEIKOさんにからかわれることもしばしば。

    ぬいぐるみくん達の実態を知るべく始めたこの行為を、リンくん達にまでしてあげているのはもはや当初の目的と全く逸れている。つまり、なんの意味もない訳だが、この笑顔が見られるのならばお易い御用である。そんなことを考えながら今日もリンくんの頭を優しく撫でる。

    「類くん!今日もありがとう!」

    「次はミクだよー!」

    「はいはい、ではミクくんこちらへどうぞ」

    リンくんは満足気な顔でお礼を言い、横へすっと移動して、ミクくんへ交代する。すると、何かを見つけたようで、あ!と声を上げた。

    「カイトだ!」

    リンくんの目線の先には、カイトさんが。こちらの声に気付き、近付いてくる。

    「おやおや、これはなんの列だい?」

    「類くんがなでなでしてくれるんだよー!」

    「カイトもよかったらどう?やってもらってよ!」

    2人のキラキラとした目線に少し圧倒されながらも、んん…と少し悩んだあと、にこりと微笑んだ。

    「えぇ僕は遠慮しておこうかな。それより」

    そう言ってぽす、と僕の頭の上に手を乗せた。

    「僕は撫でられるより、類くんを撫でる方が合っているかな」

    「カイトかっこいい〜!」

    「お兄さんみたいだね!」

    横で盛り上がっている中、あまりの不意打ちにボクだけ声が出なかった。

    「あ、ごめん類くん。嫌だったかな?」

    「あ、いや。そんなことはないさ、少し驚いてしまってね」

    びっくりした…。自分が頭を撫でられるなんて、想像もしていなかったし、あまりにも久しぶりの感覚で、なんだか少し照れてしまう。

    「もしかして類くん照れてる〜?」

    「そう、だね…。カイトさん、ありがとう」





    類…あんな顔するんだな…。


    ────────────────────


    遡ること数分、カイトさんに相談があったためセカイへとやってきた。いつもはすぐ見つかるはずなのに、今日はなかなか見つからず。しばらく歩いていると、カイトさんを発見。と同時に類、リン、ミク、そしてたくさんのぬいぐるみ達が。なんだか賑やかだなと思いながら、おーい!と声を掛けようとした瞬間、カイトさんの手が類の頭へと降りた。

    「な………!」

    思わず、物陰に隠れてしまった。何か、見てはいけないものを見てしまったかのように。身体が反射的に動いてしまった。あの、あんな、類の顔…俺は見たことがないぞ…。



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    related works

    たまぞう

    DONE先にポイピクに載せます。
    日曜になったら支部に載せます。
    将参のお話。この間のとはセカイは別になります。
    ちょっと痛いシーンがありますがそこまで酷くないです。
    寧々ちゃんが森の民として出ますが友情出演です。
    最初と最後に出ます。
    何でもいい人向けです。
    将校は参謀と同じ痛みを感じて(物理的)生きたいというよく分からないお話ですね。
    誤字脱字は見逃してください。それではどうぞ。
    将参(友情出演寧々)「ねぇ、その首の傷痕どうしたの?」
    「っ、っっ!?」

    仕事の休憩中に紅茶を飲んでいた時のこと。
    正面の窓から現れた少女に私は驚き、口に含んでいた紅茶を吹き出しそうになった。

    「っ、ごほ…っ、げほっ、ぅ………。来ていたのですか…?」
    「うん。将校に用事があって……というか呼ばれて」
    「将校殿に?」

    森の民である緑髪の少女ーーー寧々は眉を顰めながら、私の首をじっと見つめている。そこには何かに噛み千切られたような痕があった。

    あの日のことを話そうか、少し迷っている自分がいて。
    どうしようかと目線を泳がせていると、寧々が強い力で机を叩く。

    「ほら!話して!」
    「………わっ…!わかり、ました」








    あまりの気迫に押された私はぽつりと語り始めた。
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