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    花子。

    @tyanposo_hanako
    絵や文を気分で楽しんでいます。

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    花子。

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    まだ付き合ってなかったひよジュンの関係が変わる話。超短文。
    珍しく少しだけ日和の方が切羽詰まってる感じも好き。

    #ひよジュン
    Hiyojun

    おひいさんに押し倒されている。
    いつものアホみたいな笑顔はナリを潜めて、いつか見た怖いくらいの真顔とも違う、オレの知らない感情を浮かべた顔で見つめてくる。
    ソファの上でオレに跨って、逃がさない、って言ってるみたいに顔の真横に左手をついて、反対の手でオレの手首を掴んでいる。
    ……ほんの少しだけ、その手が震えているのが伝わってきて、察しの悪いオレでも流石にこの行動の意図くらいは読み取れた。
    わからないのは理由だけ。いろんな『なんで?』がぐるぐる回って上手く言葉がまとまらない。
    「……きみが、」
    おひいさんが絞り出すみたいにしてようやく発した声はそれはもう可哀想なくらいに震えていて、おひいさん自身もそれを気にしてか再び黙り込んでしまった。
    ……オレが、何ですか。別に逃げたりしませんし、ゆっくりでいいんで教えてくださいよ。
    そう言いたくても、気が動転しちまってカラッカラの口ではおひいさんと同じことになりそうだったんで、自由な方の手をおひいさんの背中にそっと回して宥めるみいにさすってみた。
    おひいさんは一瞬ビクリと肩を震わせたあと、脱力してオレの胸元に項垂れるみたいに頭を預けるとポソリと小さな声で呟いた。
    「……きみが好き」
    ……まぁ、こんなことをしでかす理由なんてそれくらいしか思いつかなかったから、ある程度予想はしてましたよ。
    オレの心臓がバクバクと暴れてる理由も多分あんたと同じなんで、早いとこ返事を伝えてさっきの続きになだれ込むとしますかねぇ。
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    花子。

    MEMOひよジュンゲームブックの余談というか、書いた感想です。
    そんなに大した話ではないですが、こんなこと意識した〜とか、ここ気に入ってる〜とか、インスピレーション元の別作品や国などちょっとした話をまとめました。ふーんと思って頂ければ幸いです。
    とても読みづらいです。
    ゲームブック余談番号で書き進めています、行ったり戻ったりが激しいです
    ルート分岐図かpixivを見ながらでないと何言ってるかわからない不親切仕様です、すみません


    ・ゲームブックにした理由
    最初はゲームブックじゃなくて普通に一本道の、色んな国から国へ逃げていく話を書いてたのですが……けっこういろんな話を思いついて
    私どちらかというと、二人がなんらかの関係に至るまで、付き合うまでの過程が主食でして
    だからいろんな逃げるパターンを書くのが楽しくて筆が乗ってきたら、いろんな再会のパターンができてしまった
    再会って一回がいいじゃないですか。ひとつの物語の中では。また逃げて再会して〜を繰り返してもいいけど……
    あと、再会させたいという気持ちと、二度と会えなくてもお話として美味しいな……の気持ちがぶつかり、それも両立はできないので、じゃあいっそ分岐にするか!と
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    花子。

    MOURNINGタイトルとは裏腹に暗め。完結まで書いてませんが一応ハピエンのつもりです。
    両片想いひよジュン♀に酒の間違いで子供が出来てしまいジュンちゃんが逃げる話。子どもも出ます、オリジナルで名前も付けてます。途中からただのプロットになります。何でも許せる人のみどうぞ。
    一年くらい前からちまちま書いてたんですけど、地の文をつける気力がなくて完成するか謎なので……
    ひだまり家族ジュンくん、こっちにおいで。
    家の集まりだか何だかで珍しく酒が入って酔っぱらったおひいさんがマンションを訪ねてきたかと思えば、やや不機嫌そうな声で私を呼ぶ。おいでって……ここ、私の部屋なんすけど。まぁこういう時は下手に逆らわないに限る。
    相当飲まされたのか、ちょっとフラフラしてる。ミネラルウォーターのペットボトルだけ持って大人しくついて行くと、そこは寝室で。
    ああ、眠いんすかねぇなんて……何の危機感も抱かずにおひいさんの後に続いてのこのこ入る。扉を閉めて振り向いた瞬間、力強く腕を引かれてベッドに引きずり込まれた。ベコッと投げ出されたペットボトルが床かどっかに当たってへこむ音がする。服の上から胸のふくらみを撫でられて、何をされようとしているのか察した私は慌てて腕を振り回す。
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