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    小さな葉っぱ

    @happa_shumi08

    ↓活動場所
    https://profcard.info/u/KeSCw6Nd2DYriEq7xhk0cnUZqaF2

    ・くじらのひとの黒迷さん(BLは書けない)
    ・SB69の男女CPやバンド内のわちゃわちゃ
    ・マリオのワルイージ×ロゼッタ
    で文字書きをしています。絵は描けず、文章のみの投稿です。テキトーにお気楽に二次創作ライフを送ってます!
    黒迷さん関連にはパスワードを付けさせて頂きます、ご了承くださいm(*_ _)m
    【パスワードヒント】
    ・お二人の下の名前のイニシャルを誕生日が早い順番に
    ・お二人は漫才日本一の何代目チャンピオン?
    英字は全て小文字でお願いします。

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    小さな葉っぱ

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    SB69よりクロシア。
    クロウちゃんお誕生日おめでとう黙示録!
    ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。

    ##SB69
    #男女CP
    maleAndFemaleCp

    クロウ誕生祭2022『街外れの丘の上で星を見よう』
    メンバーたちの輪から抜け出すように彼女に手を引かれて自然豊かな場所までやって来た。
    何処まで行きなにをするのか、そんな無粋な事は聞かない。誕生日パーティーから二人で逃げ出してしまった背徳感と彼女の優しい手の体温。それに伴う心音の高鳴りに、ただ今は従っていたい。
    ようやく立ち止まった彼女がこちらを向き、少し申し訳なさそうに笑う。
    「ごめんにゃ。ライブの準備が忙しくて、実はお誕生日プレゼント用意出来なかったにゃ。だから、せめて綺麗な星空を贈り物に出来たらにゃって」
    二人で空を見る。ダークネイビーのスクリーンへ溢したように広がる白く神秘的な光たち。
    彼が星空を見上げる彼女の顔に視線を移動させると、その潤んだ艶やかな瞳に輝く粒子たちが映り込んでいる。
    その息呑むほど美しい宝石に自然と手が伸びた。しかし、直接目に触れる訳にも行かず、頬で留まる。
    突然ひたと貼り付いた手に、彼女はやや驚いてこちらを見た。
    近くなった宝物に愛しさが急激な速度で強まり、気づけば彼女の身を両腕に閉じ込めていた。
    「紅蓮の炎に抱かれて爆誕おめでとにゃん」
    彼女が静かに囁く。
    「バーカ、言葉が辿々しいんだよ」
    言葉とは裏腹に力が籠る。
    物なんかいらない。星の瞳を湛えた彼女さえ居てくれればそれで良い。
    二人の瞳には、夢のような星たちがいつまでも煌めいていた。


    (おわり)
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