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    wakame__d

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    CPP1期

    CPP 第5話カラフルPOP★プリキュア
    第5話「波が奏でる旋律」

    「なしなー!ポコかれーらいすが食べてみたいんだポコ!」
    テレビには子供たちがスプーンを上手に使い美味しそうにカレーライスを食べるCMが流れる
    そしてそれを眺め目を輝かせて錠前へポコがお願いをする
    「カレー?」
    「ポコ!」

    「カ、カレーね、もちろんワタシに任せて」

    〜〜〜〜〜〜〜〜
    凝ったものさえ作ろうと思わなければカレーライスは初心者向け料理。なんなら大半の人は調理実習などでも作る機会が多くあるはず、ただせっかくならポコ達には初めてのカレーライスは美味しいもの食べて欲しいと思った…から1人では不安だと2人を呼んだのに。


    「まさかカレーライスすらまともに作れないなんてワタシ達……」

    「わねかだ!チョコを!入れようとするな!アル!!」

    「え、チョコって隠し味に使うんでしょ。」
    「それは隠す量じゃないネ。」
    まるでルーそのもののように板チョコを鍋に入れようとするわかめだとそれを必死に止めようとする共ポジの姿。

    そう、共ポジはまだまともだ、包丁自体を使い慣れているのか手際よく人参、じゃがいも、玉ねぎを切り刻んだ……全て細かくみじん切りにしたこと以外は。

    「カレーライス楽しみなんだポコ!」
    「きっととっても美味しいんだフガよ!」

    2人の妖精の輝く眼差しが痛く背中に突き刺さる。

    「美味しい?」
    最終的にわかめだがどこかへ電話をかけアドバイスを貰いつつなんとか形になったカレーライスをポコとフガに差し出す。

    もぐもぐもぐ

    「おいしーーポコ!」
    「お米とかれーのハーモニーなんだフガ!大きなお山くらい食べられそうフガ!」

    「地球には美味しいものがたくさんなんだポコ……いつかポコリーヌ星のみんなにも食べさせてあげたいポコ。」

    「喜んで貰えたなら良かった、ポコリーヌ星……ポコとフガの故郷だっけ?」

    「そうだポコ!」
    「なしなもクレソンも共ポジもいつか一緒に行くポコ!」
    カレーを食べてご機嫌なのか嬉しそうにポコリーヌ星の話をするポコ。

    ピンピーン
    突然玄関のチャイムが鳴る 。

    「あれ何か頼んでたっけ、、はーーい!」

    「こんばんは!!
    もうっ!フガもポコもいつになっても私のこと迎えに来てくれないし、美味しそうな良い匂いもするから来ちゃった〜☆」

    ドアの前にはチョコミントを思わせるミントブルーの可愛らしい髪色をして2つのお団子をクマ耳のようにヘアアレンジした少女?の姿。

    「ポコ?!なんでキミがここ
    「オマエは!納豆テロ女岩波セレナーデ!!!」」


    ポコが言葉を言い切る前に共ポジが声を上げきる。

    「ひどいよくるっぽーちゃん!私は幸せのお裾分けをしてるだけのなのにっ!」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    「この子も……プリキュアなの?」
    「そうだポコ!それにセレナーデはポコとフガと同じポコリーヌ星から来たんだポコ!」

    「カレーライス美味しいね〜〜地球って美味しいものがたくさんあって私大好き〜〜〜!」

    もぐもぐとカレーを口いっぱいに頬張るセレナーデとそのセレナーデをじっと睨む共ポジ。

    「共ポもセレナーデのこと知ってたなら教えてくれれば良かったのに。」
    「コイツがプリキュアなのは知らなかったネ、大学で無駄に絡んでくる変なやつアル。」

    「ごちそうさまでしたーー!とっても美味しかったよ〜〜!」

    (悪い子では無さそうだけど)
    ふとポコとフガ、セレナーデを見る。
    「同じポコリーヌ星人でもセレナーデは私達とほんとんど変わらないんだね。」
    わかめだも同じことを思っていたのか疑問を声に出す。

    まさに妖精というような姿のポコとフガと違いセレナーデはただの人間と変わらない姿をしている。

    「えへへ、そうかな〜?でも私もちゃんと地球の人と違うとこあるんだよ?ほら!」

    『あなたの心もセレナーデ〜♪』

    光り輝くプリキュアへの変身と共に
    はらりと髪でできた団子を解いたその中から出てきたのは髪と同じくミントブルーの色をした柔らかそうな可愛らしいクマのような耳。

    「わあぁ!」
    「かわいい。」
    「ケモ…耳アル!!」

    「それ本物なの?」
    「触ってみる〜?」
    「いいの!?」

    初対面だということも忘れてセレナーデのその耳に興味を奪われるなしな達。

    「し、失礼します…!」
    ぷにっ
    「はっ!」
    倒れるなしな
    「できたての、すあま!」

    「ちょっとなしな、耳に触ったくらいでそんなになるわけないじゃん大袈裟にやめてよ
    ……お願いします」
    むにっ
    「う!!」
    「宇宙…はんぺん…!」

    意味のわからない言葉を残し倒れる2人

    「わ、我はいいアル、耳に興味なんてないネ!」

    後ろずさる共ポジをいつの間に復活したのか2人が掴む
    「共ポもいこっか?」
    「なんならケモ耳とか1番興味示してたよね?」


    まくっ
    「これが……真理。」

    そう言葉を残し共ポジも地面に倒れ伏す。

    「あれ〜みんなどうしたのー?」
    「みんながちゃんと光のプリキュアとして戦ってくれてるか監査するのが私の役目なの〜!!だからこれからよろしくね〜〜!」

    「セレナーデ誰も聞こえてないポコ。」
    「大事なことは最初に言わないと駄目なんだフガ。」





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