バニーボーイな先生が可愛いけど!ある日、タルタリヤが帰宅するとなんとも言えない複雑そうな表情をした鍾離がいた。
何かあったの?と優しく尋ねると、鍾離はソファを促して今日あったことを打ち明けた。
「……娼館で働くことになった?」
「そういう契約で、」
「契約って言えばなんでもありか璃月!」
噛み付くように叫んだ。
何だ、娼館って。いや意味は分かる。どこの国にもそういう文化はあるものだ。
だが、そこで既婚者かつ男性かつ身持ちの硬い鍾離が働く意味が分からない。
「やだよ!ヤダヤダヤダーッ!!!先生の身体を他の男が見るなんて許さない!女でも許さない!何がどうしてそうなるの!?」
「順を追って説明するから落ち着いてくれ」
「お嫁さんの貞操の危機に落ち着ける夫がいるか!」
3177