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    himeka_hp

    @himeka_hp

    ヒュンポプ中心に書いてます。
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    himeka_hp

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    キスの日というわけでですね!!

    短いお話ですが!!
    ヒュンポプちゅっちゅすればいいよ!!

    #ヒュンポプ
    hyunpop

    【甘いキスの日】ヒュンポプ「なー、ヒュンケル」
    「なんだ?」

    振り返ったヒュンケルの傍に近づき、そっと唇を押し当てる。
    すると、ポカン、とした表情でこちらを見ているヒュンケルに、ぶは!と笑って、ぱ、と離れた。

    「ポップからしてくれるなんて珍しいな」
    「今日だけ、だかんな?」

    首を傾げて見上げると、不満そうな顔のヒュンケルが、腰を抱き寄せてきて膝に座らされる。
    近い距離に恥ずかしくてぐいぐいと押し返すけど、力は強くて離れられない。

    「もっとしてくれ」
    「やーだね」

    気づいてないのか、未だに不満そうな顔をしている。
    それが、なんだか可愛くて、仕方ない。
    ぎゅ、思わず抱きつくと、回された腕に抱きしめられて、ぐい、と顔を手で覆われて、唇に温もり。

    「ん…」

    ちゅ、ちゅ、と何度か啄むかのように唇を食まれて、それにふにゃ、と力が抜けてしまう。
    きゅ、としがみついて、とろりとした瞳で見上げれば、ぎらりとした瞳とかち合い、離れようとした瞬間に、噛み付くような口付けに変わった。

    「ふ、ん…っん…ぁっ」
    「は…」

    唇を舌でこじ開けられて、口内に熱い舌が侵入してくる。その熱さに、びくり、と身体が震えてしまうが、舌はそのまま舐めるように歯列をなぞって行き、綺麗に舐めていく。伸ばされた舌は、縮こまっていた、舌を引きずり出されてしまい、絡め取られてしまった。

    「ふ、ぁ…っ、やぁ…っ」
    「ん、まだ…」

    舌で上顎を舐められて、ゾワゾワと快感が走り抜けていき、離してもらおうと強請って、手でバンバンと腕を叩いても、抱かれた腰の強さは弱まらない。
    むしろ、もっと力は強くなって、絡め取られてた舌も、更に口内を蹂躙して行く。

    「は、ゃ、あ…っ、も、やらっ」

    ちゅく、と水音が響いて、恥ずかしくて堪らないのも、身体を駆け抜ける快感にも、どうしたらいいのか分からなくて、しがみつくだけ。
    息が苦しくなって、思考も霞んできて、身体も熱く火照ってくる。じわりじわりと熱が身体を蝕んでいく。
    そうして、身体の力が抜ける頃に、ようやく唇が離された。

    「んっふ…ぁ…、は…っ」

    とろり、と熱を孕んだ瞳で見上げれば、ヒュンケルはふ、と笑って、最後とばかりに、ちゅ、と口付けられた。

    「…ばか…!」
    「先にしてきたのポップだが?」
    「そうだけど…」

    むう、とむくれた顔で見つめたら、ぽんぽんと頭を撫でられて、優しく髪を梳かれて、ぽかんとしていたら、顔を近づけられる。

    「今日は、キスの日、なんだろう?」

    そう囁いたヒュンケルの顔は、イタズラっぽくて、小さく「意地悪ぃな」と呟いた。
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    DONEポイピクさん、テキストも投稿できることにはじめて気づきました…。平和になった世界でのヒュンポプ。ヒュンケルがパプニカを去る日、ポップがヒュンケルに渡したものは…(同人誌からの再録です)水と石の歌


     絶えまなく落下しつづける水の音が、次第に近づいてくる。
     密に茂った樹々の枝をかきわけながら、急な斜面を慎重にくだる。
     やがて目前に、つややかに黒い岩の上を幾重にも分かれて流れ落ちる滝が、姿をあらわした。
     両岸から投げかけられた大きな腕のような梢に守られ、鬱蒼と暗いなかに、水だけは光のように白く流れ落ちていた。
     水面からは、飛沫が霧のようにたちのぼる。
     近づくほどに、落下する水の轟きだけが、身体中を満たす。
     響きにひかれるままに、ここまで来てしまった。
     幼い頃も、遠くこの音を聴いていた。
     石の床に横たわり、見えない水の音を聞きながら眠った。
     触れると滲みだした地下水が冷たく指をぬらした、地底の城の壁の感触がふいに甦る。
     ヒュンケルは、流れに踏み込んだ。水面に突き出した岩を渡り、全ての思考を吹き飛ばすような轟音のなか、豊かに流れ落ちる水に手をのばした。
     水は、激しくヒュンケルの手のひらを打つ。決してとどまることなく。
     ああ、そうだ。こんな場所がいいかもしれない。
     暗い滝を過ぎ、光あるほうへ走り出す水が歌う場所。
     ヒュンケルは水に濡れた手で、首か 4483