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    ひなっち

    @torn_1103_0516

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    ひなっち

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    宗主の仕事をしながら子育てをした江澄と藍先生はきっと叔父友だ!という勝手な妄想から始まった曦臣嫉妬話。

    叔父友の会その日、江澄は聶懐桑以外に唯一友と呼べるであろう姑蘇藍氏藍啓仁の私室である松風水月に訪れた。(藍忘機は友では無く腐れ縁であり、魏無羨も友では無い。)

    「藍先生。いらっしゃいますか?江晩吟です。」
    「晩吟か。よく来たな。入られよ。」

    江澄は扉を開け、拱手し中に入った。

    「忙しい中、よく来たな。最近はどうだ?」
    居室にはいると、藍啓仁がお茶を用意して待っていた。

    「藍先生、いつも私がやると言っていますのに。仕事がなかなか落ち着かず、金凌も宗主として頑張ってはいますが、まだ未熟でして、藍先生の凄さを実感しております。」

    「お主のお茶は風情がないのでな。笑
    金宗主はまだ若い。これからだ。あまりあれもこれもと押し付けてはいかん。いきなり宗主になることの難しさは、お主が一番分かっておるであろう。
    それに、私もまだまだだ。素直に育ったと思っていたのだが、最近は忘機は平気で家規を破るようになってしまったし、曦臣はわがままになった。私の育て方がいけなかったのかと思うことが最近増えてきた。」

    「藍忘機は、魏無羨の影響でしょう。藍先生の、何が悪かった訳ではありません。元とはいえ義兄が申し訳ないです。曦臣は、確かに、前々から頑ななことはありましたが、閉関を解いてから、いっそう頑なになりましたね。本来の曦臣を見せるようになったという方が正しいかもしれませんがが。」

    「晩吟の前ではいつもあのような感じであったと?」

    「いえ、あそこまでは酷くありませんでしたが。
    でも、そうですね。譲らないところはありましたね。」

    と一時辰ほどあれこれと話をして江澄は松風水月を後にし、蓮花塢へと帰って行った。

    その10日後、再び江澄の姿は雲深不知処にあった。
    雲深不知処内の穏やかな滝と趣のある茶机に藍啓仁と向かい合い、穏やかにお茶を嗜んでいる。

    「雲深不知処にこのような場所があったとは…知りませんでした。心が落ち着きますね。」

    「先日、来た時に忙しく落ち着く暇もないという感じだったのでな。
    それに金氏側でまた憚りごとがあったとか。きっとお主も裏であれこれ手を回したのであろう。
    ここに来れば少しは心を落ち着かせ、肩の力を抜けるのではないかと思ってな。
    だが、曦臣と既にここに来たことがあるかと思っていたが違ったか。
    曦臣もよくここに来るようだぞ。」

    「お心遣いありがとうございます。
    金氏のことは確かに私も少し手を回しましたが
    金凌と信頼出来る金氏側の人間でほぼ解決できました。
    ……曦臣とは、寒室にいるか、蔵書閣にいるかという感じでして。
    たまに散歩に出ても、こちら側ではなく寒室の裏手の方へいく事のが多く、なかなかこちら側には。」

    「ほー。それは、みなに恋人の顔を見られたくないのかの。」
    と啓仁は静かに髭を撫でた。

    「時に晩吟よ。先日来た時に今の曦臣のが本来の曦臣らしいと言っておったが……私は曦臣に今まで我慢させたのであろうか。
    今の曦臣が本来の曦臣なのであればこの40年近く曦臣は苦しかったのでは。と思ってな。」

    「あー、うーん……。いえ、そんなことは無いと思います。あれはあれで藍宗主藍曦臣であり、沢蕪君ですから。
    なので、苦しんでいたとすれば本来の曦臣を見せられる人間が少なすぎることに苦しんでいたかも知れませんが。本人は自覚ないのでいいでは?」

    とまた一時辰ほど話をして蓮花塢へ戻って行った。

    それから1月後(その間にも2回ほど雲夢近くの街で2人は同じように一時辰ほど話をすることがあったが)、江澄は再び藍啓仁を訪ねて雲深不知処にきたが、恋人に渡されている通行玉令で門を通ろうするとそこには恋仲である藍曦臣の姿があった。

    「曦臣?おはよう。どーしたんだ?未の刻ほどまでは仕事だといってなかったか?」

    「江澄、おはよう。その予定だったのだけれどね。」
    そう言うと、曦臣は突然、江澄を抱き抱え、足早に寒室へと向かった。

    「はぁっ?!ちょっ!突然なんなんだ!俺は、先に藍先生とお会いする予定なんだ!下ろしてくれ!」

    「大丈夫。叔父上には伝令蝶でそちらに行けない旨は伝えてあるよ。
    それよりもすぐに寒室に行かなければ」

    「なぜそんなことを?!そもそもそんな急いで寒室に行ってどうするんだ?何か急事か?」

    「そうだね。私たちにとっては、とても急事だ。」

    曦臣はそう言ってさらに速度を早めた。
    そんな曦臣に江澄は何事かと黙って抱えられた。

    曦臣は、扉を開けると直ぐに結界をはり、文机に向かうことなく、降ろされることもなく、牀榻にに向かい、そこに江澄を落とした。
    そのまま江澄に覆い被さると敷布に両手首を押さえつけ、江澄の首筋に顔を埋めた。

