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    かも🦆

    @mikamika__1111

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    モブグレ(ビリグレ 前提)

    無料100連で🧁星4ヒーロー出なかったらモブグレ書くという約束をした結果です。(ちなみに星4出ました)(矛盾)
    フォロワーさんから【薬入れられる系のモブグレ】という設定を頂きましたのでそちらを書いてみました。
    健全パートはこちらに流します。
    それ以降(R18)を含めた完結品はpixivの方に後ほどあげるのでよろしくお願いします〜。

    #ビリグレ
    bigotry
    #モブグレ
    mobGregory

    《今日はグレイと一緒にパトロールだったヨ!とっても優しい僕ちんだからみんなに可愛いグレイをおすそ分けしちゃう〜

    #隠し撮りgotcha♪
    #後でもう一人の子に怒られちゃった
    #その子についてはナイショ♡》


    《ん〜、デートの約束は忘れちゃったのかナ

    #ほっぺつんつんしても起きないヨ
    #バディのモノマネしたら抱きつかれちゃった
    #オイラも寝るネGood night♪》






    カシャ。
    うん、とてもいい写真だ。
    まあ撮ったのは僕じゃなくてアイツだけど。
    スクリーンショットをしたグレイくんの画像を印刷し、僕の作ったアルバムに入れる。
    (あぁ…最高だ)










    事の発端は、つい1か月前に僕が財布を落としたことだ。
    気づいた時には膨らんでいたはずのズボンのぽっけが萎んでいて、どうしようと1人で焦っているときだった。

    「あ、あの…」
    「はぁ?」
    「ひっ…す、すみません…探しているものって、これ…ですか?」
    「っ!それです!」

    必死に探している時に声をかけられ
    つい声を荒げてしまったから
    声をかけてくれた彼…そう、グレイくんを怯えさせてしまった。
    今となっては当時の自分を殴りたいくらい
    酷いことをしちゃったな…ま、それは置いといて。
    とにかく見つかった安心感と喜びから
    思わずグレイくんの手を取って、ぎゅっと握ってしまった。

    「あなたのお陰だ!ありがとう!!」
    「ひゃっ…ど、どういたしまして…?」
    「っ〜!」

    その時、僕は気づいてしまった
    さっきは気が動転していて気づけなかったが目の前のグレイくんの可愛さに。
    まず、自信がなさそうにこちらを見つめてくる瞳は長いまつ毛で縁取られている
    そして少し頬を赤く染めているが真っ白な肌に、小さく少し分厚いさくら色の唇
    (…天使だ)

    「あの…大丈夫、ですか?」
    「!あ、あぁ…ありがとうございます…」
    「ふふ…気をつけてくださいね」

    何も喋らなくなった僕を気にしてくれたグレイくんは不安そうにこちらを見つめてくれた。
    あぁ、ダメだよ。そんな目で見ちゃ。
    でももう時は既に遅かった。
    僕はこの瞬間、恋に落ちた。
    極めつけは別れ際に微笑みながら胸の前で小さく手を振ってくれた仕草だった。

    (勘違いなんかじゃない、グレイくんも僕のことが好きなんだ…!)

    そう確信した僕は、彼が身につけていた服がエリオスの制服だと思い出したためホームページから天使の名前を見つけ出した。
    そこからの行動は早かった。
    SNSをフォローし(中々更新されない)、どのあたりをパトロールしているかなどを細かくチェックした。
    だからこそ、癪に障るやつも必然と現れたのだ。
    皮肉にも、そいつはグレイくんの写真をよく載せてくれるやつだった。
    手元に僕の天使であるグレイくんが残るのは嬉しいが、それを撮ったのがアイツだとなるとまあ面白くない。
    だから僕は考えたんだ。
    グレイくんを独り占めする取っておきの策を。






    「あ…この前の、」
    「覚えててくれたんですね!あの時はありがとうございました!」
    「い、いえいえ…!」

    まず、偶然を装いグレイくんがパトロールしている時間・場所に先まわりする。
    これはクリアだ。
    しかもやっぱりグレイくんは僕のことを覚えていてくれた。
    そうしたら、尚更この策は向いている。
    財布を拾ってくれたお礼、と言うときっと僕の作ったカップケーキも受け取ってくれるだろう。
    それには、僕が調合した特別な薬が入っている。
    あぁ、想像しただけでも楽しみだ!!
    …おっといけない、楽しみは後に取っておかないと。
    カバンの中から、綺麗にラッピングされたカップケーキを取り出すと目の前の天使の表情がぱぁっと明るくなった。

    「わぁ…!」
    「この前のお礼です、良かったらどうぞ」
    「え…?いいんですか?」
    「えぇ、もちろん!出来れば今食べて欲しいです」
    「今、ですか?でもパトロール中なので…」
    「少しくらい大丈夫ですよ!」
    「うぅ…じゃあ、今食べます…」

    押しに弱いという情報は入手済みだ。
    やや強引ではあるものの、僕が目の前にいるときにカップケーキを渡すこともクリア。
    あとは、グレイくんが食べるだけだ。
    長くて白い指がゆっくりとラッピングを解くと、グレイくんは控えめな唇を少し開き、カップケーキの上のクリームから1口ぱくりと食べた。
    あぁ、可哀想なグレイくん。何も知らないで毒林檎を食べてしまった、かの有名な童話の少女のようだ。
    でも、これからは僕の手の内に入るから今よりもっと幸せになるだろう。

    「すごく、おいしいです…!」
    「ふふ、そっか…後でケーキのカップに書いてある僕の家まで来なさい。」
    「…え?」
    「はは!独り言だよ、じゃあね。グレイ・リヴァースくん。」
    「は、はぁ…」

