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    しろ🐾

    @shiro222lux_noc

    20↑ / 腐 /今は主に🌈enの🔮に狂ってる/ 🐏🔮&🔮🐏

    ベッター:https://privatter.net/u/shiro222lux_noc
    表紙つき新書SSの画像か、行間が空いていない横書きで読めます。

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    🐏🔮ブチ切れてる人と踏んでほしい人
    ※一緒に住んでる

    #PsyBorg

    Perfection「はぁあ?」
     久々に『頭に血が上る』という感覚を味わった。
     いや、頭だけじゃなくて、身体全体が反応をするくらいだったかもしれない。
    「ふー……」
     妙に俯瞰気味にそんなことを考えながら、細く息を吐いてキーボードからゆっくりと手を放す。普通に冷静だけど、別にそんなことしないけど——でも、衝動がないわけじゃないのも、自覚はしていた。何かを叩く前に席を立ってキッチンに向かう。どこかのクソビッチのせいで自分のものを壊したくなんてないし。
     ほら、これってすごく冷静に判断できてない?まぁ、俺は大人だからね。
    「……」
     ドアを開ける勢いや、廊下を下る足音は、ちょっとだけいつもよりも乱雑だったかもしれないけど。
     ケトルでお湯を沸かしてる間に、甘いものを口に入れたくて冷蔵庫をのぞく。なにか、ちょうど良いものはないかな。気分があがるような、癒やしてくれるようなものは…………なにもないや。
    「ん……」
     変な頭痛がし始めたと思ったら息を止めていたのに気がついて、冷蔵庫を開けたまま、大きく息をする。
     なにかを食べるのは諦めて、オレンジジュースのパックを取って、グラスに注ぐ。
     グラスの半分までいれてから、手に取る。口元に持って行くと、思考が途切れたせいか、抑えていた怒りがふつふつと沸いてくる。
     いや、別にあんなことでキレたりしないけど。でもなんなの、さっきの奴。pvpじゃあ失礼なクソガキの煽りなんて慣れてるつもりだけどさぁ、
    「――完璧だな」
    「え?」
     グツグツと頭の中で言葉を煮込んでいると、ふぅふぅちゃんの声が少し離れたところで聞こえた。
     顔をあげると、キッチンの入り口のところに手をかけて、空いた手で胸を抑えながら、ふぅふぅちゃんが大げさにため息をついてた。
    「……なに?」
    「そうとしか言いようがない。なんでそんなに完璧なんだ」
    「は?」
     意味がわからなくて、ついそっけない言い方になってしまったけど、ふぅふぅちゃんは気にするでもなく、ほら、と俺を指して少しだけ身体を横に傾ける。
    「見てみろ、そのつり上がった眉の角度!鋭い目尻……拗ねているときとはまた違って……あっその角度!いいな、めちゃくちゃいい。拗ねてるときは可愛いけど、ブチ切れている時の浮奇は最高に美しいな。完璧だ」
     もう一度、首を振りながらそう言われて、思わず口元を押さえる。なにそれ。さっきとは全然違う、熱いっていうよりも、暖かいものが身体の真ん中からじわりと手脚まで広がっていく。
    「……ふぅふぅちゃんに対して怒ってたとしても、そう思うの?」
    「うん?んー」
     ふぅふぅちゃんの頭が傾いて、目が斜め上を向く。
    「……思うだろうな。うん。
    浮奇がそこまでキレていて、俺にその顔を見る余裕があったら、多分一発で膝をつくな。そうなったら思う存分踏みつけてくれ」
    「ぶっ……」
     顔の筋肉が変に動いて、いま自分がどんな顔をしてるかわからなくなる。
    「っ……な、にいってんの」
     次に出た声は、自分で聞いてもわかるくらいに笑いが混じっていた。
    「いやあ良いものを見た。でも一瞬だったなぁ。諸行無常ってやつだな。わかるぞ」
     演技がかった話し方をやめて、ふぅふぅちゃんがニコニコしたまま近づいてきて、もう我慢できなくなって吹き出した。
    「ぶーっ……くく……ふふ……なに、なんなの?まじで意味わかんないんだけど」
    「えぇ?そうか?聞いたことないか、諸行無常」
    「そっちじゃないよ……!」
     しばらくの間、お湯が沸いたのも忘れて、目が潤むくらい笑い転げて、
     で?何をそんなに怒っていたんだ?と聞かれる頃には、もうどうでもよくなっていた。
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    nagareboshi_ss

    REHABILIThanksgivingの🐑🔮立ち絵から ご飯食べさせたいなって 一応感謝祭について調べたけどよくわかんなかった( )ので雰囲気だけ なんでも許せる方向け
    「はい、どーぞ」
    テーブルの上にはずらりと並んだ料理たち。オムライス、パスタ、ドリアなど主菜になるものからサラダやグラタン、ポテトなどの副菜系なんかも他に数種類。極めつけはショートケーキやリンゴのパイ、俺の好きなチョコのケーキまで並んでいる。

    これらすべてを作ったのは一緒に住んでいる恋人の浮奇。珍しく午前中から起きたと思ったら朝食もそれなりにせっせと料理を作り始めた。何事かとキッチンに立つ浮奇を後ろから覗いてみれば「ランチには間に合うだろうからリビングで待っててね」となにやらいつも以上に集中していた。せっかくだし邪魔しちゃ悪いかと思い、大人しくリビングのソファでゆっくり本でも読もうと腰掛けたのが数時間前。あっという間に時間は過ぎていたらしく時計の針はてっぺんを越え短針が1を指しているところだった。手に持っていた本から視線を上げ、腰を上げようとしたところで食欲を刺激する匂いが漂っていたことに気がついた。だいぶ読書に集中してしまっていたらしい。ソファから立ち上がりキッチンを覗きに行こうとしたところでパタパタとスリッパの音が近づいてきた。
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