行き違いや誤解で黒死牟(巌勝)に翻弄されちゃう無惨様 さて、あの遊園地事件をきっかけに正式に付き合うようになったわけだが、あの事件の完璧すぎる立ち回りを見ても解るように黒死牟はなかなかの策士である。
自分の思い出の遊園地を守る為に主である自分まで謀って大博打に出る度胸があり、その上、話題の発端になったテレビの取材も黒死牟の持ち込み企画だった。
そりゃそうだろう。あんな寂れた遊園地に都合良く在京キー局のニュース番組が取材に来るはずなどない。
ロマンティックなムードになった観覧車も、黒死牟が熱心に写真を撮っていたのは周辺環境を写真に残す為だったそうだ。ちょっと気分が盛り上がった自分が馬鹿みたいである。
そんな黒死牟の努力の甲斐があり、産廃処理施設計画は無事白紙となり、その上「あの鬼舞辻議員が秘書とデートしていた遊園地」として、ちょっとした観光スポットになって繁盛しているようだ。
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