CPP セレナーデ 誕生日「セレナーデ!誕生日おめでとう!!」
錠前達ほかのプリキュアに呼ばれた時刻に予定の場所への扉を開けると1番に祝いの言葉が飛んでくる
そういえば私誕生日だったんだ
自分でもあまり気にしてないなかった事象へのサプライズにぽかんとその場に立ったままになってしまう
「セレナーデ?」
「!わ、ありがとう!びっくり…しすぎちゃった!」
「ふふん!サプライズ成功ね!」
「セレナーデ誕生日おめでとう、サプライズだからって言うのが遅くなっちゃってごめんね?ほら荷物置いて手洗っておいで」
「セレナーデさんお誕生日おめでとう!ケーキもご飯もたくさん用意してあるよ!」
「ゆーちゃんがケーキ、私となしなでいろんなお店の納豆巻き買ってきたの」
錠前、わかめだ、ユーロに祝いの言葉を貰い言われた通りに水道へと向かう
日常において楽しいという気持ちは常に持っていても自分でも気づいていない心のどこかに影のあったセレナーデ、自分の誕生日を祝うなんて……鏡に映る自分を見つけ、きゅっと無意識に胸の近くに手を当てる
どこか恥ずかしいようなでもあたたかい気持ちに包まれる
「私、こんなに幸せでいいの、かな?」
そっと小さく呟く
「生日快乐」
あまり聞きなれない発音と共にコツンと優しくを頭を小突かれる
「!くるっぽーちゃん」
共ポジの存在に気づき振り向こうとした時
「ポコー!セレナーデお誕生日おめでとうございますポコ!」
「セレナーデが主役フガ!」
小さな愛おしい妖精達にギュッと抱きつかれる
「ポコ!フガも!ありがとう〜!」
「セレナーデはやくおいでーー!」
「は〜い!!」
錠前達の呼ぶ声が聞こえポコとフガそして共ポジに1度目を向けたあと大きく返事をし、呼ばれた先へと歩き出す
「オマエたちはこれで良かったアルか?」
「うん、セレナーデは前に進むんだポコ、ちゃんといっぱい幸せになるんだポコ!」
「……?」
ポコの言葉の意味がわからないのか少し不思議そうにポコへと顔を向けるフガ
「フガもいつか」
ポコが少しだけ泣きそうな顔をしながらフガの手をぎゅっと握る
共ポジがフガとポコの頭を撫でるように軽く触れる
「我"達"はプリキュアアル」
大丈夫 そう言葉が続く気がした
「ポコ!フガ!くるっぽーちゃん!はやくこないと私がケーキ全部食べちゃうんだから〜!!」
「全部食べたら太るぞ、今行くネ!」
Happy birthday セレナーデ