    いきなりの行為に江澄は抵抗した。
    「…んあっ!あっ…!…な、なんなんだ?!急事ではないのか?!」

    「えぇ、急事ですよ。急ぎここに向かわなければ私はあの場であなたをこのようにしていた。そして、みなの目にあなたの姿が入ることが許せず門弟達を殺していたかもしれない。」

    「なっ?!なっ?!…んんっ!あっ!
    …ちょっ、ちょっと、まっ……んぅ!」

    「阿澄、お願い。今はこのまま流されて。」
    江澄が曦臣の顔を見ると曦臣の目は、すでに情欲と嫉妬に満ちた雄の目をしていた。
    曦臣の急な愛撫とその目に江澄は己の欲に火が点るのを自覚した。どの道、流されなければもっと酷いことになる。それに、求められるのはやはり嬉しいな。江澄は抵抗することを諦め、そのまま素直に己の欲の波にのまれていった。



    曦臣の凄まじい責め苦と疲れ果てるまで幾度となく放った己の精により意識を手放した江澄が次に目を覚ますと外は夕闇となっていた。体は綺麗にされ、牀榻も整えられていた。
    隣には、幸せそうに微笑む曦臣がいた。

    「気がついたかい?無理をさせてしまったね。」
    「無理をさせただと?身体が少しも動かせん。
    一体なんなんだ。」
    「阿澄がいけないんだよ。私とは忙しくて会えないとばかり言うのに、叔父上にはよく会いに来るじゃない。」

    曦臣は、牀榻から起き上がると、江澄の上半身を起き上がらせ、予め持ってきていた水を口に含み、江澄に口付けた。

    「……んくっ。んっ。……んぅっ。ふぁっ…。
    …….。自分で飲めるっ」
    「だめだよ。阿澄、動けないでしょ。もてないじゃない。さあ、もう一口。……ふふっ。」
    「んっ……ふふぁ…んっ。」
    曦臣は喜んで江澄に水を飲ませた。

    「だいたい、藍先生とは友として話をしているだけだ。金凌の事を相談したり、仕事のことで助言を頂いたりと。
    あなたが言ったんだぞ。金凌の事と仕事でいっぱいいっぱいの俺に藍先生に相談したらどうか。同じような経験があるからと。」
    「……そうですが…その頃はまさかこの想いが届くなんて思ってもおらず、少しでも阿澄に会える時間が増えればと思って…!
    それより、なぜ私より叔父上のが会う回数が多いの?!」
    「……それは、子を育てながら宗主の仕事をこなすなんてこと俺たちくらいしかしたことが無いからな。つい色々と話がな。………それに、藍先生には2時間ほど会うだけで帰るから翌日まで空ける必要はないだろ……」
    江澄は素っ気なくそう言うとぷいっとかおをそむけた。
    その横顔は真っ赤に染まっていた。
    「……阿澄//!そんなっ!私だって、2時間だけでも会いたいのにっ!!」

    「……いやだ。藍渙とはゆっくり過ごしたいんだ///。
    藍渙と一緒にいると帰りたくなくなってしまうからだから、絶対に翌日も大丈夫な日しか答えない。」
    顔を背けたまま江澄はボソボソとそう答えた。

    江澄の言葉と愛すべき行動に曦臣は思わず江澄に抱きついた。

    「あー阿澄!阿澄!阿澄!愛してます。大好きです!」
    「いっ、いたっ、いたい!力を加減しろ!//」
    「あっ、つい。ごめんね。」

    曦臣は力をゆるめるとその代わりに江澄の瞼や頬、唇など様々なところに口付けを落とした。

    そのまま、朝が来るまで戯れという名の熱い夜を2人はすごした。




    翌日、昨日は藍先生に礼を欠いたと曦臣と一時分かれ、藍啓仁の私室に向かった。

    「藍先生、いらっしゃいますか?江晩吟です。」
    「ああ、晩吟か。入られよ。」
    「藍先生、昨日は失礼しました。約束を違え申し訳ありません。」
    「かまわない。それより体調は大丈夫か。曦臣よりそなたの体調が良くないから寒室で休ませると連絡があったが。」
    「えっ、あ、いえ。大丈夫です。
    ご心配おかけしました。
    実は、……」

    と、江澄は昨日の出来事をかなり簡単に啓仁に話をした。
    江澄と啓仁がよく会っていることを聞いて、曦臣が嫉妬して離してくれなかったと。

    「あのですね、藍先生、藍氏はみなそうなのですか……。その、閨ごとになると………」
    と、曦臣が自分が意識が無くなるまでするので困っていることもこの際だ!と恥を忍んで相談した。

    「はっ?あ、いや、どうだろうか。……私には分からないが、愛ゆえではないのか。」
    啓仁は何を聞かされているのか。。と思ったが曦臣にそれとなく忠告しておこうと思った。

    しかし、数少ない我が友と呼べる晩吟と、我が子と言っても良い甥が、仲睦まじそうなそれはそれは幸せそうな話を聞いて、1口お茶をすすりながらくすりと嬉しそうにほほえんだ。

    それからというもの、江澄と啓仁の伯父友の会には甥の話以外に恋バナが増えたとか。
    そして、頻度が減らない事に嫉妬する曦臣が江澄を抱き抱える姿も度々目撃されたが、抱えられた江澄はいつも嬉しそうな顔をしていた。
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