    そして、最後のミッションであった命令も無事クリア出来た。
    さて、あとは家に帰り、グレイくんを待つだけだ。
    なぜ命令をしたかって?
    僕が調合した薬には、少しだけサブスタンスを混ぜてある。
    それは【どんな命令にも従ってしまう】効果のあるサブスタンスだ。
    さらに媚薬を混ぜ、グレイくんが命令を聞く度に彼の感度が増していくように配合した。
    こんなにも理系の学部に進学して良かったと思ったことはなかった。
    サブスタンスを無断で使用することは違法なのだが、そんなことなんてもうどうでもよかった。
    グレイくんがもうすぐ…いや、もう僕のものになったんだから。

    「待ってるね、グレイくん」







    家に着いてから、少しだけ仕事の書類を整理したり部屋を掃除していると
    インターホンが鳴り響いた。
    最近ネットで何かを買った訳では無いので、思い当たる節は1つしか無かった。
    ガチャ、とドアを開けると僕の予想通り
    制服ではない、恐らく私服のグレイくんが目の前に立っていた。

    「どうしたの?」

    全てを知っている僕は、わざとグレイくんにそう声をかけた。
    でも当の本人は戸惑った顔を見せていた。
    そうだよね、何で来たか分からないもんね!
    自分の意志はそこにないから、何も言えないんだろう。
    いつもより不安そうな顔もすごく可愛い。
    とりあえず僕の、いや僕たちの家に入ってもらおう。

    「入って」
    「い、…はい」

    嫌って言おうとしたのかな?
    ダメだよ、僕たちの家なのに拒否しちゃ。
    でも僕の命令は絶対になっちゃったからグレイくんは大人しく足を踏み入れてくれた。
    そのまま靴を脱ぎ、僕の後ろについてくる。
    そして、新品のベッドが置いてある寝室へ連れて行ってあげた。

    「っ、!」
    「どうしたの?グレイくん?」
    「ぼ、僕…帰ります」
    「帰るな、これは命令だよ」
    「うぅ…いや、だ…」

    何をするのか察してしまったグレイくんは
    ここから去ることを望んだ。
    どうして?
    僕のこと好きなはずなのに…
    すかさず、僕は命令を出した。
    すると、口では嫌と言っているものの体は来た道を引き返さないままだった。
    あぁ、我ながら素晴らしい薬を開発してしまった!
    そのまま、ベッドに座るよう命令しその横に僕が座った。
    今にも泣きそうなその顔は、僕をそそるばかりだった。

    「ふふ、楽しみだね!」
    「や…こわい…っ」
    「いいかい、これからは僕を拒否しちゃダメだよ」
    「っ…」

    こくり、と頷いたグレイくんを確認してすぐ
    出会った時から魅惑的だと思っていた唇を奪った。

    「んっ!…っふ、ぅ」
    「はぁ、可愛いねぇ…」

    慣れていない僕はAVの見よう見まねで
    グレイくんの唇に吸い付いた。
    ぎゅっと目を瞑ってしまっているから少し残念だけど、とても気持ちよさそうだ!
    しばらくしてから顔を離してみると、僕とグレイくん自身の唾液で艶やかになった唇は、芸術品のように美しかった。
    その光景があまりに目に毒で、ほぼ衝動的に横に座っていた彼の身体を押し倒した。
    それと同時に、彼の瞳から涙が一筋流れた。

    (あぁ、僕のために泣いてくれている…美しい)

    手で両頬を挟むようにグレイくんの顔を固定し、流れた涙の跡を辿るように頬を舐めた。

    「ひ、ぅ…!や、…っ」
    「はぁ、おいしい…!」
    「んんっ、」
    「グレイくん、僕の可愛いグレイくん…」
    「っ〜!び、びりーくん…!助けっ、んんっ!」
    「アイツ…ビリー・ワイズの名前を出すな」
    「ひっ…!」

    忌々しいアイツの名前を出すなんて、なんて悪い子なんだ!
    命令したからもう大丈夫だと思うけど、悪い子にはお仕置が必要だ。
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    DOODLE寝ている彼とアイマスク (ビリグレ)

    昨日の特別配信2部のネタバレ?あり。
    付き合ってるビリグレです。
    ちょっと可愛らしいお話にしてみました。
    短いです。
    ゲーム内のボスを倒し、グレイは「ふぅ」と一息ついた。
    しばらく同じ体勢だった体は凝り固まっていたので、それを解すように体を伸ばし、関節の骨をぽきぽき鳴らす。
    時計を見ると、日を跨ぎ時刻は1時を指していた。

    「明日は…朝からパトロールか、寝なきゃ…」

    以前、寝不足で体調を崩してからは睡眠時間の確保に気を使うようになった。
    とはいえ、今日は少し遅くなってしまったなとグレイは心の中で小さな反省をした。
    このままネガティブな気持ちになってしまうのも良くない、とルームメイトであり恋人でもあるオレンジ髪の彼によく言われているため、気持ちを切り替えて、その彼に一言声をかけてから寝よう、と隣の整理整頓された部屋をちらっと見てみる。
    すると、彼は既にベッドに横たわっていた。
    いつもはこの時間でも起きていて、いそいそと情報集めをしているのだが。

    (今日は疲れちゃったのかな…)

    実を言うと、グレイはあまり彼、もといビリーの寝顔を見たことがなかった。
    もしかしてこれ、チャンスなのでは?とグレイの心の中に興味心がうずうずと湧いてしまった。
    そうとなれば、意外にも行動は早かった。
    そっと、ビリーを起こさな 1368