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    くまだ

    @enbun_yum

    文章のみです。主に、ぴくしぶにあげられないような、書きかけて力尽きたもの、短すぎるものを投稿します。

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    くまだ

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    思いついた萌えを吐き出したかっただけなので、文は雑です

    #モブ霊
    MobRei

    モブくんがゴムつけるのを師匠が邪魔してくる話。 師匠はいつも、僕がコンドームをつけている最中にちょっかいをかけてくる。脇腹を指先でくすぐってきたり、うなじを舌でなぞってきたり、口の端のもどかしい位置にキスをしてきたり。
     そんなことをされてしまうと、元々器用ではない手元は更に狂って、どうにもうまく装着が出来なくなってしまう。
     こんな時ばかりじゃれてくる師匠は、鬱陶しいと思いきや、実のところすごく可愛い。でも、早く先に進みたい僕としては、とてももどかしくもある。
     そんな僕の気持ちを知っているはずの師匠は、追い打ちをかけるように可愛い音を立ててキスをしてくる。
    「モブ」
     低くて優しくて、熱のこもった声が鼓膜を震わせる。そんな声で呼ばれると、とっくに限界まで張り詰めた僕の下半身は切なく痛んだ。
    「ししょ………」
     忍耐の許容範囲を超えてしまった僕は、どうしたらいいかわからなくて情けない声を出してしまう。
    「もう、これ、つけられないです……」
     半透明の薄い膜は、手のひらの上でぐしゃぐしゃになってうずくまっていた。まるで、何かの生き物の抜け殻みたいだ。
    「あーあ、こんなにしちまって」
    「……アンタのせいだろ」
     そんな風に返しながらも、早く最奥まで繋がり合いたい僕の声は震えている。焦燥感で心臓をバクバクと鳴らしながら、僕は師匠の手首を掴む。すると師匠の手首の血管から、彼の早い脈動が伝わってきた。
     この人だって興奮していて、とっくに待ちきれなくなってるんだ。
     そう思うと、焦燥よりもずっと強い劣情が、ドロドロと僕の中に込み上げてくる。
    「ねぇ、師匠……」
     僕は師匠にぐしゃぐしゃな抜け殻を渡すと、そのまま手を引いて、熱く脈打つそこに触れさせた。
    「それ、僕につけて」

    〈おわり〉
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    humi0312

    DONE2236、社会人になって新生活を始めたモブくんが、師匠と通話する話。
    cp感薄めだけれどモブ霊のつもりで書いています。
    シテイシティさんのお題作品です。

    故郷は、
    遠くにありて思うもの『そっちはどうだ』
     スマートフォン越しの声が抽象的にしかなりようのない質問を投げかけて、茂夫はどう答えるか考える。
    「やること多くて寝るのが遅くなってるけど、元気ですよ。生活するのって、分かってたけど大変ですね」
     笑い声とともに、そうだろうと返って来る。疲労はあれ、精神的にはまだ余裕があることが、声から伝わったのだろう。
    『飯作ってる?』
    「ごはんとお味噌汁は作りましたよ。玉ねぎと卵で。主菜は買っちゃいますけど」
    『いいじゃん、十分。あとトマトくらい切れば』
    「トマトかあ」
    『葉野菜よりか保つからさ』
     仕事が研修期間のうちに生活に慣れるよう、一人暮らしの細々としたことを教えたのは、長らくそうであったように霊幻だった。利便性と防犯面を兼ね備えた物件の見極め方に始まり、コインランドリーの活用法、面倒にならない収納の仕方。食事と清潔さは体調に直結するからと、新鮮なレタスを茎から判別する方法、野菜をたくさん採るには汁物が手軽なこと、生ゴミを出すのだけは忘れないよう習慣づけること、部屋の掃除は適当でも水回りはきちんとすべきこと、交換が簡単なボックスシーツ、スーツの手入れについては物のついでに、実にまめまめしいことこの上ない。
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