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    himeka_hp

    @himeka_hp

    ヒュンポプ中心に書いてます。
    18歳未満の方は御遠慮くださいませー!!

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    himeka_hp

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    キスの日というわけでですね!!

    短いお話ですが!!
    ヒュンポプちゅっちゅすればいいよ!!

    #ヒュンポプ
    hyunpop

    【甘いキスの日】ヒュンポプ「なー、ヒュンケル」
    「なんだ?」

    振り返ったヒュンケルの傍に近づき、そっと唇を押し当てる。
    すると、ポカン、とした表情でこちらを見ているヒュンケルに、ぶは!と笑って、ぱ、と離れた。

    「ポップからしてくれるなんて珍しいな」
    「今日だけ、だかんな?」

    首を傾げて見上げると、不満そうな顔のヒュンケルが、腰を抱き寄せてきて膝に座らされる。
    近い距離に恥ずかしくてぐいぐいと押し返すけど、力は強くて離れられない。

    「もっとしてくれ」
    「やーだね」

    気づいてないのか、未だに不満そうな顔をしている。
    それが、なんだか可愛くて、仕方ない。
    ぎゅ、思わず抱きつくと、回された腕に抱きしめられて、ぐい、と顔を手で覆われて、唇に温もり。

    「ん…」

    ちゅ、ちゅ、と何度か啄むかのように唇を食まれて、それにふにゃ、と力が抜けてしまう。
    きゅ、としがみついて、とろりとした瞳で見上げれば、ぎらりとした瞳とかち合い、離れようとした瞬間に、噛み付くような口付けに変わった。

    「ふ、ん…っん…ぁっ」
    「は…」

    唇を舌でこじ開けられて、口内に熱い舌が侵入してくる。その熱さに、びくり、と身体が震えてしまうが、舌はそのまま舐めるように歯列をなぞって行き、綺麗に舐めていく。伸ばされた舌は、縮こまっていた、舌を引きずり出されてしまい、絡め取られてしまった。

    「ふ、ぁ…っ、やぁ…っ」
    「ん、まだ…」

    舌で上顎を舐められて、ゾワゾワと快感が走り抜けていき、離してもらおうと強請って、手でバンバンと腕を叩いても、抱かれた腰の強さは弱まらない。
    むしろ、もっと力は強くなって、絡め取られてた舌も、更に口内を蹂躙して行く。

    「は、ゃ、あ…っ、も、やらっ」

    ちゅく、と水音が響いて、恥ずかしくて堪らないのも、身体を駆け抜ける快感にも、どうしたらいいのか分からなくて、しがみつくだけ。
    息が苦しくなって、思考も霞んできて、身体も熱く火照ってくる。じわりじわりと熱が身体を蝕んでいく。
    そうして、身体の力が抜ける頃に、ようやく唇が離された。

    「んっふ…ぁ…、は…っ」

    とろり、と熱を孕んだ瞳で見上げれば、ヒュンケルはふ、と笑って、最後とばかりに、ちゅ、と口付けられた。

    「…ばか…!」
    「先にしてきたのポップだが?」
    「そうだけど…」

    むう、とむくれた顔で見つめたら、ぽんぽんと頭を撫でられて、優しく髪を梳かれて、ぽかんとしていたら、顔を近づけられる。

    「今日は、キスの日、なんだろう?」

    そう囁いたヒュンケルの顔は、イタズラっぽくて、小さく「意地悪ぃな」と呟いた。
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    MEMOお題を使っていつか漫画に出来たらいいなをメモのようにしていくことにした

    【滴】
    ぱらぱらと窓を叩く音に気がつき、机にかじりついていた頭をあげる。作業に没頭して気が付かなかったが、いつの間にか空は薄暗くなっていた。

    「雨か…」

    窓に近づいて空を眺め、ふと視線を落とすと人影がある。いつから居たのだろう。自室の窓から見えるのはパプニカの城にある小さな庭だ。人は滅多に来ないのだが……今は見知った白い頭が見えた。

    そういえばこの国の復興祭がある時期だった。何年経とうと思うことはあるのだろう。

    独りで居たいなら、そっとしておいてやろうか――――

    そう思うも、窓から離れられず視線を外すこともできない、そんな自分に舌打ちをする。

    ああ――――まったくこれだから

    窓を開け、まだ止みそうにない雨が室内を侵食するのを気にせず飛び降りた。




    「そんなに濡れる程、雨が好きなのかおまえ」

    窓から見た位置から移動もしない相手に声をかけると、振り返るそいつの髪や服は、水気を含んでしっとりとしていた。

    「――――ポップか」
    いつものように答える声は、ただいつもより沈んでいるようだ。
    「どうした、こんな所に来て。雨に濡れるぞ」
    「すでに濡れてんのそっちだろ」
    「風邪をひく」
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