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    rinka_chan_gg

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    DONE現パロ夏五。
    社畜サラリーマンの夏油がある日見つけた喫茶店のマスターを営んでいる五条に恋をして…?というハートフルでほのぼのしたお話(当社比)の続編です。
    前作をご覧になっていない方は是非そちらからどうぞ→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19005270

    後ほどピクシブにておまけの話もつけて再掲します。

    イベント開催おめでとうございました!
    ハニーミルクの恋ー2ー■■■



    夕陽が、都会の街を橙色に染め上げている。
    閑散とした住宅街。どんどん幅が細くなっていく道路。利用者のいない静かな公園。
    すっかり見慣れた風景を、夏油傑は今日も歩く。お気に入りの、あの店に行く為に。



    チリンチリン。ガラス張りのドアを開くと入店のベルが鳴り響く。音に気付いたアルバイトの青年が「いらっしゃいませー!」と元気よく駆けてきた。夏油の顔を見るとハッとして「お疲れ様です、お好きな席どーぞ!」と一言付け加えた。彼にはすっかり顔を覚えられていることに気恥ずかしさを感じながらも、夏油は奥のテーブル席へと向かった。

    少し前までは、窓際のカウンター席の方が外の景色も見られるし良いと思っていたのだが、最近はもっぱらテーブル席が夏油の定位置となっていた。その理由は単純に、ここだと店内を一望できるからだ。
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    DONE2/22開催にゃんごフェスの展示品です。
    会社員の傑が子猫のさとるを拾って一緒に暮らし始める話。出会い編しか間に合いませんでしたすみません…。
    ※人型ベースに猫耳しっぽのビジュアルでお送りしております。
    ※さとるは幼いのでほとんど喋れません。
    ※ちょっぴり粗相をする描写があります。
    ※夏五です。要素はほぼないですが夏五です(大事なことなので)

    イベント開催おめでとうございました!!
    きみといっしょのほのぼのライフそれは、今にも雪が降り出しそうな冬空をした寒い日のことだった。
    営業の仕事の後、今日は直帰してもいいことになってまだ外が明るい内に家へ帰れることに浮き足立っていた時。
    いつも通りかかる公園の、あまり目立たない一部の植え込みの端っこに、「その子」は隠れるようにして蹲っていた。
    つやつやと光る真っ白い耳としっぽ、くりくりと丸い青色の瞳。「その子」はまだ幼い小さな子猫なのに、目を惹く美しさを持っていて。
    視線が重なったあの瞬間は、運命だったと言っても過言ではないだろう。



    ーーーーーー



    「ねこちゃん、ご飯だよ」
    近くのコンビニで買ったキャットフードを深皿に開ける。部屋の端でちょこん、と丸まった子猫は私の様子をじぃっと眺めていた。
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    rinka_chan_gg

    MOURNINGホントはめぐる夜行の時に展示する予定だったけど間に合わなかったヤツの供養です。
    転生if夏五、大学生の設定です。明確に書き出してはいませんが夏は記憶なし、五は記憶ありです。
    クリスマスはとっくに過ぎてますが許してください…。
    クリスマスイブが嫌いなさとるのはなし「ごめーん傑!24日は都合が悪くてさ」

    明るい調子で謝ってきた悟にモヤモヤとしたものを感じたのはこれが初めてではない。だって、クリスマスイブに予定を断られたのはこれで三年目だからだ。

    友人になりたての、まだそこまで親密じゃなかった一年目は、まあ先約があるんだろうと特別気にも留めなかった。
    ただの友人から親友へと昇格した二年目は、そう言えば去年同じように断られてなかったっけとデジャヴを覚えた初めての違和感だった。
    そして今年、親友から晴れて恋人同士になった三年目。「都合が悪いから」と一昨年、去年と同じように謝る悟に、流石に偶然ではないだろうと訝しみを持った。

    いつも傑、傑と私の名前を呼んで、まるで鳥の雛のように引っ付いてくる悟は、滅多なことがなければ私の誘いを断らない。それは私が想像している以上に、悟が私のことを好いてくれている証拠で、自惚れていなければとんでもなく喜ばしいことだと思う。
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